東京から新幹線で1時間。避暑地として古くから発展してきた長野・軽井沢に、新たなラグジュアリーホテル「ESSENCE KARUIZAWA」が2026年7月に開業しました。

“ありのままへ、還る旅。”をコンセプトに、森に滞在する感覚で過ごせるホテル。宿泊したPrecious.jpライターの感想を交え、お伝えいたします。

ゆるやかに自然と一体になっていくホテル「ESSENCE KARUIZAWA」

肉_1,軽井沢_1,旅行_1,国内旅行_1,東京_1
「ESSENCE KARUIZAWA」外観 Photo: Koji Fujii / TOREAL

軽井沢駅から車で10分ほどの森の中に開業した「ESSENCE KARUIZAWA」。元からあったカラマツの森を生かした建築が行われ、地形を大きく改変することなく斜面に沈みこむような佇まいです。

肉_2,軽井沢_2,旅行_2,国内旅行_2,東京_2
「ESSENCE KARUIZAWA」エントランス

「真・行・草」という日本の空間に対する美意識を元にした設計が行われており、エントランスでは都市の緊張を帯びた「真」を意識しています。回廊をつくる屋根は低く、直線的な格子は、来訪者を戸惑わせることなく、建物へと導きます。

ロビーでは、アロマ調香デザインの第一人者、齋藤智子氏による香りがお出迎え。心身がほどける「行」を体現していきます。緩やかに森とつながる客室棟は、差し込む木漏れ日や揺れる緑が、ゲストの目や心を楽しませます。

「草」は客室のテラスやレストラン前のツリーベンチなど、森の香りや光がひろがる空間。身体も心も森とひとつになる体験へ誘われます。

全室スイートルーム&サウナ付き!グリーンビューな客室をチェック

肉_3,軽井沢_3,旅行_3,国内旅行_3,東京_3
「コンフォートスイート」1泊2名1室利用(食事なし)¥100,000~、1泊2名1室利用(2食付き)¥150,000~(ともに税込)

「コンフォートスイート」はオーシャンビューならぬグリーンビューと言っていいほど、緑が濃い室内。66平方メートルの広々とした空間と、3mの高さの1枚ガラスの窓が圧倒的な景観を作り出しています。ソファにかけると、自然と外へ視線が行き、ふっと力を抜くことができます。

肉_4,軽井沢_4,旅行_4,国内旅行_4,東京_4
ベッドルーム
肉_5,軽井沢_5,旅行_5,国内旅行_5,東京_5
オリジナルルームウェア

ベッドルームはリビングのすぐ隣。開放部が広いため、リビングとシームレスに使うことができます。ベッドは「日本ベッド」の最高級クラスが導入されています。

また、「浅間石」のレリーフが静寂を演出。すべての部屋に床暖房も完備されており、寒い季節でも安心して過ごすことができます。

また、リカバリーウェアブランド「VENEX(ベネクス)」と共同開発したオリジナルルームウェアも用意されています。ナノプラチナを織り込んだ独自繊維PHTを使用したウエアは寝心地抜群でした。

肉_6,軽井沢_6,旅行_6,国内旅行_6,東京_6
「ESSENCEスイート」

「ESSENCEスイート」は84平方メートルの広さ。天井高い空間で、より広くゆったりと過ごすことができます。洗面台が2台ついているのもうれしいポイントです。

肉_7,軽井沢_7,旅行_7,国内旅行_7,東京_7
サウナ

各室についているサウナは2名で座れるサイズ。照明も温度もお好みのものに変えることができます。備え付けのサウナハットやサウナポンチョはサウナ専門ブランド「TTNE PRO SAUNNER」とのコラボアイテム。さらに塩飴が添えられている心くばりも。

