ヤフオクドームや福岡空港、玄界灘…、高台から福岡市街をまるで手中に収めたかのように見下ろせる、アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ。静けさに包まれながら、躍動する都市を眼下に見る、動と静のコントラストが印象的です。

このホテルが開業したのは1967年、福岡で最も長い歴史を誇ります。そして2013年、施設や部屋カテゴリーを新設し、「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」として、リブランドオープンしました。福岡の街を最も美しく望むロケーションと創意工夫を凝らしたサービスが、話題を呼んでいます。

ミッドセンチュリーの風情を残したスタイリッシュ空間

アゴーラ福岡山の上ホテル&スパのヒルトップスイート
ネオンのきらめきをいつまでも眺めていたいヒルトップスイート。広さ46平方メートル

「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」は地形を生かした造りで、ロビーやレストランなどのパブリックエリアは4F、客室は1~3Fと6F。ロビーに入ると、ビートルズの音楽に迎えられ、ポストモダニズムの空間が広がります。気分はまるで1960年代にタイムトリップしたかのようです。

ヒルトップスイートのベッドエリア
ヒルトップスイートのベッドエリア。一段高い位置にあり、室内でも動きの変化が楽しめます。ヒルトップスイート¥47,700(1名料金・税別)

和室や洋室、シングルからスイート、多彩なタイプがそろった客室は48室。羽生善治竜王と佐藤天彦名人の名人戦の舞台となった和室スイートの眺めも素晴らしいけれど、おすすめは新設された5室のヒルトップスイートです。

圧倒的な眺めが広がるリビングにどこか懐かしいミッドセンチュリーの家具が整えられ、夜にはきらめくネオンを眺めながらくつろぎの時間を過ごせます。一段高くなったベッドルームやウッドの引き戸で隠されたバスルーム、全面ミラー張りの壁など、1960年代のドルチェヴィータなニュアンスがあり、室内で視界の変化が楽しめるのもポイントでしょう。

食のイベントの充実っぷりも人気の秘密

日本料理「暦」で平日に楽しめる和食のビュッフェ
日本料理「暦」で平日に楽しめる和食のビュッフェ。つくりおきのできない料理は、職人が目の前でできたてを供します

食のイベントも好評です。

日本料理「暦」では、平日限定“ビュッフェで出逢う『和食』~REBORN~”を開催。料理長こだわりのカツオベースに数種類の昆布を使ったおだしをお猪口でいただいてから、スタートします。

にぎり寿司や天ぷらも、和食の職人がにぎりたて、揚げたてをサーブ。自分で具を乗せる海鮮丼は、おだしをかけて海鮮茶漬けに味変するのも裏メニュー的楽しみ方。小鉢に煮物、揚げ物とバリエーションも豊富で、少しずつ多彩に味わうことができます。そして最後に運ばれる、豪華な“お菓子の玉手箱”は目の前で開かれると、思わず歓声を上げてしまいます(1名¥3,200、中学生以上)。

エントランス近くにある「ガーデンレストランK」
エントランス近くにある「ガーデンレストランk」。こちらも抜群の眺望

 ロビー階にあたる屋外の「ガーデンレストランk」は、オープンエアでのティータイムやバーベキューなど季節折々の楽しみ方ができます。春~秋の“クール&ラグジュアリービアガーデン”は地元の方々も待ち焦がれているイベントのひとつ。

お料理は、備長炭で焼き上げるステーキサイズの牛肉や豚肉、福岡産の野菜のバーニャカウダーやフィンガーフードが充実。そして、福岡市街の夜景がさらにおいしさをアップさせます。

4月中旬から10月下旬に開催される“クール&ラグジュアリービアガーデン
4月中旬から10月下旬に開催される“クール&ラグジュアリービアガーデン”。いわゆるビアガーデンとは一線を画し、充実したフードメニューとビール以外のドリンクもラインナップ

喧騒から離れ、くつろぎを取り戻す癒しのスパ

「ヒルトップスパ」のトリートメントルーム
「ヒルトップスパ」のトリートメントルーム。館内のウェルネス施設には炭酸ナトリウム質アルカリ天然温水も

また、「ヒルトップスパ」のスパマネージャーは、各国でホリスティックなアプローチを提案している「シックスセンシズ スパ」でスパ・トレーナーを歴任した仙頭和子さん。ヒルトップ スイートの滞在ゲストは客室にて施術が受けられ、都会にいることを忘れてしまう、癒しのひとときを味わえます。 

丘の上から福岡の市街を見守る老舗ホテル「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」
丘の上から福岡の市街を見守る老舗ホテル「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」

老舗ホテルならではの贅沢なロケーションをいかし、市街からほど近い場所にたたずむ隠れ家的ホテル。遠出する時間がない方にぴったりの、極上のリフレッシュ空間です。

アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ の詳細・Web予約(一休.com)はこちら >>

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この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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WRITING :
古関千恵子
EDIT :
安念美和子