年収1億円を超える一流の成功者たち。一般的な大卒のビジネスパーソンの生涯年収は2~4億円と言われていますから、成功者と一般的な人の収入金額の差は、埋めがたいもののように感じられるのではないでしょうか? そもそも成功者になりたくても、具体的に何をすればよいかわからない、という人が多いはずです。

『成功する人は、なぜリッツカールトンで打ち合わせするのか?』の著者でベストセラー作家の水野俊哉さんは「成功者になりたければ、成功者の近くに行き、話を聞き、彼らと知人友人になり、できれば彼らをビジネスパートナーかお客さんにするべき」だと言います。

とはいえ、ただ成功者と知り合いになればよい、という話ではありません。肝心なのは、成功者の思考や生活習慣を真似て、そこから学ぶことです。

そこで、本記事では超一流の成功者たちのルールをご紹介します。ワンランク上の自分にステップアップするために、ぜひ参考にしてみてください。

成功者たちにはこんな習慣が!あなたを超一流にする7つの絶対ルール

成功者のルールを実践してみましょう!

■1:競争する場所を変える

ビジネスシーンにおいて、競争相手が多い場所のことを「レッドオーシャン」と呼びます。過密した海。同業者に手強いライバルが多ければ、当然自分が活躍できる機会は減ってしまいますよね。逆に競争相手が少ない場所を「ブルーオーシャン」と呼びます。開けた海。水野さんによると、自分の能力を最大限に活かして輝けるのは、ライバルが少ない「ブルーオーシャン」なのだそう。

「成功者になるためには、周囲の人から高い評価を得ることが重要です。今の自分の評価を変えたいのなら、競争する場所を変えましょう。現代日本の会社組織で働いている人の多くは、本当に優秀な人たちが大勢いる、レッドオーシャンで争っている状態と言えるからです。

前提として、日本企業の会社員はかなりビジネス能力が高いのです。実際、会社組織という場から別の立場に戦場を移した途端、成功した人たちの姿を、これまでにたくさん見てきました。

自分が輝けるブルーオーシャンを見つけるためには、転職ありきで考え、社外にチャンスを求めましょう。勉強会に参加して、自分の得意分野を見直すのも手です」(水野さん)

プロのサッカー選手を目指していた人が、インストラクターとして成功した、という事例もあります。また「会社員のまま成功している人はいない」と水野さん。成功者はどこかのタイミングで独立や起業をして、自分が本当に輝ける場所へ移っているのです。

■2:自分がすべき仕事と、他人がすべき仕事を見極める

自分ですべきこと、他人に任せることの見極めが重要。

一流の成功者に独立・起業はつきものですが、当然のことながら独立や起業をすれば、誰でも成功者になれるわけではありません。仕事はなんでも自分でやらないと気が済まない、完璧主義タイプの人は要注意。反対に、一流の成功者の場合、他人を信頼して仕事を任せるのがうまいのです。

「成功者は、自分でやらなくていいこと(例えば経理や事務作業、確定申告など)は、他人に任せてしまいます。その空いた時間を、自分が高い成果を発揮できる作業や、高い報酬を得られる作業に充てるほうが、合理的だとわかっているからです。

プライドが邪魔をして、他人に仕事を任せられない人がいますが、自分以外にもその作業ができる人がいるのなら、賃金を払って雇い、任せてしまうのがよいでしょう」(水野さん)

自分ですべき仕事と他人に任せる仕事を見極める際は、今直面している仕事を、以下の4つに分類して考えてみてください。

1:自分が得意なことで報酬が高いもの

2:自分で得意なことで報酬が低いもの

3:自分が苦手なことで報酬が高いもの

4:自分が苦手なことで報酬が低いもの

理想的なのは、1の分量をできるだけ増やしていくことです。2は一見よさそうですが、「得意=好き」というだけで固執すると貧乏暇なし状態に陥りやすいため、他人に任せるのが吉。逆に3は、苦手というのは思い込みで、やっているうちに、効率的なやり方が見つかるケースもあるので、自分でやってみるとよいかもしれません。4は続けても非効率なので、余程の事情がない限り、他人に任せるようにしましょう。

