六本木ヒルズはオシャレなだけでなく、しっとりと和食もいただける場所でもあります。

例えば、六本木ヒルズ内にあるラグジュアリーホテル、グランド ハイアット 東京の日本料理「旬房(しゅんぼう)」は、至福の白ご飯が味わえる場所。実はこの店だけの「旬房米」という品種のお米で炊き上げた至福のご飯が楽しめるのです。

「旬房」の店内

果たして「旬房米」とはどのようなお米なのか、栽培から炊き方、味・おいしさ、そして食べ方などを、旬房のマネージャーさんに教えていただきました。

この店にしかない「旬房米」とは?

旬房で提供されているご飯は、旬房米もしくは北海道産のななつぼし。このうち、旬房米はこの店限定のお米だというのです。一体、どんなお米なのでしょうか?

「旬房米」

「つや姫」を旬房独自の基準で栽培・厳選

「旬房米は、2015年に旬房で開催した山形フェアをきっかけに、山形県南陽市のおりはた環境保全協議会と契約を結び、山形県特別栽培米『つや姫』を旬房独自の基準で栽培・厳選し、旬房でのみでご提供しているお米です」

農薬・化学肥料減、お米のおいしさを測る食味値80点以上!

「旬房米の産地、山形県南陽市は、雪解け水が流れ込む清流『織機川(おりはたがわ)』を引き入れた肥沃な土壌、夏の長い日照時間、そして朝晩の寒暖差など、おいしい米づくりに理想的な土地です。その恵み豊かな土地で、有機肥料による土づくりを10年以上継続して取り組んでいる農家によって、農薬や化学肥料を通常よりもさらに減らして栽培しています。さらに、お米のおいしさを測る食味値は一般的なお米よりも高い80点以上のものと、選び抜かれたお米です」

ちなみに「つや姫」そのものの多くが、農薬・化学肥料の使用を5割以下にして栽培される付加価値の高い特別栽培米であるものの、旬房米はさらに、農薬を6割、化学肥料を9割減にして栽培されているそうです。

また一般的な日本産のお米の食味値は、65~75点が標準だとか。80点以上とは、おいしさが期待できそうです。

副総料理長が田植えと稲刈りに参加!

「副総料理長 日本料理統括・根笹卓也が現地に赴き、田植えと稲刈りの作業に参加しています」

豊かな香り

「旬房米の味わいの一番の特徴は、炊き上げると立ちのぼる豊かな香り。オーダーをいただいてから、釜で炊き上げるふっくらとつややかな香り立つ味わいを、旬房のお料理と共にご堪能いただけます」

「旬房米」が生まれた経緯

旬房米はどのように生まれたのか。

この選りすぐりの旬房米誕生のきっかけは、どんなことにあったのでしょうか?

「約40年近く日本料理に携わっており、その道に精通している副総料理長の根笹が、お米の生産者を訪れた際、その生産者の想いやお米を育てる環境に共感し、ぜひ、旬房用にもお米をつくってみたいと思い、旬房米は生まれました。

ご飯のお料理のみならず、ご提供するお料理にはすべて、厳選した良質で旬の素材を使用し、どのような環境で、どのようにつくられたかというところまでしっかりとこだわって選んでいます。釜炊きのご飯は、オーダーが入ってから一つひとつ釜で炊いてご用意していますので、ふっくら、香り高い炊きたてをお楽しみいただけます」

この旬房米、店頭では2kgと5kgのパッケージが販売されているそう! お料理とご飯を堪能したあとは、手土産に持ち帰り、自宅でも楽しむことができるとはうれしいですね。

「旬房米」に合うメニューは?

「石垣島産 キビ丸豚のロースカツ」¥3,400 (税サ別)

ところで、「旬房米」にはどんなメニューが合うのでしょうか?

「お肉料理内にある、『石垣島産「キビ丸豚」の生姜焼き』や『石垣島産「キビ丸豚」のロースカツ』との相性はとてもよいです。また旬房の珍しいものとして、『本鮪(マグロ)と丹波黒豆納豆のユッケ』も大変相性がよく、おすすめです」

「本鮪と丹波黒豆納豆のユッケ」¥2,700(税サ別)

高級な豚やマグロ料理とともにいただく至福の白ご飯は、まさに贅沢。ほくほくとした白ご飯と共に味わってみたいですね。

六本木ヒルズとお米との意外なつながり

六本木ヒルズで、白ご飯をいただく、ということ自体、意外な気がしますが、実は六本木ヒルズは、もともとお米と関係が深いようです。

「『六本木ヒルズ』と『ご飯』には縁があります。私たちのホテルが位置する六本木ヒルズは、都市における緑化推進や都市の自然をより身近に感じてもらうことを目的に、屋上庭園を舞台にさまざまな取り組みを行っています。

その取り組みの一環として、通常、非公開の屋上庭園において、六本木ヒルズ居住者などを対象にした『稲作体験』の提供など、六本木ヒルズのコミュニティー活動の場として活用しています」

まさか屋上で稲作体験がされていたとは驚き! 六本木ヒルズはお米と関係が深いようですね。

グランド ハイアット 東京には、ほかにも江戸前寿司の「六緑」や鉄板焼の「けやき坂」、六本木ヒルズには厳選した米を自家精米して各地の名水で炊く名物の土鍋ご飯が味わえる「茶寮 宮坂」といった日本料理店があります。

イタリアンやフレンチ、中華なども素敵ですが、あえて六本木ヒルズで“和”の「ご飯」にこだわってみるのもよいかもしれません。

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この記事の執筆者
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WRITING :
石原亜香利