「ディオール」の2025年春夏 コレクションは、神話に登場する勇敢な女性像“アマゾーン”に着想を得たスタイルが魅惑的。さらに、スポーティなディテールが際立ち、春のスタイルに鮮度をもたらします。躍動感のある装いで、エレガンスの新境地へ!
「ディオール」のエンパワリングな装いが現代のモードを牽引する
上品でありながら、意志のある強さを感じさせる「ディオール」発の最旬エレガンスは、大人を魅了するパワーに満ちています。モノトーンを基軸に、スポーティなアレンジを加えたスタイルは、昨年、パリで開催された五輪の興奮や躍動感を映し出すかのよう。斬新なライン使いや個性を宿すアシメトリーなデザインを巧みに取り入れ、機能性と美を融合させた「ディオール」の『スポーティ・モード』が新たな輝きをもたらします。



遠目には存在感が際立ち、至近距離では精巧な意匠が冴え渡るスーツスタイルで全方位美しく。ヴァージンウール素材を用いたダブルジャケットとワイドパンツは王道感もありながら、サイドラインが軽快なエッセンスに。白のライン部分には“DIOR”のシグネチャーを引き伸ばしたようなデザインが施され、遊び心が光る仕掛けが。スーツスタイルの仕上げに、マルチウェイな新生バッグ『D-ジャーニー』やスニーカーを合わせてモダンな表情に。

コントラストのきいたブロックカラーのショートコートで、印象的な装いに。ダブルフェイス仕立ての軽やかな一着は、右サイドにあしらわれたロゴがリズミカルな躍動感を演出。グラフィカルなデザインは、1971年に発表されたアーカイブのストールデザインから着想を得たもの。インパクトを放つコートには、ストレッチのきいた柔らかなラムレザーのロンググローブを合わせて淑女な雰囲気を。ブラックレザーに“CD”ロゴが煌めくパールモチーフがさりげない華やぎを演出。
アシメトリーのフォルムで伝統的なスーチングに進化を

テーラードジャケットをアシメトリーに仕立てた一着は、ムッシュ ディオールが1948年秋冬 オートクチュール コレクションで発表した「アバンドン」ドレスがデザインルーツに。品格のあるジャケットながら、センシュアルなムードも漂って。深みのあるネイビーのスーツとリンクするように、同系色の「ディオール オブリーク」ジャカードのバッグやヘッドバンドで爽快なアプローチを。
曲線を描くしなやかなバッグ『D-ジャーニー』が多彩な表情をもたらす


豊かな表情をもつ、新たなアイコンバッグ『D-ジャーニー』が誕生。収納力のある柔らかなボディとジップ使いが特徴のバッグは、クロスボディバッグやショルダーバッグとしてはもちろん、両サイドのハンドルを使用して手持ちのスタイルを楽しむこともできるマルチウェイな逸品。職人の手作業によりあしらわれたゴールドシグネチャーのプルが、スポーティなバッグに優美なニュアンスを添える。
ノーブルなブラックにアスレティックのエッセンスを添えて

伝統的な「バー」ジャケットとスポーティなパンツを掛け合わせたブラックエレガンスが、“ディオール”の革新性を鮮やかに体現する。ウエストのくびれを強調する「バー」ジャケットは、粒状の質感をもつシルクウール素材「グラン ドゥ プードル」を採用し、コンテンポラリーな印象へと進化。サイドラインが配されたメッシュパンツで意外性を効かせ、端正な『レディ ディオール』バッグで気品を漂わせて。

ヘルシーな肌見せを叶えるブルゾンで、黒の装いに軽やかな抜け感を。ブルゾンとペンシルスカートには大胆なジップ使いが! 開閉具合を調整することで印象の変化を楽しめるデザインが秀逸。軽やかなテクスチャーでありながら、モアレ加工が織りなす繊細な陰影が、奥行きのある表情をもたらして。アウトポケットが際立つハンドバッグも、アクティブな印象をもたらす鍵に。
個性を引き出すバイカラーのトレンチで品よくのびやかに

コントラストのきいた配色やグラフィカルなストライプで、時代を超えて愛されるトレンチコートに宿る、新たな魅力…。軽量なマテリアルを用い、ゆったりと仕上げたトレンチを纏えば、コンテンポラリーな装いへと導かれる。ストレッチ素材のポインテッドブーツで、足元にも「スポーティ・モード」を添え、しなやかな躍動美を完成させて。神話の“アマゾーン”を彷彿とさせる弓を象ったパールの装飾をさりげないスパイスに。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 長山一樹(S-14)
- STYLIST :
- 長澤実香
- HAIR MAKE :
- SHOTARO(SENSE OF HUMOUR/ヘア)、DAKUZAKU(TRON/メイク)
- MODEL :
- 大政 絢(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、池永裕子(Precious)