■3:周囲の人に、意見を求めない

大事な決断やアイディアの実行は、自分を信じて。

プライベートや仕事の悩みを、気兼ねなく相談できる相手がいると心強いですよね。ところが、水野さんは「大事な決断ほど、周囲の人の意見を求めてはいけない」と断言します。

「身近な人ほど、大事な決断に反対します。相手のことを心配するあまり、できるだけ失敗が少なく、リスクのない道を提案するものであり、それが世の常識でもあります。

しかしながら、当たり前の考えからは当たり前の結果しか生まれないように、世の中の大半の人が正しいと思うことをしても、成功者にはなれません。一流の成功者たちは、常識とはかけ離れた、リスクのある行動を取ることが多いからです。常識を疑い、周囲の反対意見は気にせずに、自分を信じることも、成功者になるために欠かせない素質と言えます。

ただし、なんでも無理やり進むだけではいけません。反対意見をもっている人へのフォローやトラブル処理も、大切です。例えば、打ち合わせでの決定事項に対して反対意見をもっている人と、個別に話す機会を設けて話を聞くことで、チーム内で軋轢が生じるリスクを回避できるでしょう」(水野さん)

くれぐれも、大事な決断をするときや、自分のアイディアを実行に移すときに、他人の意見を求めてはいけません。

■4:周囲からの悪口に左右されない

的確な指摘にだけ、耳を傾けましょう。

誰でも自分の悪口は言われたくないもの。ですが「成功者になるにあたって、他人から悪口を言われることは、どうしても避けて通れない」と水野さんは言います。そんな他人の嫉妬心から生じる悪口に負けないためには、目の前の物事に打ち込むことがいちばんの解決策です。

「いかに人格者で温厚な人であっても、成功者には他人からの誹謗中傷は起こり得ます。成功者は多くの人々にとって、羨望の対象ですから、『ビジネスで大成功した』『収入が増えた』などということが露見すれば、妬まれることもあります。場合によってはビジネスのライバルとなる同業者から、営業妨害的に悪口を書かれることも……。

人から嫌われたくないのは誰でも同じですが、『悪評は無名に勝る』という言葉があるように、悪口を言われるのは、注目されている証でもあります。知らない人や第三者から悪口を言われても、切り捨てるぐらいの潔さをもちましょう。

大切なのは、自分がするべきことを見失わないことです。自動車のアクセルとブレーキを例に取れば、アクセルを踏み込んで突き進んでいるときは、周りの雑音は聞こえなくなる。このように最優先事項に専念していれば、自然と他人の悪口が気にならなくなるはずです。

とはいえ、一概にすべての悪口を無視すればいいわけではありません。なぜなら、ときには的確な指摘もあるから。特に、一緒に働いている人やお客さんの意見には、耳を傾けることも必要なのです」(水野さん)

必死に物事に打ち込んでいるときは、周りの物音が気にならなくなりますよね。それと同じで、たとえ赤の他人からの悪口があっても、今やるべき作業に集中していれば、惑わされることはなくなるでしょう。

■5:インプットしたらアウトプットする

まずはインプット+アウトプットの習慣づけから。

普段、本や新聞、ネットニュースなどをよく読むけれど、そこで得た知識をすぐに忘れてしまう、ということはありませんか? このように一度インプットした知識は、自分なりに内容を消化してから誰かに話したり、文章で書いたりしてアウトプットすると、効率よく情報を定着させることができます。

「多くの成功者たちは博識で、常にインプットとアウトプットを繰り返しています。ここでポイントとなるのは、投資や株やビジネスに活用(アウトプット)するために、さまざまな情報を日々、インプットしているということ。このように、学んだ知識はできるだけ自分自身が実践して、アクションにつなげることが重要です。