肉_8,軽井沢_8,旅行_8,国内旅行_8,東京_8
浴室

浴槽には水風呂が用意されている上に、テラスへと出られるドアもついていて、森の香りを吸い込む外気浴が簡単にできるなど、全てがサウナ仕様になっています。

プライベートエリアで存分にサウナタイムを楽しめる贅沢仕様。森の解放感に「ととのう」こと間違いなしです。

そして、ミニバーのフリードリンクには、定番のコーヒーやお茶のほか、オロナミンCとポカリスエットが置いてあり、サウナタイム後の楽しみを増やしてくれます。有料のアルコールには、地元産を中心としたワイン類も。お部屋でも長野が誇るワインを味わうことができますよ。テラスで森の風を感じながらいただくのもよさそうです。

長野の味を存分に楽しめるラウンジ

肉_9,軽井沢_9,旅行_9,国内旅行_9,東京_9
ラウンジ

「こんな書斎があったなら!」と思わせる、森を眺める大きな窓がある宿泊者専用ラウンジ。10:00から23:00まで、いつでも利用できるラウンジです。ゆったりとしたソファ席と、窓へ向かうカウンター席があります。書棚やレコードもあり、手ぶらで訪れても楽しむことができる空間です。

肉_10,軽井沢_10,旅行_10,国内旅行_10,東京_10
カウンターには各種軽食とドリンクがずらり

バーカウンターには軽食やソフトドリンク、アルコールが用意されており、小腹を満たしたり、夕食前のひとときに食前酒を楽しんだりできます。こちらもドリンク類は長野を中心にしたセレクト。コーヒーはカプセルコーヒーもありますが、ミカド珈琲によるコーヒー豆を挽く体験もできます。時間がある場合は、自分で挽いた豆からゆっくり淹れて楽しんでみて。

アルコールは長野のワインだけでなく、日本酒、ウィスキー、ジンも取り揃え。充実のセレクションで、夕食後にさらに長野の味を楽しむことができます。

ミシュラン2つ星シェフ監修! 軽井沢の恵みをゆったり味わうディナー「季節を綴るお献立」

肉_11,軽井沢_11,旅行_11,国内旅行_11,東京_11
別棟になっているレストラン

レストラン棟は別棟。森の中を散策するように回廊を歩いて到着するのはミシュラン2つ星「傳(でん)」の長谷川在佑氏が監修する森と季節を味わうレストラン「SHIN」。木材を多用した内装と、オープンキッチンの活気が心地よいレストランです。

提供されるのは、日本料理を中心としながらも、軽井沢の森や四季の移ろいを感じられる創作コース「季節を綴るお献立」です。

肉_12,軽井沢_12,旅行_12,国内旅行_12,東京_12
先附「SHINからの心づけ SHIN州おやき」

先附は 「SHIN州おやき」。レストラン「SHIN」流のおやきとして、全粒粉の生地に西京味噌に漬けたフォアグラ、りんご、大根がサンドされています。濃厚なフォアグラと味噌の相性は抜群。りんごと大根の歯応えをアクセントに期待の高まる先附でした。

肉_13,軽井沢_13,旅行_13,国内旅行_13,東京_13
向附「信州サーモン 長野産チョウザメとキャビア 海苔酢 本山葵 赤芽紫蘇」
肉_14,軽井沢_14,旅行_14,国内旅行_14,東京_14
合肴「熟成鰻の揚げ浸し胡桃と茄子の田楽」

向附「信州サーモン 長野産チョウザメとキャビア 海苔酢 本山葵 赤芽紫蘇」では、6日間熟成させた信州サーモンが登場します。また、長野産のキャビアだけでなくチョウザメの身も登場。海苔酢でいただくと、香りと旨味が混然一体となり、箸が止まらなくなります。

合肴には、季節の「熟成鰻の揚げ浸し胡桃と茄子の田楽」が提供されました。クリスピーに揚げられたうなぎ、加茂なすがマグロの出汁に浸っています。長野らしいクルミペーストがボリューム感を出していました。

