クラゲは、ライトアップされた姿がとても幻想的。水族館の大きな水槽でゆらゆらと優雅に泳ぐクラゲを見ていると、癒されますよね。

クラゲが自宅で眺められたなら、夏の暑さを忘れ、気持ちも涼しく過ごせるはずです。

そこで今回は、クラゲとウミホタルの専門店Atolla代表の田中俊之さんにクラゲについて詳しく伺いました。1匹の値段はいくらなのか。また、飼育に必要なことは? など、クラゲを購入する前に知っておきたいことをおさえて、この夏を涼しく過ごす準備をしましょう!

クラゲ1匹の値段は数百円から。お金がかかるのは飼育環境の整備

まず気になるのが、クラゲの値段です。1匹いくらなのか伺うと、季節やサイズで変動するものの、低価格帯で250円から、高価格帯になると 2,500円が目安の価格だそう。お金がかかるのは、飼育環境の整備のほうだと田中さんは言います。

水槽はビジュアル重視ではなく、飼育しやすいものを選びましょう!(画像提供:Atolla)

「例えば、ミズクラゲが5匹ほど飼えるサイズのクラゲ用水槽と、必要機材がひと通りそろったセットの場合、約5〜6万円です。

クラゲの飼育には、熱帯魚と同様に水をきれいにするろ過器が必要です。ただ、普通の水槽ですと、クラゲがろ過器のポンプの吸水口から吸い込まれて傷ついてしまいます。そのため、クラゲとポンプを別の場所に分けることができるクラゲ専用の水槽が必要なんです。

また、クラゲの種類によって適した水温も異なります。冷たい水を好む種類には冷却装置、温かい水温を好む種類にはヒーターを入れる必要があります」(Atolla代表・田中俊之さん)

クローバーのような模様のある「ミズクラゲ」(Sサイズ800円、Mサイズ1,000円、Lサイズ1,200円、XLサイズ1,500円)(画像提供:Atolla)

実は、クラゲは一般的に飼育が難しいとされる生き物です。体がもろく崩れやすい種類は、水流で傷ついてしまうこともあります。その難易度の高さから、問い合わせた方のなかで実際に飼う人は3割程度なのだとか。

初心者にはインテリアとしても楽しめる「ミズクラゲ」がおすすめ!

カブトクラゲは光を反射することで、発光しているように見えます。女性に人気が高い種類です。(画像提供:Atolla)

クラゲの種類は季節により変化し、Atollaでは常時3〜5種類のクラゲを販売しています。ラインナップは初心者向けのものから、飼育の難易度が高い種類までさまざま。そのなかで、田中さんが初心者にすすめるクラゲは「ミズクラゲ」です。

「ミズクラゲは入門種として一般的な種類です。家庭でクラゲを飼育する方の約9割が選んでいます。動きがゆっくりなので、癒し効果も高め。白く透明な体は、光を当てるとより美しく見えます。青い光を当てると青く、赤い光を当てると赤くなり、お部屋のインテリアとしても楽しめますよ」

青い光を当てると青く、赤い光を当てると赤くなり、インテリアとしても楽しめます。その日の気分によってライトの色を変えてみるのも◎(画像提供:Atolla)

ちなみに、クラゲは傘状の体と触手を持つ「刺胞(しほう)動物」と、体全体が球状や楕円の形をしている「有櫛(ゆうしつ)動物」に分類できます。先ほどのミズクラゲは刺胞動物。有櫛動物のクラゲは点滅するように発光する見た目が美しく人気が高め。ですが、飼育の難易度もかなり高いそうです。

神秘的な姿が女性を魅了!人気のクラゲ3種!

インテリアとしても注目されているクラゲ。ここでは、女性からの問い合わせが多いクラゲ3種をご紹介します。「自宅でクラゲを飼ってみたい」と思っている方は、参考にしていてはいかがでしょうか。

■1:ネオンライトのように光る 「カブトクラゲ」

カブトクラゲ(画像提供:Atolla)

価格:Sサイズ500円、Mサイズ600円、Lサイズ700円

虹色に輝く姿が幻想的な「カブトクラゲ」。光の反射により、体が点滅しながら光るように見えます。カブトクラゲは、体が繊細でもろく飼育の難易度は高め。日本中の海で多く見られる種類で、毒針はありません。ネオンライトのように光り、漂う姿に癒されること間違いなし!

■2:水玉が愛らしい 「タコクラゲ」

タコクラゲ(画像提供:Atolla)

価格:Sサイズ500円、Mサイズ1,000円、Lサイズ1,500円

傘の部分にある水玉の模様や丸みを帯びた体が愛らしい「タコクラゲ」。体内で「褐虫藻」という藻類と共生をしているため、光合成により得たエネルギーの一部をクラゲが利用します。こちらは、クラゲの飼育の初心者でも飼いやすい種類です。

■3:縞の模様が美しい「アカクラゲ」

アカクラゲ(画像提供:Atolla)

価格:S・Mサイズ2,000円、Lサイズ2,500円

赤、もしくは褐色の縞模様が見られるクラゲです。触手は長いもので1メートルにもなります。その長い触手を揺らめかせて泳ぐ姿は優美。ただし、毒を持っているため、扱いに注意が必要です。

クラゲは自宅を「癒しの空間」に

最後に、初心者が気をつけるべきポイントを伺いました。

「クラゲを自宅で飼う場合、初心者が苦戦するポイントは餌やりと水槽の掃除。クラゲの餌は生きたプランクトンです。卵の状態から孵化させ、十分な量を与える必要があります。また、月1回の水槽の清掃が面倒になって挫折してしまう方も多いんです。そのため初心者は、掃除のしやすい形状の水槽を選ぶことが大切です」(Atolla代表・田中俊之さん)

クラゲには、水玉など固有の模様のあるものや光を点滅させるものなど、さまざまな種類がいます。飼育の手間がかかる一方、こういった魅力に惹かれ自宅で眺めて癒されたいと思う女性は少なくないそう。

美しい見た目やフワフワと水の中を漂う不思議な姿はクラゲ独自の魅力。気になった方は、飼いやすい種類を問い合わせてみてはいかがでしょうか? 飼育の難易度が高くても、幻想的なクラゲが漂う、特別な癒しの空間を楽しむことができますよ。

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WRITING :
石水典子
EDIT :
高橋優海(東京通信社)