マノロ ブラニクの「アートな靴」が、日常をドラマにする
芸術作品にインスピレーションを受けた靴づくりをシーズンごとに必ず発表するマノロ ブラニク。今回はブランドの鍵となる、アートに対する情熱をひもときます。
マノロ ブラニクのブティックを訪れると、ビジュー靴やパンプスと並び、ひときわ目を引く、アート作品のような靴が出迎えてくれます。毎シーズン必ず登場する、芸術家からインスパイアされた靴。斬新なアイディアを美しい靴へと昇華させる熱意は、マノロ氏の芸術に対する愛そのもの。かつて、スイスのジュネーブ大学でアートを専攻していたこともあり、美術鑑賞はライフワークのひとつなのです。
芸術への深い尊敬を一足の靴に込めて
今回ご紹介する、サークルモチーフが描かれた靴は、抽象絵画の名手と呼ばれる、カンディンスキーの作品から着想を得たもの。マノロ ブラニクの展覧会『アート・オブ・シューズ』がロシアのエルミタージュ美術館で開催された際に、カンディンスキーの作品に感銘を受けたことがきっかけとなったのです。「美しいものを愛する」という軸をもちながら、つねに新たなデザインに挑戦し、ハッと驚きを与える靴を生み出す…。マノロ ブラニクのアート靴は、自由な感性でおしゃれを楽しむ喜びを教えてくれるのです。
[上]水彩画で描いたような、色とりどりのドットがチャーミングな足元へと導きます。
[下]ロシア出身の画家、カンディンスキー作品の重要なモチーフとなる、鮮やかなサークルや黒のトリミングが施されています。
※掲載した商品の価格はすべて税抜です。
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- 唐澤光也(レッドポイント)