肉_15,軽井沢_15,旅行_15,国内旅行_15,東京_15
逸品「軽井沢大地の恵みサラダ 和食の技法をちりばめた一皿」

長谷川氏のレストラン「傳」でも評判のサラダが、「SHIN」でも逸品「軽井沢大地の恵みサラダ 和食の技法をちりばめた一皿」として登場します。

太白油や塩昆布で味付けされたリーフサラダの上に、さまざまな日本料理の技法で調理された野菜がトッピングされたサラダになっています。揚げられた白なすや蜜煮されたトマトなど、野菜の魅力が極限まで引き出されたサラダはまさに逸品でした。

強肴「信州りんご和牛フィレ焼」
強肴「信州りんご和牛フィレ焼」
煮物「甘鯛の白扇揚げ もずく竜眼酢橘」
煮物「甘鯛の白扇揚げ もずく竜眼酢橘」

強肴は「信州りんご和牛フィレ焼」。ほどけるような口どけの肉質を持つ信州りんご和牛が、わさびや塩、スパイスに加えてりんごを使ったステーキソースと共に登場します。どの調味料との組み合わせも楽しく、悩んでいる間にお肉を食べ終わってしまうほどでした。

温かい料理として煮物「甘鯛の白扇揚げ もずく竜眼酢橘」が登場します。香ばしく揚げられたキンメダイですが、身はふわふわ。かつお出汁のもずくが絡み、旨味を倍増させます。

肉_16,軽井沢_16,旅行_16,国内旅行_16,東京_16
食事「北軽井沢のきの子ごはん 赤出汁 香の物」
肉_17,軽井沢_17,旅行_17,国内旅行_17,東京_17
甘味「新生姜のムースと黒糖の葛寄せ 西瓜のゼリー」

ここまででもボリュームがたっぷりなのですが、最後に出てくる食事「北軽井沢のきの子ごはん」を外すことはできません。土鍋で炊かれたコメの品種にもこだわったきのこご飯は絶品です。

デザートは「新生姜のムースと黒糖の葛寄せ 西瓜のゼリー」。なんと、群馬産のサトウキビから作った黒糖が使われており、どこかスパイシーな黒蜜と新ショウガのさわやかな風味が抜群の調和を感じさせてくれました。

朝ごはんもボリュームたっぷり!

肉_18,軽井沢_18,旅行_18,国内旅行_18,東京_18
「SHIN」での朝食 

支配人の山嵜高志氏が「ホテルでの最後の思い出となる朝食。よい印象を残すためにたくさん出したかった」と話す、季節の食材を使った朝食は本当に盛りだくさん。まず目覚めの1杯として提供されるひと口サイズのジュースは日替わり。この日は緑茶をベースにスモモとローズマリーがアクセントになっていました。

具がゴロゴロと入った味噌汁は、地元の味噌が使われています。また、朝食にも野菜たっぷりのサラダが登場。こちらは、「SHIN」料理長 田中博氏こだわりの出汁をかけていただくサラダ。夕食とは異なる魅力を味わえます。

そして、大きなだし巻き卵や、ゆば、まぐろなどの日替わり小鉢、銀鱈幽庵焼きなど、白飯をたくさん食べたくなるおかずがたっぷり。白飯は、おかずの内容に合わせて米の品種を変えるというこだわりで、朝から食べ過ぎてしまう可能性が高いメニューになっていました。


地元食材の本格コース料理を楽しめる「ESSENCE KARUIZAWA」は、サウナ付きオーベルジュと言っても過言ではないと感じました。軽井沢駅への送迎もあるので、新幹線での旅でも安心です。ぜひ、ゆったりと別荘で過ごす感覚で滞在を楽しんでくださいね。

問い合わせ先

関連記事

この記事の執筆者
東京都在住。東京農業大学卒業後、自然体験活動に従事。2016年よりフリーランスライターに。ライフスタイル、エンタメ、レシピ作成記事などを執筆。自然環境、農林業、環境問題に明るい。好きなもの:散歩、コーヒー、アイス、チョコ。
EDIT :
小林麻美