ミディアムヘアのトレンドについてPEEK-A-BOO NEWoMan新宿店の店長・栗原貴史さんに聞くと、最近は「毛先に動きとラフさのあるスタイルになりたい」というリクエストが多いと言います。

ですが、動きのあるラフな髪型というと「サイドに広がる」「パサついた毛先が目立つ」「扱いにくい」というイメージもありますよね? 40代がチャレンジすると「疲れた印象」「老け見え」に直結してしまうことにも…。

栗原さんによると、それらの悩みは「毛先に重さを残すこと」でカバーできるのだそう。

「オススメは毛先に重さのある、鎖骨より長めのボブスタイル。毛先の毛量を残すことで、まとまりと艶を強調し、パサつきや広がりの気にならないラフで動きのあるスタイルに仕上げることができます。鎖骨レングスも人気がありますが、鎖骨よりも少し長ければスタイリングで内巻きにも外巻きにもできるので便利。シーンによって雰囲気を自在に変えることができますよ」(栗原さん)

大人の女性に欠かせない、「まとまり」、そして「艶」。それらを併せ持つ理想型のスタイルがこちら!

■髪型: パサつき、広がりが気にならない!毛先までしっとりまとまったミディアムヘア

丸顔のミディアムヘア代表:大平佳代子さん(43歳/主婦)の場合

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

モデル着用分:ブラウス¥33,000(プリファー シップス NEWoMan新宿店)03-5361-7375

大平さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★★★★
  2. ボリューム(少→多)★★★★
  3. 髪の太さ(細→太)★★★★
  4. うるおい(乾→潤)★★★★★
  5. 白髪の量(多→少)★★★★★

「長めのボブは全体的にベタッと重くなりがちなので、トップにレイヤーをたっぷりと入れてメリハリを出しています。丸顔の場合、サイドに動きをつけてシルエットを菱形にすることもありますが、このスタイルはその逆。ストレートタッチな質感に仕上げることで、顔の印象をシャープに、そしてまとまりのある艶やかな印象を強調しています」(栗原さん)

■スタイリング:「まとまり」と「艶」はストレートアイロンでつくる!

「自然な毛流れと艶を出すコツは、ストレートアイロンの使い方にあります。アイロンで挟んだ髪を下に引っ張るのはNG。上に持ち上げながら引き抜くのが正解です。ほんのりカールした、艶やかな質感に仕上がりますよ」(栗原さん)

スタイリング前
スタイリング前

■1:地肌をこするように振りながら、トップにドライヤーを当てる

根元から乾かすと、分け目の目立たないふわっとした印象に。
根元から乾かすと、分け目の目立たないふわっとした印象に。

■2: ストレートアイロンでサイドの髪の中間から毛先に丸みをつける

ストレートアイロンで毛束の中間を挟み、持ち上げるように上に引き抜くのがコツ。毛先の重みで丸みのある自然なカールに。
ストレートアイロンで毛束の中間を挟み、持ち上げるように上に引き抜くのがコツ。毛先の重みで丸みのある自然なカールに。

■3: 後頭部と後ろの髪にもストレートアイロンをかける

サイドと同様、持ち上げるようにかけるのがポイント。髪の表面も内側にもすべてアイロンをかけることで、髪全体が艶やかに。
サイドと同様、持ち上げるようにかけるのがポイント。髪の表面も内側にもすべてアイロンをかけることで、髪全体が艶やかに。

〈丸顔ミディアムヘア スタイリングのコツ3か条〉

  1. ■分け目をつけないようにトップを乾かす
  2. ■ストレートアイロンは持ち上げて上に引き抜く!
  3. ■仕上げにオイルやワックスを毛先につけても◎

「ストレートアイロンは毛束の中間から毛先にだけかけて。アイロンを回転させると変なクセがつくので注意しましょう。仕上げにオイルなどをつけると、さらに艶やかでみずみずしくなりますよ」(栗原さん)

PEEK-A-BOO NEWoMan新宿店・店長の栗原貴史さん。音楽鑑賞が趣味だという栗原さん。「自宅には1,000枚以上のレコードがあります!オールジャンルいろんなミュージシャンのレコードを持っています」
PEEK-A-BOO NEWoMan新宿店・店長の栗原貴史さん。音楽鑑賞が趣味だという栗原さん。「自宅には1,000枚以上のレコードがあります!オールジャンルいろんなミュージシャンのレコードを持っています」

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オリジナリティーを追求した感性と個々の魅力を存分に引き出す確かな技術でもてなしてくれる極上サロン。
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PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
青木 笑