仕事をする上で、上司や同僚、後輩から知性的な女性に見られていたらうれしいですよね。「なんだかあの人仕事ができなさそう……」と思われてしまったら、信用度もさがる上に、仕事をする前からレッテルに苦しめられることになってしまいます。
そこで、ポージングディレクター・中井信之さんの著書『女も男もあこがれる ハンサム美人な「しぐさ」』より、仕事のできるエレガントな大人の女性に見せるための効果的なしぐさをご紹介します。
知的で仕事ができる女性に見える「しぐさ」3選
■1:「一の腕」の内側を見せるように腕まくりをする
腕まくりをすると、男女ともにキリッとしたカッコよさがアピールできますよね。ですが、ハンサム美人は単に腕まくりをするのではなく、「一の腕(肘から手首までの部分)」の内側を見せるように肘をひねることが重要。
一の腕の外側を見せるような腕まくりだと、男性的でガサツにも見えてしまいます。女性らしいエレガントさを出しつつ、頼りになるようなカッコよさを出したいのなら、一の腕の内側を見せるのがポイントです。
例えば、仕事で同僚や後輩と話していて、「さあがんばろう!」と共に奮起したいとき、このしぐさを取り入れると、自然とお互いに気合が入るでしょう。プライベートでは、バーベキューなどの野外活動のときにこのしぐさが活躍しそうです。
また、ホワイトボードに何か書きながらプレゼンするようなときにも、このしぐさが役立ちます。一の腕の裏側を見せながらペンでボードを指し、説明することで、キリッとカッコよく注意をひくことができます。
図や文字を指し示すときにこのしぐさを取り入れることで、単調になりがちな説明にメリハリが出ます。何かを説明するときに背中を見せて話すと冷たい印象になりますが、このしぐさをすることで顔を正面に向けたまま話しやすくなる、という利点もあるので意識してみてください。
■2:考え事をするとき「あごの下」に手を重ねる
何か考え事をするとき、また人の話を真剣に聞いているとき、ハンサム美人はあごの下に手を重ねることで知性を演出します。
このしぐさはイラストのように、手を軽く握り、人差し指を少し伸ばしてあごの下に添えるように置くだけ。人差し指を伸ばさないでおくと、よりキリッと引き締まった印象に。そのときのシチュエーションで使い分けてもよさそうです。
あごに手を置いて、考え事をする重たい頭を支えて固定することで、「真剣に考えたい」ということを相手に伝えることができるしぐさだそうです。仕事ができて、頼りになるハンサム美人に見せたいのなら、抜群に効果があるしぐさですね。
あごを撫でたり、指でつまむようなしぐさになると、途端に男っぽく見えてしまうので注意。また、同じ「あごを支える」でも、頬杖をつくしぐさだと子供っぽくかわいらしい印象になってしまうので、ハンサム美人を目指すのならこちらも避けたほうがよいでしょう。
■3:相手を説得するとき「片肘を立てて」体を傾ける
同僚や友人と会話をしたり、相手を説得するときにおすすめのしぐさもあります。それは、片肘をピンと立てて、体を少し傾けるしぐさ。相手が目上の人の場合はあまりふさわしくないのでやらないほうがいいですが、対等な立場の相手であれば、このしぐさを取り入れることでグッと話し合いの説得力が増すといいます。
例えば、座った状態で相手と話すとき、基本的には一の腕を自分の胸の前に出し、手を重ねていることが多いはず。これは、品があって美しいですが、“受け身”の体勢になってしまいます。
もっと力強くこちらから話したい、そんなときにはこの“肘立て”がおすすめなのだそう。片肘をついて、一の腕を立て、その腕と反対側の肩を内側にヒネることで上体が傾き、相手に対してぐっと乗り出すような感じになります。立てた一の腕は盾のように自分を守り、その手を相手に向けるときは槍を投げるように前後にクイッと動かすのがいいでしょう。
このしぐさは立ったまま行うこともできます。腕組みをしてから、上になった腕の一の腕を立て、下の手は逆の肘を支えるようにして安定させればOK。立ち話でも、相手を力強く説得することもできます。
さらに、この“肘立て”、自分自身を説得するようなシチュエーションのときにも使えるそう。何か考え事をしていたり、仕事で企画書を書かなければいけないのになかなかうまく書けない……そんなときに、肘をついた手にペンを持っているだけて、サマになります。自分自身をその気にさせ、奮い立たせるのにこのしぐさが有効なんですね。
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仕事ができ、頼りになって知性的……。そんなハンサム美人を目指すなら、ぜひ今回紹介した3つのしぐさを取り入れてみてくださいね。
『ハンサム美人な「しぐさ」』中井信之・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン刊
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 粟津泰成 YASUNARI AWAZU
- WRITING :
- こばやしあさみ