おしゃれな街として、近年ますます人気が高まっている、代々木上原界隈。駅前商店街や高級住宅街には、上質な隠れ家レストランも点在。グルメを語る上でも、見逃せないスポットとなっています。
そこでこの記事では、代々木上原周辺のフレンチ・レストランをピックアップ。プレステージなレストランの予約を得意とする『一休.comレストラン』で口コミ評価の高いお店と、料理人の顔が見えるグルメ・レストランサイト『ヒトサラ』でシェフがオススメするお店の中から、特におすすめしたい6軒を厳選しました。
【目次】
ランチが人気｜代々木上原フレンチ
【1】Le Beaucoup（ル ボークープ）
代々木上原駅より徒歩5分ほど、「Le Beaucoup（ル ボークープ）」は、肩肘張らずに本格フレンチを楽しめるレストラン。店名は、フランス語で「たくさん」、「多い」という意味で、この地でたくさんのゲストとたくさんの楽しい時間を過ごしたいという、店の想いが込められています。
店内カウンター席は、調理風景を前に、シェフとの会話も楽しめる特等席。テーブル席では、友人とシェアして、といった楽しみ方にも対応してくれます。自宅のようにくつろげる、このあたたかな空間には常連客やリピーターが集い、まさに店名に込められた願いを実現しているかのようです。
アットホームな雰囲気と言えど、お料理は本格的。野菜は青森県産や栃木県産のもの、鮮魚は淡路産といった具合に、シェフ自ら足を運び厳選した産地の食材を用い、その素材本来のおいしさを、プロならではの繊細な仕事で引き出してくれます。
たとえば、北海道十勝の和牛を使用したフィレステーキは見た目にも美しく、ホロホロと口の中でほどける極上の食感を楽しめます。手頃な価格から50種ほどそろえられたワインとともに、マリアージュを堪能しましょう。
人気のランチプランは「【気軽にレジェランチ】 プティスープ、オードブル、メイン、デザートのお気軽ランチ！3,000円」。コースの構成は、スープ、前菜、メイン（肉または魚）、デザート。手の届く価格で、ちょっと贅沢ランチを！
問い合わせ先
- Le Beaucoup
- 営業時間／11:30～15:00、土日祝／11:30～15:30 18:00～22:30
定休日／月曜日（月曜日が祝日の場合は振替で火曜日）・不定休で月2回
予算／ランチ 4,000円～4,999円 、 ディナー 6,000円～7,999円
席数／24席
喫煙可否／全面禁煙
住所／東京都渋谷区上原3-10-3 蒼天ビル1F
【2】emuN（エミュ）
5年連続で星を獲得した恵比寿の人気フレンチが、2017年、代々木上原にリニューアルオープン。そのレストラン、「emuN（エミュ）」が店を構えるのは、駅を出てすぐのビル3階。外壁に掲げられたかわいらしい看板を見逃さず目的地を目指すと、陽光差し込む、あたたかな空間が迎えてくれます。
店内はそう広くはありませんが、だからこそ居心地がよく、以前のお店より肩の力を抜いて食事を楽しむことができそう。花をモチーフにした明るくおしゃれ内装に、女性はきっと心くすぐられるはずです。
翌日胃がもたれることを心配していては、心から食事を楽しめない。そんなシェフ自身の経験から、「胃に負担のかからないフレンチ」が、同店のモットーとなっています。
たとえば、フレンチに不可欠なバターやクリームは、可能な限り控えて。代わりに濃厚な野菜のピューレを使用するなど、工夫を凝らしているのが特徴的です。中でも出色なのは、世界的なワインの生産者であるマダム・ルロワをも魅了した「バー・オーベルジーヌ」。茄子の種をキャビアに見立てて焼いたスズキに乗せ、軽く炙って、茄子のピューレ、素揚げを添えた一皿です。
人気のランチプランは、「前菜2皿、選べる魚or肉料理、デザート、カフェ全5品【5年連続星獲得の名店の味を】4,500円」。コースの構成は、アミューズ、前菜×2皿、選べるメイン、デザート。料理の一例として、メイン「本日の天然鮮魚 甲殻類のジュ 赤土野菜」もしくは「鴨腿肉・トランペット・赤土野菜」。味わいはもちろんのこと、見た目や香りにまでこだわり抜いたコースを通じて、季節の訪れを感じましょう。
問い合わせ先
- emuN
- 営業時間／11:30～14:30、17:30～22:30
