「育苗」ってなんと読む?「いくなえ」ではないですよ!
明日、9月19日は『苗字の日』です。1870(明治3)年のこの日、戸籍整理のために平民も苗字を名乗ることが許された、という史実に由来します。
それを踏まえて本日は「苗」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「育苗」ってなんと読む?
「育苗」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「苗を育てること」です。
<使用例>
「庭のアボカドの木は、私が発芽から育苗して、3年であの大きさになったの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 育苗(いくびょう) です。
「苗(ビョウ)」は高等学校で学習する程度の常用漢字の読み方です。昨今は「種苗法(しゅびょうほう)」のニュースなどが話題にのぼることが多いので、スムーズに読めるようにしておきましょう。
では、2問目にまいります。
【問題2】「早苗饗」ってなんと読む?
「早苗饗」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「田植え始めに神を迎える行事『さおり』に対し、田の神を送る(戻す)行事。転じて、そのときの飲食行事。田植え終わりの祝い」をいう言葉です。
<使用例>
「実家が農家だから、子どものころは、早苗饗のごちそうが楽しみだったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 早苗饗(さなぶり) です。
「さ」は民俗学で「田の神」を意味します。田植えの前に、天から神を招く神事を「さおり(さ降り)」と呼び、無事に田植えが終わると、田の神が天に帰るのを送り、豊作を願う神事「早苗饗(さなぶり)」を行う…というのが、稲作で発展した歴史を持つ日本の、古来の風物詩です。
「饗」は「饗す(もてな-す)」という読み・意味をもつ字で、「さのぼり(田の神が天にのぼる)」の音変化が「早苗饗」という表記にあてられ「さなぶり」になったようです。ファーストネームでポピュラーな「さおり」「さなえ」などは、もともと、稲作文化と関係が深いのですね。
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本日は、9月19日『苗字の日』にちなんで、「苗」という字の入った日本語から、
・育苗(いくびょう)
・早苗饗(さなぶり)
をピックアップし、読み方や意味、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/西日本新聞めくるとホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















