冬の定番・白パンツのコーディネートを、ラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』より25スタイル、選り抜きました。白ワイドパンツをはじめ、白パンツのコーディネートのお手本を一挙にご紹介します。今冬白パンツ主体の着こなしをしようというときの、参考になれば幸いです。
【目次】
白ワイドパンツのコーデ
【1】エリザベス アンドジェームスの白ワイドパンツ×白シャツ×黒ジャケット

ハッとするほど印象に残る、クリーンな白パンツを主役にしたコーディネートです。くすみのない白のパンツが、会食やパーティなど、夜の暗がりのシーンに映えて。バンドカラーのコットンシャツも、白で統一すれば、華やぎも十分。視線を集める、リッチなジャケットスタイルが完成します。
【2】ミラ・ショーンの白ワイドパンツ×ベージュニット

ニットのポンチョや帽子など、カジュアルなアイテムを楽しむときこそ、白のパンツでリッチな印象をキープして。ファーのバッグとグローブをグレージュでリンクさせれば、さらなるこなれ感が演出できます。
【3】ミラ・ショーンの白ワイドパンツ×イエロージャケット

淡いイエローのジャケットに白パンツと、やわらかい色合いでまとめた好感度の高い着こなし。足元はパステルなブルーでフェミニンに仕上げましょう。
【4】リビアナ・コンティの白ワイドパンツ×グレームートンコート

白パンツとグレージュムートンコートには、黒のレザーベルトとブレスレットで、淡色コーディネートをキュッと引き締めて。ファーの毛並みは、色味にニュアンスをつけてくれるもの。異なる質感のファーを重ねることで、グレージュはさらに表情豊かになります。
【5】ミラ・ショーンの白ワイドパンツ×黒ジャケット

フォックスファー付きの軽やかなジャケットに、白ワイドパンツを合わせ、ミラノマダム風のこなれたモノトーンスタイルに。オフに取り入れたい洗練コーデです。
【6】インコテックスの白ワイドパンツ×白ニット

白パンツ、白ニット、ライトグレーのコートで全体をパールトーンでまとめれば、冬スタイルがどこまでも華やぎます。冬仕様のファー付きカゴバッグや靴にもイエローゴールドを配し、ワンランク上のカジュアルスタイルをつくり上げましょう。
【7】マックスマーラの白ワイドパンツ×グレージュストール

フリンジ付きのカシミヤマントは、シンプルな装いにさらりとはおるだけで、センスアップできる一枚。白のワイドパンツなど、色も質感もこっくりと重ねながら、足元にはヒールパンプスで、程よい緊張感を添えましょう。
白パンツに合う靴とのコーデ
【1】白パンツ×黒パンプス

ヴィクトリア・ベッカムのサテンの白素材のパンツを使ったコーディネートですN.Y.で開かれたアナ・ウィンターのホームパーティに参加した際の装いで、ジャケット×パンツでクールなルックスを叶えています。光沢のあるサテン地のパンツをベースにした、オールホワイトの着こなしは、夜のシーンでこれ以上ないほど映えます。
【2】MOGAの白パンツ×ネイビーパンプス

ボリュームケープの立体感を引き立てる、シンプルなクロップド丈の白パンツスタイル。ダブルフェースのウールケープは、上質な素材感を生かすような、ミニマルなデザインが魅力的。コートの中は、シルクブラウス×細身パンツですっきりと。
【3】フェンディの白パンツ×黒ショートブーツ

モノトーンのシンプルシックなパンツスタイルには、黒のショートブーツが好相性です。バッグとストールの立体的な素材感で、リッチな華やかさをプラスして。
【4】フェンディの白パンツ×黒パンプス

コートは、白パンツのポケットにそのまま手が入るほど、両脇に深いスリットが入っているので、アクティブな動きにも対応。ジャケットの上からもはおれる余裕のあるつくりで、着こなしの幅が広がります。足元は黒のパンプスで快活に。
【5】Theory luxeの白パンツ×ベージュハイヒール

清楚な雰囲気の白パンツには、コンパクトな肩幅や袖周りがロングシルエットの白ジャケットを。足元カラーは、落ち着いたベージュで、大人の女性の印象に。
【6】マックスマーラの白パンツ×グレーパンプス

ピュアな白を生かしたグレージュワントーンは、大人にとって、もはやお手のもの。淡いトーンはくずさずに、ほんの少し色で変化を加えるのが気分です。たとえば、白パンツにはアイシーな水色のニット。シンプルな薄軽チェスターコートがフレッシュによみがえります!
【7】リーバイスの白パンツ×黒ブーツ