まずは、最近読んだ本を1冊思い出して、A4用紙1枚にその本の趣旨や感想を書いてみてください。実際にアウトプットをしてみると、案外自分の記憶や理解が、曖昧なことに気がつくはずです。インプットした情報を消化するために、文章にまとめる、誰かに話すなどのアウトプットを習慣化すると、知識の定着を実感できるでしょう」(水野さん)

初めはインプット+アウトプットの習慣を身につけるため、好きな小説や映画のあらすじや、感想を誰かに話すことから取り組んでみるとよいかもしれません。慣れてきたら、自分の仕事に活かせる分野に関する書籍や記事に応用していくことで、ビジネスや投資などにもつながるはずです。

■6:お金は空気であり「手段」と考える

目標と考えるか、手段と考えるか。

一般的な感覚では、お金を得ること、お金を貯めることを目標にしているものですよね。ところが成功者たちにとって、お金は自分の夢や願望を叶えるための「手段」でしかないと言います。

「月収300万円以上の金額を稼ぐようになると、お金の残高を数えたり、過去の出費を悔いたり、という感覚がなくなり、お金に縛られない人生を送るようになります。成功者たちにとっては、お金は目標ではなく、あって当たり前の空気のような存在。つまりお金は自分の目標達成のための手段なのです。この『お金は空気である』という価値観が、成功者とそうでない人の違いのひとつと言えるでしょう。

例えば『人の役に立つようなビジネスがしたい』『世の中を変えるような画期的なサービスを生み出したい』といった自分の夢を叶えるためなら、お金は惜しまずどんどん使う。その結果、よい循環が生まれ、お金が流れ込んでくるようになるのです」(水野さん)

お金持ちになって贅沢をしたいという願望や、好きなものを好きなだけ手に入れたいという物欲は、ある程度のお金があれば、いずれ満たされてしまいます。たとえお金持ちになれたとしても、お金は目標達成ための手段でしかないという価値観がなければ、一流ではないということを、肝に銘じておきましょう。

■7:初体験にお金を惜しまない

大人になると初めての体験が減り、大抵のことには動じなくなるものです。しかし成功者の場合、新しい経験をするための投資を惜しみません。

「例えば、夏に飲む冷えたビールのひと口目は格別ですが、2杯3杯と飲み続けるうちに、最初のおいしさが感じられなくなっていく。仕事でも、新入社員のころは慣れないことが多く、試行錯誤していたのに、30代~40代になると現状に満足して努力しなくなったり、新しいことを学ぶ意識が薄れてきたりします。その結果、思考が硬直し、視野が狭い人間になりがちです。

だからこそ成功者たちは、常に新しい刺激を取り入れ、自分の視野を広げる努力をしています。成功者の多くは、いくつになっても未知の体験に飛び込むのが大好きで、その経験を得るためならお金を惜しみなく使うのです。

これは自分自身だけでなく、家族に対しても同じ。例えば、親子で高級ホテルに宿泊する、三ツ星レストランで食事をするなど、子どものうちに最上級のものに触れる機会をつくってあげることは、よい投資になります。

ちなみに、新しい体験のために自分のお金を使うということもポイント。なぜなら、他人のお金や無料で得る経験は、費用がかかっていないぶん、ないがしろにしてしまいがちだからです」(水野さん)

何事も実際に経験しないと身につきません。常日ごろから初めての体験に触れることを心がけ、いくつになっても広い視野をもち続ける努力を続けることが大切ですね。


成功者のルールは、ビジネスや仕事での考え方のみならず、日ごろの何気ない習慣のなかにも存在します。ひとつずつ実践していくことで、着実に成功者へと近づいていきましょう。

水野俊哉さん
ベストセラー作家
(みずの としや)1973年生まれ。本業はビジネス書作家。会社経営を経て「成功本50冊『勝ち抜け』案内」(光文社)でデビューし、シリーズ累計10万部を突破する。以降も「法則のトリセツ」(徳間書店)や「幸福の商社 不幸のデパート」(大和書房)など著書多数。
この記事の執筆者
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