各ブランドから新たに発表された注目のクリエイションを厳選【息を呑む、心を奪う…「最新ハイジュエリー」名鑑】
心を奪う色彩、想像を超える造形、そして鮮やかな輝き。選び抜かれた宝石と卓越した職人技が融合して生まれた、世界のトップジュエラーによるハイジュエリーコレクション。
それは、まさに華麗な進化を続ける「身に纏う芸術」── その最新作を一堂に集めてご紹介します。
「GRAFF(グラフ)」極上のエメラルドが奏でるドラマティックな輝きの調べ
ロンドンを代表するハイジュエラー「グラフ」。希少な宝石を見極める比類なき審美眼と卓越した技によって、石の個性を唯一無二の輝きへと昇華させてきました。
なかでもエメラルドは、創業からブランドを彩り続けてきた特別な存在。鮮烈なグリーンとダイヤモンドの光が響き合う、圧倒的にしてモダンな、「グラフ」の美学を体現するハイジュエリーをご紹介します。
アールデコの洗練を纏った色と光のリズミカルな意匠
エメラルドの周囲を、バゲットとラウンド、エメラルドカットのダイヤモンドがスクエアモチーフを描くように囲み、モダンな光の格子を織り上げる。
アールデコを思わせる幾何学的な意匠でありながら、空間を生かした精緻なオープンワークが、しなやかな動きと軽やかさをもたらした。ダイヤモンドとの強いコントラストが、エメラルドの豊かなグリーンをいっそう鮮明に際立たせている。
〈 Savoir-Faire in Focus 〉
ジェムストーンの周囲に光の通り道を確保する、ミニマルなセッティング。石留めに使用する金属を最小限に抑えることで、宝石そのものの色と輝きが際立つ。繊細な美しさと強度、さらにしなやかなつけ心地までも叶えた、ハイジュエラーならではの卓越した職人技。
眩いダイヤモンドに抱かれて存在感が際立つ極上のエメラルドの光彩
光を見極める眼差しから、「グラフ」の物語は始まりました。創業者ローレンス・グラフは、ダイヤモンド原石の買い付けから、カット、研磨、ジュエリーの制作、そして販売までを自らの手で担う、宝飾界でも類を見ないマニュファクチュールを確立。「宝石の旅路」のすべてに寄り添うことで石の個性を読み解き、唯一無二の輝きへと導いてきたのです。
その確かな審美眼は、ダイヤモンドのみならず、プレシャスストーンにも注がれてきました。なかでも、希望と再生の象徴とされるグリーンの光彩を湛えるエメラルドは、創業以来、ブランドを彩り続けてきた特別な宝石のひとつ。「グラフ」のエンブレムといっても過言ではありません。
理想の一石を求め、ジェモロジストたちは世界中に目を凝らし、ときに数か月もの歳月を費やします。選ばれるのは、むらのない鮮明な色と、類いまれな透明感を兼ね備えた石のみ。複数のエメラルドを要すハイジュエリーにおいても、色調、透明度、カットのプロポーションまでが美しく響き合う石のみが集められてアトリエへ。
そこから、ダイヤモンドの煌めきとの鮮烈な対比を生かし、エメラルドの存在感を最大限に高める意匠が考案されます。精緻なセッティング技術もまた、石を際立たせるために磨かれたもの。洗練された造形に宿る深く澄んだグリーンが、記憶のなかに鮮やかな余韻を残します。
※文中の表記は、WG=ホワイトゴールド、DIA=ダイヤモンドを表します。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
関連記事
- “キング・オブ・ダイヤモンド”として知られるハリー・ウィンストン氏の人生に着想を得た『トーク・トゥ・ミー、ハリー・ウィンストン』が圧倒的な煌めきを放つ──
- 「BVLGARI(ブルガリ)」宝石と芸術の邂逅から生まれた奇跡の新作ハイエンドコレクション『エクレティカ』奇跡の輝きに迫る──
- 「ティファニー」ハイジュエリーコレクション『ブルー ブック 2026:ヒドゥン ガーデン』の最終章を飾る【秋の恵みを讃える『オータム コレクション』】にフォーカス
問い合わせ先
- PHOTO :
- 武田正彦
- 構成・文 :
- 福田詞子(英国宝石学協会 FGA)
- コーディネート :
- 今津京子

