張り感のあるオリーブグリーンのケープは、英国生まれのバブアー。雨の日が多い英国の気候に適した防水性の高いワックスドコットン素材を使用しています。歩くたびに裾がひらりと翻り、グリーンのタータンチェックのライナーがのぞく様子がドラマティックに映えるのです。温もりのある白いケーブルニットと白パンツ、黒ブーツを合わせれば、大人トラッドが完成します。
白パンツとスニーカーのコーデ
【1】白パンツ×グレースニーカー

大人のバランスを意識したビッグシルエットのピーコート。生地は、メリノウールの、繊維の細い16番単糸を使った二重織りメルトンを、ビーバー仕上げにしたもの。クラスブランドも重用する、クオリティーの高いファブリックで、定番ネイビーのピーコートを今年らしくアップデートした自信作です。
【2】ミラ・ショーンの白パンツ×ベージュスニーカー

白ニットとパンツで、上下を白でまとめたら、襟元にポイントづくりを。ブラウン系のスカーフを細く折り、タートルネックのようにくるくると首元に巻きつけて。足元はスニーカーでカジュアルに仕上げましょう。
【3】ロロ・ピアーナの白パンツ×白スニーカー

Aラインシルエットに愛らしさが漂う手の込んだシアリングファーのムートンジャケットに、ワイドシルエットに大人の余裕が香るベビーカシミヤニットパンツを合わせて。パンツ、スニーカーまで美しく白でまとめた装いに、グレージュバッグのシックな差し色が映えます。
【4】ロロ・ピアーナの白パンツ×白スニーカー

ワッフルのような編み目から生まれるニットの陰影が、カシミヤの優しい質感を引き立てるブルゾン。白パンツと白ニットとともに重ねた白が絶妙なトーンで、異素材の組み合わせから表情も豊かになります。スポーティーなスニーカーもエレガントに。
【5】トモウミ オノの白パンツ×白スニーカー

ほのかなベージュに美シルエットが映えるダブルフェースのコート。オフホワイトニットと白パンツの細見えIラインにより、淡色が引き締まり、濃色スヌードも高い位置でスタイルアップ効果が狙えます。
白パンツのカジュアルコーデ
【1】フェンディの白パンツ×白ニット×ファーストール

映画館に映画鑑賞に向かうときのカジュアルな装い。伝統的なインレイ手法で、グレーに黒と白のファーを少量ミックスされた、ボリューム感のあるフォックスのストールを、シルクブラウスにひと巻き。
【2】アクリスの白パンツ×グレージュコート

淡いグレージュのコートと白パンツの組み合わせは、上品だけれど、ともするとコンサバティブで地味になりがち。ファー付きのグレージュストールでちょっと派手めなくらいのゴージャスさを加味しましょう。
【3】ロロ・ピアーナの白パンツ×ピンクマント

女性ならだれもが心惹かれる、淡く、優しいパウダーピンク。濁りのないクリアな発色は、クオリティーの高いカシミヤを用いているから表現できること。しっとりと肌になじむ一枚仕立てのカシミヤマントは、まさに幸福感に包まれるための一枚。ボトムスは白パンツで控えめにするのがポイントです。
【4】マックスマーラの白パンツ×白ニット

マックスマーラのハイエンドなコレクション『マックスマーラ アトリエ』のコートと白パンツ。手縫い仕上げのダブルフェース生地「ドッピオ・アプリービレ」にウォッシュ加工を施し、フェルトのようなふくらみをもつテクスチャーです。驚くほどの軽さと暖かさを実現。ボタンレスの、量感のあるシルエットを颯爽とはおってエレガントに仕上げましょう。
【5】エスカーダの白パンツ×ベージュコート

クリーミーカラーを重ねて、洗練されたたたずまいを目指すのなら、白パンツにブルーグレーのファーストールをアクセントに合わせて。バッグのハンドルはビタミンカラーのスカーフでアレンジを加えて、フレッシュな「巻き物」スタイルを完成させましょう。
【6】アニオナの白パンツ×ヌードピンクポンチョ

しなやかにドレープを描く、カシミヤポンチョは、最も貴重なエクストラロングのカシミヤ糸を使用したダブルフェース。なめらかなカシミヤ生地をていねいに染色したパネルを、シルク糸で緻密に張り合わせた贅沢な仕立てです。ヌードピンク、オフホワイト、モカベージュの繊細なトリコロール配色に、ボトムも同系色の白パンツでつなげ、全体をやわらかな印象に。