校正・校閲が本業の鷗来社。歌舞伎町ブックセンターではホストとブックバーを開き、神楽坂には書店兼カフェのかもめブックスを構える。手掛けてきた、柳下恭平が率いるこの出版界でも異端と呼ばれるブックカンパニーが、今度は日本橋でまた面白い試みを見せてくれた。

本ではなく本棚を売るハミングバード ブックシェルフ

読まない本との遭遇

本の判型に合わせた本棚。テーマに合わせた選書と共に販売する

日本橋高島屋S.C.新館5階にオープンしたハミングバード ブックシェルフは本ではなく、本棚専門店だ。文庫用、書籍用など、判型に合わせたシェルフを製作。注目なのは、テーマを掲げて選書した本とシェルフをセットで売る商品だろう。

「愛」、「ネコ」、「いつか読む本」……など気になる切り口で選書され、本棚と共にプレゼンテーションする。本棚はミニマルで本の装丁を邪魔しないクリーンなデザインなのもポイントだろう。様々なインテリアに合うではないか。

いつか読む本の本棚セット。確かにこのラインアップは、いつか、だろう……

意中の女性へは恋愛をテーマに、部下や上司にはビジネスハックをテーマに、友人には食や文化的なものを、と贈る相手のことを考えて購入すれば喜ばれること間違いなしだろう。

本は読まずともよいのだ。そのタイトル、装丁が持ち主のアイデンティティーを表現してくれる、言わば知的なインテリアと言ってよいだろう。もちろん閲読するに越したことはないが。

インテリアとしての本

装丁を白と黒で統一した本たち。最早インテリアである

その他、壁面用シェルフやノート・手帳等のステーショナリーも扱っている。インテリジェンスを贈るなんて、最高の伊達男だ。

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