美容ジャーナリストの永富千晴さんは、「メイクの印象を決めるのはポイントメイクと思われがちですが、地味すぎず派手すぎないメイクの加減を左右するのはベースメイクです」と話します。その理由を教えていただきました。
ベースメイクは「隠した感」ではなく「整った感」を引き出すのがコツ
「ベースメイクは、肌を綺麗に見せてくれるのはもちろん、ポイントメイクの仕上がりも左右します。肌の色ムラが補正されていないと、アイシャドウやチークの発色が悪くなります。色が映えないと仕上がりが地味になってしまいますし、綺麗に発色させようと重ねすぎると派手な印象に。それゆえ、メイクのバランスは難しいと感じる方が多いように思います。
もうひとつ悩ましいのが、ファンデーション選び。シミや色ムラ、毛穴といった肌のノイズをカバーしたいけれど、カバー力と厚塗り感のジャッジも難しいですよね。いまどきのファンデーションは薄づきでもカバー力が高いものが多くありますが、なんとなく薄づきだと不安に思う方も。厚塗りすると仕上がり直後は綺麗に感じられるかもしれませんが、くずれやすくなります。そこで必要になってくるのが、下地です。特に必要なのは、肌をフラットにしてくれるもの。色ムラと凹凸を整えながらファンデーションの密着ともちを高めてくれる下地がマストです。
目指したいのは、何も塗っていないような肌ではなく、“きちんとメイクしているのに厚ぼったく見えない肌”。肌のトーンが自然に整っていれば、ポイントメイクが綺麗に発色しますし、顔全体に自然とメリハリが生まれるので、結果として“地味すぎず、派手すぎない”大人らしい仕上がりにつながります。地味すぎず、派手すぎない。隠しすぎず、でもきちんと美しい。そんな絶妙なバランスこそが、大人のベースメイクの極意だと思います」(永富さん)
そこで、特に大人肌におすすめの下地とファンデーションをご紹介いただきました。
「下地は自然なフラット感と密着感を重視して、厚塗り感とくずれを回避して」(永富さん)
「下地にも定評のあるクレ・ド・ポー ボーテの新作は、乳液のように保湿力があって肌の内側をもちっとさせながらも、肌表面はベタつくことなく、毛穴レスな肌に仕上げてくれます。内側から上品に輝いて、透明感が出るので、仕込みがいのある仕上がりに大満足です。一方のKANEBOは、黄ぐすみへのアプローチが秀逸。白浮することなく透明感を引き出せます。毛穴の目立ちを押さえ込むようなピタッとした仕上がり感で、ファンデーションのもちがかなり強化されます」(永富さん)
「ファンデーションは新作の中から、なりたい印象で選ぶのがおすすめ」(永富さん)
「ファンデーションの進化は素晴らしいので、ぜひ新作の中から選んでいただきたいです。お好みで選べるように、仕上がりの印象が異なるふたつをご紹介します。ゲランのリキッドは、24Kならではの美しい輝きを放つ仕上がり。ゴールドの華やかさが、肌を生き生きとした印象に見せてくれます。SHISEIDOは、大ヒットの“美容液ファンデ”のソフトマットバージョン。毛穴をふわっとカバーしながら、柔らかい印象に仕上がります。どちらも美容液ベースで、メイクしながら高いスキンケア効果も得られます。もちろん、カバー力がありながらも薄づきで、大人の肌も満足できる品の良さを兼ね備えています」(永富さん)
ベースメイクの厚塗りは、老け見えの原因にもなります。永富さんのアドバイスを参考に、フラットに整える下地と新作ファンデーションの組み合わせで、ポイントメイクが映える肌作りを。
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。撮影はご本人によるもので、商品はすべて私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子

