定休日／月曜日（祝日の場合は翌火曜日）
予算／ランチ 4,000円～4,999円 、 ディナー 8,000円～9,999円
キャパシティ／20席（半個室1室）
喫煙可否／全面禁煙
TEL／03-6452-2525
住所／東京都渋谷区西原3-11-9 3F
【3】ラ・ファソン 古賀
あの名店「シェ・イノ」で、井上 旭シェフの右腕として活躍。本場フランスの3つ星店でさらに腕を磨くなど、弛みなく進化を続けてきた古賀義英氏が、自身の名を冠しオープンしたレストランが「ラ・ファソン 古賀」です。駅から歩いてすぐですが、駅前の通りから1本入ればそこはもう、閑静な住宅地。街に溶け込むような隠れ家的風情は、本物志向の大人をワクワクさせるのにも充分です。
落ち着いたウォームグレイが基調の空間は、レストランの品格と邸宅のくつろぎを併せ持ち、誰もが心地よく過ごすことができそう。幅広い年代のゲストで席が埋まっているのも、その証と言えるでしょう。
テーブル席のほか、調理の様子を間近に眺められるカウンター席の用意も。ここでは、シェフとの会話を楽しみながら、おひとり様で食事を楽しむ姿も見られます。
フランス料理の伝統をベースに、日本人の舌と体に合うよう優しくヘルシー仕立てた一皿が、古賀シェフ流のフレンチ。野菜と魚介は全国の旬のものを厳選。肉は高品質で安全なものだけが吟味され使用されています。
一例として、肉料理から「長野県産 千里豚バラ肉白ワイン煮 ハニーキャベツのブレゼ」をご紹介。千里豚を香味野菜とともに3時間煮込んだ、ジューシーかつ濃厚な一皿です。とろけるようなキャベツの蒸し煮を、付け合わせとしてどうぞ。
また、野菜が主役の前菜「色とりどりの根菜のテリーヌ 蜂蜜ヴィネガー風味」は、季節野菜が集う、その鮮やかなビジュアルがため息もの。トリュフオイルと蜂蜜を加えたヴィネガーも絶妙。蒸した後に冷やして旨みを際立たせるなど、手間を惜しまない仕事が光ります。
体に優しいフレンチは、女子会ランチにも喜ばれること必至。ランチメニューはA~Cの3種が展開されていますが、特にCコースで提供される「オードブルの盛り合わせ」にご注目を。野菜、きのこ、魚介、肉、果物など、旬の食材が一同に介する、圧巻の一皿です。
問い合わせ先
- ラ・ファソン 古賀
- 営業時間／11:30～15:00、18:00～23:00
定休日／水曜日
予算／ランチ 4500円、ディナー 15000円
席数／24人（宴会・パーティー時立席:30人着席:24人）
喫煙可否／完全禁煙
TEL／03-5452-8033
住所／東京都渋谷区上原1-32-5 ロイヤルテラス103
代々木上原のおすすめフレンチビストロ
【1】メゾンサンカントサンク
代々木上原駅から歩いて3分ほど、商店が立ち並ぶ通りに突如、パリの雰囲気をまとわせた一軒家が現れます。そこがフレンチ・ビストロ「メゾンサンカントサンク」。建物の2～3階部分が店舗となっており、2階にはキッチンの活気を目の前にするカウンター席を配置。3階には、まるでフランス映画のような屋根裏部屋が広がります。
カウンターでグラスを傾けるもよし、屋根裏のテーブル席で気の置けない友人とおしゃべりに興じるもよし…。木のぬくもりを宿らせた空間は、自然とくつろぎを誘い、ただただ心地の良い時間を満喫させてくれます。
肩の力を抜いて楽しめるこんな隠れ家こそ、大人には必要なのかもしれません。覚えておいて損はない、人気店です。
リラックスできる雰囲気が魅力である一方、料理は本場の最新ガストロノミーとも比肩する本格的なものばかり。作家ものの器に盛りつけ提供される、その繊細なプレゼンテーションにも、パリのエスプリが感じられます。
豊富なメニューの中から、「まずはこれ！」と常連客も太鼓判を押すのが「前菜の盛り合わせ」。人気の「白レバーのペースト」など、店で一から仕込んだ本場の味を10種ほど、少しずつ盛り合わせた、看板メニューです。華やかなビジュアルも楽しく、楽しい宵のスタートを飾る一皿として申し分ありません。
ビストロ料理に欠かせないのは、やはりワイン。個性的な自然派ワインを中心に、手頃な価格から展開されているので、是非とも合わせて楽しんで。
問い合わせ先
- メゾンサンカントサンク
