子どもっぽくならず、おしゃれなスニーカーを探すのは意外と簡単で、そのブランドの売れ筋を抑えればいいのだ。それこそ、汎用性の高いものであればコーディネートもしやすい。つまりジャケパンスタイルでも通用するわけだ。デニムやチノパン、スラックスとパンツに合わせるのがスニーカー選びの基本であるが、まずが各ブランドの定番をしっかりと抑えておくことをおすすめする。

1足あればコーデの幅が広がる! 汎用性抜群の定番スニーカー

ミリタリートレンドの定番スニーカー「ジャーマントレーナー」

左から(1191)¥19,800・(1183-80)¥23,800・(1183)¥18,800(タナカユニバーサル〈ジャーマントレーナー〉)※()内はモデル品番。
左から(1191)¥19,800・(1183-80)¥23,800・(1183)¥18,800(タナカユニバーサル〈ジャーマントレーナー〉)※()内はモデル品番。

ミリタリートレンドとして常に取り上げられてきた靴ブランド「ジャーマントレーナー」。過去にドイツ軍のオフィシャル靴として採用されてきた実績を持つスニーカーだ。移ろいゆく時代の中、そのデザインは大きく変化することがなく、どんなスタイルにも合う優れものだ。デザインのアクセントあるつま先などのスエードは、本来廃棄されるはずの部分を使用している。

世界初のデッキシューズ「スペリー トップサイダー」

左からクラウドCVO¥6,800・シーメイト¥6,800(スペリー トップサイダー)
左からクラウドCVO¥6,800・シーメイト¥6,800(スペリー トップサイダー)

デッキシューズと言えば、スペリー トップサイダーをおいて他にはないだろう。それもそのはず、1935年に世界初のデッキシューズを考案したのがそれだ。軽快な足元にふさわしい1足は、サンダルのように素足履きできる。マリンスポーツにもいいがここは敢えて街中で颯爽と歩きたいものだ。

創業140年の老舗日本ブランド「ムーンスター」

左からマッドガード¥14,000・ジムクラシック¥8,500・JGスポーツ¥17,000(ムーンスター カスタマーセンター)
左からマッドガード¥14,000・ジムクラシック¥8,500・JGスポーツ¥17,000(ムーンスター カスタマーセンター)

誰もが1回はお世話になったであろう、日本の老舗ブランド「ムーンスター」。写真からも見て取れるように、そのレトロな雰囲気がどこか懐かしさを感じさせる。作りは実に丁寧であり、国内では珍しく、非常に手間のかかるヴァルカナイズ製法(ゴム底と靴本体を接着し、硫黄を加えた釜で熱と圧力をかけるやり方)を今でも続けているブランドだ。

シティスタイルの定番スニーカー「コンバース」

左上から時計回りにジャックパーセル ゴアテックス®︎ R¥15,000・LEA ジャックパーセル¥9,500・LEA オールスター HI¥9,500・キャンバス オールスター HI¥5,800(コンバースインフォメーションセンター)
左上から時計回りにジャックパーセル ゴアテックス®︎ R¥15,000・LEA ジャックパーセル¥9,500・LEA オールスター HI¥9,500・キャンバス オールスター HI¥5,800(コンバースインフォメーションセンター)

現代のスニーカーの代名詞といってもいいぐらい巷に溢れている「コンバース」のスニーカー。定番のジャックパーセルやオールスターのハイカットをはじめ、提案するアイテムの全てが実にシンプルである。シンプルなスニーカーであるからこそ、コーディネートを選ばず履くことができるのだ。若返りを狙ってジャケパンスタイルに合わせたり、攻めたスーツの着こなしなどもできる。サイズが合えば、パートナーとの共有もできる万能靴である。

如何だろうか。発売当初から時代の変化に合わせて、多少の変化はあるかもしれないが、定番のスニーカーは定番の洋服と同じで、どんなコーディネートにもすんなりハマる。履き込んだデニムやきれいにアイロンのかかったスラックスにも合うのだ。そんな飽きのこない長く愛用できるスニーカーを紹介しました。

※価格はすべて税抜きです。

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PHOTO :
島本一男
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
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