下がった口角をキュッと上げ、貧相に見える唇をふっくらとみせる、大人のリップテクニックをまとめました。メイクのポイントをおさえれば、少しのコツで見違えるほど印象的な唇が完成します。ぜひ普段のリップメイクに取り入れてみてください。
【目次】
口角をキュッと上げる口紅の塗り方テクニック
■「下がり口角」を解消するメイクのコツ
1:唇の口角にコンシーラーを引く
コンシーラーを使って、口角を「く」の字に囲むようにラインを引きましょう。下唇の口角をやや長めに引いておくのがコツ。口角の存在感をくっきりと出しつつ、口角下の影をしっかり消し去るのが目的です。
2:コンシーラーを指でしっかりなじませる
1で引いたラインを指でリップラインに沿ってなじませていきます。口元はよく動く部分なので、しっかりなじませておくのがキレイに仕上げるポイントです。指だけで心配な人はスポンジでさらになじませてください。
3:上唇+下唇中央にリップラインを引く
唇の色になじみやすい、ベージュピンクのリップライナーで上唇のラインをとりましょう。上唇にボリュームを出したい人はふっくらめに。下唇は中央のみぷっくりと引きます。口角下は引かず、口紅で全体に直塗りをしてください。
老けて見える「下がり口角」を解消!口角をキュッと見せるメイクのコツ
■「キリッと引き上がった口元」を作るリキッドリップの塗り方
1:リップベースを塗る
まず、リップベースを塗ります。左右に滑らせて塗るとシワの溝が埋まりにくいため、縦ジワの凹みを埋めるように溝に沿って〝縦塗り〟します。
2:リップを下唇の中央にのせる
リップは初めに、下唇の中央にのせます。それから「んーっ」として上唇に移してのばします。さらに下唇全体を塗ってから、上唇をアバウトに塗っていきます。
3:上唇全体を塗り輪郭を補正する
上唇全体を塗ったあとに輪郭を補正します。上唇の山は色素が後退して曖昧になっているので、鋭角的ではなく、丸みのあるなだらかな山で立体感を強調しましょう。
4:1mmはみ出しふっくら感をプラスする
上唇の口角から山にかけては、1mmはみ出しふっくら感をプラス。唇がやせてしまった貧相な唇をふくよかに見せるワザです。これをするのとしないのとでは、見た目印象の若々しさに差が出ます。
【コンシーラーでくすみを消して口角を引き上げる】
口周りは乾きやすいため、くすみが起こりやすい部位。さらに口角下はたるみでできてしまったマリオネットラインが影をつくり、いっそう口元を暗く、口角も下がって見え不満顔に……。これでは「会食リップ」の肌映え効果は半減してしまいます。
解決策は、自分の肌色よりも一段明るめのコンシーラーを、口角下にサッと塗ること。のせた後に指でなじませます。のせたのかどうかわからないくらい、ほんのり明るくなるだけで十分です。くすみやたるみの影が消えるハイライト効果で、口角がキュッと上がって見える、うれしい錯覚作用が生まれます。
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■口角と山を立たせて健康的な若見えリップ
1:コンシーラーで色素が溜まりがちな部分を補正
唇の色が濁りやすい口角、下唇の下、上唇の山をコンシーラーで補正します。このひと手間でリップの発色が綺麗になります。
コンシーラーは肌よりも明るいものを選ぶこと。唇は皮膚が薄いため、厚塗りになりにくい薄づきタイプがオススメです。
2:リップライナーで唇全体に塗りつぶす
まずはリップライナーで唇全体を塗りつぶします。後で輪郭を描くため、はみ出しなどは気にせず豪快に塗って。塗りつぶす前にリップクリームを塗っておくと、滑りがよく、スルスルと塗ることができます。
3:輪郭をオーバー気味に描く
リップライナーで、実際の唇よりもオーバー目に輪郭を描く。下唇は厚みのあるぽってりとした印象に、上唇の口角は少し上げるように描くと、ほうれい線や口角の下がりをカバーすることができます。唇の山は尖らせるように、ややシャープに描くのがポイントです。
4:唇全体にリップを塗る
輪郭からはみ出さないように注意しながら、リップをブラシで唇全体に塗ります。少しくすんだ赤みの強い色を選ぶと、若すぎず、老けても見えない絶妙な仕上がりに。
若見えリップの条件は血色がよく、キュッと口角が上がっていること。リップ1本ですませているなら、今すぐプロセスを見直しましょう。ぼやけがちな輪郭をライナーでしっかりと描いて、存在感のある口元に。ジューシーな唇に視線が集中するので、ほうれい線は目立ちません!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部