ダイエット成功率は男女限らず約3割。しかし失敗率に大きな差が!
初夏なのに全国的に真夏のような日々がつづく令和元年の日本。ファッションも夏仕様になって露出度も高くなり、「急いでダイエットしなきゃ!」と慌てている人も多いのではないでしょうか?
しかし、ダイエットの多くはそう簡単に成功しないもの。RIZAPが行なったアンケート調査によると、ダイエット経験がある人で成功した人の割合は全体の36.0%だそうです。残りは、失敗した人が35.1%で、変わらない人が28.9%となっています。
さらに、同調査では男女別でも成功率を調査していますが、男性で成功した人の割合はこちらになります。
成功39.5%、失敗34.8%、かわらない25.6%と、全体の割合とそれほど差がありません。一方女性の調査結果はこちらになります。
成功33.4%で、これは男性と差がありません。しかし注目すべきは失敗が59.6%と全体の6割を占めること。変わらないは7.0%しかおらず、女性はおそらく変わらないことイコール、「失敗した」という認識を持つのではないでしょうか? このように同じダイエットでも男女間でかなりの認識ギャップがあることが分かります。
全体で日本一成功率が高いのは「滋賀県」!
さらに同調査では男女別のほか、全国の都道府県別でもダイエットの成功率について調査を行っています。まずは「ダイエットをしたことがある」と回答した人に対してダイエット後の体重について尋ね、さらに「ダイエットに成功した(体重を減らしてキープしている)」と答えた人を都道府県別に算出。それをもとにランキングを作成しています。
男女同様、ダイエットに関する認識に県民性は存在するのでしょうか? さっそくチェックしてみましょう。
見事、成功率1位に輝いたのは「滋賀県」(51.4%)。全体と男女別での成功率はほぼ3割で固定されていましたが、こちらは51.4%。5割以上の成功率を誇ります。
なぜ滋賀県はこれほどダイエットの成功率が高いのでしょうか? 同調査では「ダイエットをするきっかけ」の調査結果に着目し、全国と滋賀県でその回答を比較。結果は次の通りとなりました。
全国平均よりも目立って多いのが「健康のため(医師からすすめられたため)」。そのほかの自発的な理由でダイエットした人も、全国より多くなっています。
滋賀県は健康に対する意識が全国的に高く、それがダイエットの成功率の高さにつながっているのでしょうか。また「洋服を着こなしたいから」も全国よりかなり多く、ファッションに対する意識も高いことが伺えます。
続いて全国2位となったのは「秋田県」。成功率は51.2%と滋賀県と僅差です。ちなみに、秋田県は男女別のランキングにおいて、男性部門で1位(成功率66.7%)に。そこで滋賀県同様「ダイエットをするきっかけ」の調査結果をもとに、全国の男性と秋田男性でその回答を比較してみることに。結果は次の通りとなりました。
まず驚くべきは自発的な理由による「健康のため」の割合が全国と比べて飛びぬけて高いこと。秋田といえば全国的にも酒どころとして知られているほか、塩分摂取量も全国的に高め。特に塩分量に関しては県をあげて対策しており、平成34年までに県民の食塩摂取量を成人男性の全国平均である8.0g/日(成人)にすることを目標にしている「健康秋田21計画」まであるほどです。
こういった事情もあり、県民の健康意識も高まっているのかもしれません。一方で面白いのは、友人や知人のダイエットに影響を受けた人や、失恋結婚などでダイエットをした人などはゼロ。人の影響は受けない県民性なのでしょうか。
女性でダイエット成功率が高いのは「長崎県」!
一方女性で一番ダイエットの成功率が高かったのは「長崎県」(54.5%)。全国的には15位ですが、なぜ長崎の女性はダイエットの成功率が高いのでしょうか? こちらでも「ダイエットをするきっかけ」の調査結果をもとに、全国女性と長崎女性でその回答を比較してみます。
こちらで興味深いのは「同性の友人に指摘されて」「異性の友人や恋人、夫に指摘されて」「今よりも若く見られたいから」が全国平均よりも高いこと。人から見られる自意識が高く、それがダイエットの成功率につながっているのでしょか?
住む場所が違えば微妙に異なる県民の意識。それが各県のダイエット成功率につながっているようで、それぞれの県民性が垣間見えます。ダイエットを成功させたい人はまず自分の県民性を研究してみると、成功率アップにつながる可能性があるかもしれませんね。
【調査概要】
調査主体:RIZAP株式会社
調査タイトル:ダイエットの成功と失敗に関する調査
調査対象:全国20 歳~69 歳まで男女4230名
調査期間:2019年2月9日~2月11日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 高山 惠