【 今、私たちが知りたい「家の灯り」のこと】

光と影に安らぐ。オブジェとしての美しさを楽しむ。照明は、空間の印象を左右する重要なアイテム。季節の変わり目に部屋の “模様替え” をしてみませんか?

日々の暮らしを美しく彩るだけではなく、部屋の印象を大きく変えてくれる── 照明にはそんな力があります。関心が高まる今、プレシャス世代の家時間を心地よく照らし、洗練された雰囲気をつくる「灯り」に出合うためのヒントを探しました。基礎知識から、東京とパリの実例、モダンでエレガントな照明器具まで存分にお届けします。

心地いい照明のある暮らし[PARIS]キャスター・エッセイスト 雨宮塔子さん「墨グレーのランプシェードと天井の間接照明がアクセントのオープンキッチン。ここで過ごす時間が好きです」

キャスター・エッセイストの雨宮塔子さん
モノトーンの世界観が美しいオープンキッチンは、整えられたすっきりとした空間。探し求めたふたつのペンダントライトが、極上のアクセントに。このライトを、かなり低めの位置に設置しているのがポイント。
雨宮塔子さん
キャスター・エッセイスト
(あめみや・とうこ)TBSのアナウンサーとして活躍後、1999年にパリに渡り、フランス語や西洋美術史を学ぶ。2016年から3年間『NEWS23』のキャスターを務め、その後、パリに拠点を戻して執筆活動のほか、現地の情報をメディアに発信。著書に『パリに住むこと、生きること』(文藝春秋)、『パリ、この愛しい人たち』(講談社)などが。

「家が自分の理想形に近づくよう、好きな照明器具を一つひとつ選び抜いています」雨宮さん

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「部屋づくりの基点となったお気に入りの空間」というバスルームには優美なウォールランプが。ミラーも洗面台も英国製で、イングリッシュテイストで統一。

パリに渡って27年。その暮らしから生まれるエッセイでも人気の雨宮塔子さん。子供たちの巣立ちを前にした引越しを機に、心地よい住まいとインテリアのつくり方を記した著書『MY HOME︐ MY LIFE.』も注目の的です。

今の住まいは、築約150年という瀟洒なアパルトマン。インテリアデザイナーの前オーナーが好んだ鮮やかな彩りを、白やグレーの落ち着いたトーンに変更するなど本格的にリフォーム。そこに北欧やミッドセンチュリーなど、自分好みの要素を加えています。

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友人から贈られたものが気に入って、自分でも買い足したという、アルコールランプ。「ひとりで過ごす時間にも、少しムーディな気分で過ごしたい夜には灯します」

「家の照明は暗めです。パリにいるとレストランも友人の家もほの暗いところが多いから、私も暗い方が落ち着くようになりました」

キッチンを照らす光は、前オーナーから継承した間接照明に、自ら探し求めて見つけたヴィンテージの工業用ペンダントライト。白を基調にしたキッチンのモダンなアクセントになっています。
「こだわりたいポイントは、できるだけ妥協しないようにしています」

10年以上愛用するフロアライトも最近手に入れたリーディングライトもお気に入り

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ベッドルームのミッドセンチュリーの雰囲気があるウッドウォールは前オーナーから継承。「当初は自分の好みとは少し違う気がした」が、好きなライトを取り付けると、雰囲気が一変。
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リビングのフロアライト『ランパデール アン ルミエール』は「ブラックの色とフォルムに惹かれて」日本の「イデー」で購入し、10年ほど愛用。“フリッツ・ハンセン” の一人掛けソファ『フリチェア』は、グレーのファブリックに張り替えた。

ベッドルームのウッドウォールには、アートピース的なリーディングライトをアクセントに。リビングの一人掛けソファのそばに置いたのは、フランス人デザイナーが手掛けたミッドセンチュリーな気分が漂う3本脚のフロアライト。

「本を読むときも、書き物をするときも、これをつけるだけで十分なのです」

「実は、ベッドサイドのリーディングライトは様子をみるために今はひとつだけで、照明計画はまだ道半ば。自分の“好き”を大切に少しずつ整えていきたいと思っています」

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PHOTO :
富野かりん
STYLIST :
中林友紀
HAIR MAKE :
Tomoko Ohama
EDIT&WRITING :
川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)
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