- 営業時間／17:00～1:00
定休日／日曜日
予算／ディナー 6,000円
席数／26人（宴会・パーティー時着席:26人）
喫煙可否／分煙
TEL／03-5454-5631
住所／東京都渋谷区西原3-5-1
代々木上原のおすすめフレンチレストラン
【1】レストラン セララバアド
代々木上原の住宅街に、驚きに満ちた、モダンガストロノミーを体験できるレストランが潜んでいます。その店の名は「レストラン セララバアド」。世界一のレストランとも言われるスペイン「El Bulli」、デンマーク「noma」など、世界中の名店を経験した橋本宏一シェフが、その独創的な世界観を披露します。
イノベーティブなお料理というと、どうしても敷居が高く感じられてしまうもの。そこで橋本シェフが目指したのが、モダンガストロノミーを気軽に楽しめるお店です。
住宅街に溶け込むような氏の城は、カウンター2席、テーブル14席とこじんまり。ナチュラルな北欧系インテリアが、どこかホッとするような温かみを醸します。アットホーム感を大切にしたくつろぎの空間は、心から料理を楽しむ場としてこの上なし。一息ついて、目と舌で味わう芸術的な一皿の登場を待ちましょう。
提供スタイルはコース1本のみ。10品～12品程度、少量他皿の構成で、シェフの世界観を堪能させてくれます。
次から次へと登場する独創的な「作品」に、ワクワクが止まりません。序盤に供される「根セロリ 折り鶴 柚子」は、切り株をお皿代わりにして森をイメージ。瞬時に目を奪われる折り鶴は根セロリでつくられたもので、「noma」時代の試作がもとになっているのだそう。その横には、ホロホロ鶏の希少なフォアグラが添えられています。
こんなにも印象的なお料理があと何皿も続くのに、価格は極めてリーズナブル。クリエイティブなレストランにはちょっと気が引けていた方も、この機会に是非訪れて、感動を体感してみてください。
問い合わせ先
- レストラン セララバアド
- 営業時間／18:30～23:00
定休日／月・日曜日
予算／ディナー 17,000円
喫煙可否／完全禁煙
TEL／03-3465-8471
住所／東京都渋谷区上原2-8-11 TWIZA上原1F
【2】sio（シオ）
かつて同地にあった人気フレンチ「Gris」が2018年リニューアルし、「sio（シオ）」として再オープン。気鋭のシェフ・鳥羽周作氏の自由な発想は、以降もますます冴えわたります。
イノベーティブ・フレンチと言うと難しそうですが、店内はまるで欧米のカフェのようなカジュアル感。「イケてる」BGMは、DJが「sio」をイメージし選曲したもので、こちらもまた、軽やかなムードを盛り立てます。
フレンチと言えばどうしてもワインがイメージされますが、同店では台湾茶ベースのティーペアリングを提案している点も画期的。お酒が飲めない人でも、誰でも、気負わずフレンチを楽しんでほしいという、お店の気概を感じさせます。
なんとも個性的な器に盛られ登場したのは、鳥羽シェフのシグネチャー「フォアグラ／アメリカンチェリー／べったら漬け」。メニュー名を見ただけでも面食らってしまいますが、いざ口に入れてみると、咀嚼するたび味が完成されていくのが不思議です。まずはザクザクと音を立てながらカカオの香りが広がり、やがてチェリーの甘味、フォアグラの旨味が絶妙なハーモニーを奏でます。
ディナーコースは10皿ほどで、ラストには店名を冠したデザート「sio」が登場。こちらは、チーズとハーブで仕立てたアイス。チーズの深いコクがコースの最後に余韻を残し、ハーブのさっぱりとした後味が締めくくります。
問い合わせ先
- sio
- 営業時間／12:00～15:00※土日祝のみ、18:00～0:00
定休日／水曜定休、他不定休あり
予算／ランチ 9,000円、ディナー 20,000円
席数／16人
喫煙可否／完全禁煙
TEL／03-6804-7607
住所／東京都渋谷区上原1-35-3
※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2019年4月9日（火）時点での情報をもとに作成しています。
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
