今年創業90周年を迎えたホテル雅叙園東京。2017年に宿泊可能な施設に、日本美の空間に泊まれるミュージアムホテルとしてリニューアル。先日パリで開催された「ジャポニスム2018」でもプレゼンテーションが行われ、好評だったそうです。

ホテル雅叙園東京の特別企画がおもしろい!

その館内にある「百段階段」は、1935年に建設された当時はホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にありました。ホテル雅叙園東京に現存する唯一の木造建築として、2009年に東京都の有形文化財に指定されています。

その特別展示として2018年11月29日(木)から12月24日(月・祝)まで、創業90周年特別企画「百段階段展~荘厳なる日本美術の空間へ~」を開催中。

長い99段の階段廊下がさまざまな宴が行われていた7部屋を繋いでいます。日本画の大家である鏑木清方や、荒木十畝、板倉星光など、当時の著名な芸術家たちが競い合うように造り上げた絢爛豪華な部屋は、ぜひ実際に身を置いてみるべき。美術品に向き合うことはあっても、「囲まれる」体験は稀有なものです。

今回は部屋ごとにタブレットを設置。モーショングラフィックスを使った解説を行うなど、部屋ごとの逸話を深く知ることができる新たな試みも行われています。

東京都有形文化財「百段階段」
十畝の間の天井。
階段の右側に部屋が7つあるレイアウトになっています。

絢爛豪華な竜宮城のような部屋は必見!

ホテル雅叙園東京は通称「昭和の竜宮城」とも呼ばれていますが、実は百段階段には「浦島太郎」のような世界をモチーフにした部屋があります。「漁樵の間」は、まさに昔話の浦島太郎に出てくる竜宮城のような一室。金箔に彩られた室内は、欄間に柱、天井に至るまできらびやかな装飾が施されています。

百段階段の中は、フラッシュや三脚の使用はNGですが、商用利用でなければ撮影OKです。金曜日と土曜日にはナイトミュージアムを実施しているので、20時まで鑑賞できます。

漁樵の間は7部屋のなかでも最も豪華。
タブレットは部屋ごとに数台設置されています。
格天井には菊池華秋原図の四季草花図。欄間には尾竹竹坡原図の五節句が浮彫されています。
巨大な檜の柱には中国の漁樵問答の一場面が彫られています。

すべてスイートルームのホテル雅叙園東京にも注目!

ホテル雅叙園東京の宿泊部屋数は全60室。すべてがスイートルームで、春になると窓の外には目黒川の桜がきれいに咲くのを眺めることができます。海外からの宿泊客はパリでのイベントが好評だったこともあり、今後も増えそうです。館内には百段階段以外にも見どころがたくさんあるので、その体験の時間もしっかりとっておくのがおすすめです。

エグゼクティブスイート。
館内とはまた違う、和をモダンに取り入れたデザインです。

問い合わせ先

  • 創業90周年特別企画「百段階段展~荘厳なる日本美術の空間へ~」 
  • 会場/ホテル雅叙園東京
  • 開催期間/2018年11月29日(木)~12月24日(月・祝)※会期中無休
  • 開場時間/日~木曜 10:00~17:00(最終入館16:15)、金・土曜 10:00~20:00(最終入館19:15)※全時間帯写真撮影可能(三脚・フラッシュ撮影・商業撮影、頂上の間の短編映像撮影NG)
  • 入場料/当日1,500円、前売1,200円、学生800円 ※要学生証提示、小学生以下無料
    ※ナイトミュージアム限定1ドリンクプレゼント(ディナー利用で使用可能。カフェラウンジパンドラとステーキハウスハマを除く)
    TEL:  03-5434-3140(イベント企画10:00〜18:00
    住所/東京都目黒区下目黒1-8-1

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
北本祐子