「弁える」って何て読む？「べんえる」ではありませんよ！

正解は…　１：ふんべつ　です。

物事の道理をわきまえる、という意味の「分別（ふんべつ）」です。

答えを見るまでもなく「なぜわざわざこんな常識的な漢字をクイズに？」と憤慨された方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最近、この漢字について混乱してしまった、という方が、実際にいらしたのです。

その方は推理小説を読んでいる際、登場人物の刑事を形容した「分別盛り（ふんべつざかり）」という表現について…

「『分別盛（ふんべつざか）り』といえば、『世の中の道理が良く分かった年ごろ』っていうのは常識じゃない？ それが、ごみ捨ての日に読んだものだから、とっさに『分別（ぶんべつ）ごみ』を連想してしまって（笑）」だそうです（笑）。

言われてみれば、確かに、「分別（ふんべつ）がある」という表現より、「分別（ぶんべつ）ごみ」のほうが、出会う頻度は圧倒的に高いですよね。ということで、あえてこのようなクイズを出題してみました。

人間は、とても簡単な事でも、先入観があると見誤ってしまうものです。カン違いを防ぐのは、日ごろからの地道なおさらいです（笑）。いつも冷静で優雅にふるまえる、素敵な大人の女性でありたいですね。