時代をリードするブランドとして女性のニーズや夢に応えた魅力あるアイテムを生み出してきたエスティ ローダー。最近の研究で、肌のサーカディアンリズム(概日リズム)と肌細胞修復において、夜間に浴びるブルーライトが、肌細胞のサイクルを乱すひとつの重大な原因であることを突き止めました。
一日中、パソコンやスマートフォンとともにある現代に生きる大人女性こそ知っておきたい、ブルーライトと肌の関係。“きちんと知って対応すること”が、エイジングケアの要です。
エスティ ローダーが発表した「肌とブルーライトに関する最新研究」を解説!
ブルーライトのメリット&デメリット
ブルーライトとは、青から紫に至る波長域の光で「高エネルギー可視光」とも呼ばれています。人が見ることのできる光の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持っていることが特徴です。
ブルーライトと聞くと、LED照明やテレビ、スマートフォン、パソコンといった電子機器から放出される光を思い浮かべがちですが、太陽にもブルーライトが含まれています。昼間に浴びるブルーライトは、記憶力や認知機能を高め、気分を高揚させるなど、健康面でのメリットがあることが分かっています。
私たちの体には、約24時間を周期とする内因性のリズム、サーカディアンリズム(概日リズム)が存在しています。ホルモン分泌や睡眠といった活動にも、このサーカディアンリズムが関わっています。日中ブルーライトにさらされることはメリットになる一方で、夜間にブルーライトにさらされると、体はまだ昼であると“思い込んで”しまいます。すると、自然なサーカディアンリズムや睡眠リズムが大きく乱され、肌本来の修復プログラムにも悪影響が及びます。
「ブルーライトは肌細胞に長時間ダメージをもたらす」という最新知見
エスティ ローダー研究所は、LED電球を用いた波長410nmのブルーライトによる照射実験を行い、皮膚細胞への光害の影響を見出しました。
その結果、①皮膚細胞はブルーライトに極めて感受性が高いこと。②ブルーライトは、肌を最適な状態に保つように細胞活動を調整する役割である「時計遺伝子(per-1)※」へ影響を与え、皮膚細胞が夜間のサイクルに入るのを妨げることが分かりました。
また、ブルーライト照射後の数時間にわたり時計遺伝子の発現の低下が継続することも解明されています。すなわち、夜間に浴びたブルーライトは長時間にわたって皮膚細胞へ悪影響をもたらすことが明らかになりました。
ブルーライトによるダメージでエイジングサインが加速
細胞内の時計遺伝子の活性が低下すれば、皮膚細胞は本来のリズムを失い、夜間の修復作用や再生作用のサイクルがうまく開始できなくなります。その結果「活性酸素などのフリーラジカルがブルーライトを浴びない状態に比べて2倍以上に増加」、「周期の乱れによるフリーラジカルの増加でDNAの損傷が50%も増加する」という、ショッキングな研究データが発表されています。
エスティ ローダー研究所のDr.ナディーン ペルノデは、次のように述べています。
「皮膚細胞のサーカディアンリズムの研究に着手したのは2007年のことです。それ以来、私たちはたゆまぬ研究を続けてきました。そして、夜間のブルーライトが皮膚細胞の修復サイクルを乱す新たな要因であることを発見しました。このメカニズムは、最終的に肌の老化促進につながるものです。肌を健康に若々しく保つためには、昼夜のリズムに細胞を同期させることが極めて重要であることが、今回の研究成果でさらに深く実証されました」
肌本来の修復プロセスを損なう夜間のブルーライト。就寝前はできるだけPCやスマートフォンの画面を避ける、ブルーライトカットメガネなどを活用する、など日々の生活の中でできることから取り組みたいものです。
肌本来の夜間のリズムをサポートするスキンケアアイテム
こうした研究のもと2018年8月に発売した「アドバンス ナイト リペア アイ SR コンプレックス」は、ブルーライトをはじめとする環境要因によって生じるダメージの進行を防ぎ、目元の肌を修復するアイ ジェル クリームとして、大人女性のマストアイテムとして定着し始めています。
現代社会において、パソコンやスマートフォンはなくてはならないもの。だからこそ、肌をいたわるケアにも本気で向き合いたいものです。ブルーライトの影響を正しく理解した上で先手を打つのが、賢い大人女性の選択です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 八木由希乃