食欲がない、疲れが抜けない…体にこたえる暑さが続くと、プチ不調状態、いわゆる夏バテを引き起こします。常にだるさを感じている人は多いと思いますが、原因は酷暑の屋外とエアコンで冷えた室内との急激な温度差もそうですが、冷房の効きすぎた部屋に長時間いると、ストレスで自律神経のバランスがくずれたり、熱帯夜で睡眠不足になっていることも関係しています。
とはいえ、この過酷な環境は変えられない、でも休めない、予定もやることも盛りだくさん…。そんなキャリア女性に、村木さんが提案するのが夏疲れ解消のツボ押しです。
なぜ、ツボを押すと効果があるのかといえば、人間の体には自分の体を自然に治す機能=自然治癒力があるのはご存知ですよね。体の各所にある自然治癒力を高めるポイントがツボであり、ここでは、特に疲れ解消、食欲不振に効果のあるツボ押しを教えてもらいました。
元気になるだけでなく、不眠やむくみの解消にもつながるので、時に今の時期はこまめにプッシュするといいでしょう。
夏疲れに効く!簡単ツボ押しメソッド
■Step1:消化器系のツボ「中脘(ちゅうかん)」をプッシュする
みぞおちとおへその間の中間の位置にあるツボで、胃や腸と密接な関係のあるツボで消化不良を改善したり、水分代謝のアップに。冷たいものの食べ過ぎで弱った胃腸が元気になるし、むくみ解消にも効果的です。両手の指3本を使って、息を吐きながら、グーッと押すのですが、ゆっくり1、2、3、4、5とカウントしながら押しましょう。次は息を吸いながら1、2、3、4、5とカウントしつつゆっくりと戻す。これを5回繰り返して。
■Step2:「足三里(あしさんり)」のツボをプッシュする
次は、膝のお皿の下の外側のくぼみから指4本下にあるツボを押します。これも消化器系のツボですが、足のむくみや疲労解消にも効果絶大なので、こまめにプッシュするといいでしょう。
■Step3:足裏のツボ「湧泉(ゆうせん)」をプッシュする
足の裏の中央よりやや上、足の指を曲げた時にへこむところにあるツボで、疲労解消、自律神経のバランスを整える効果あり。足をつかむように持ち、両手の親指を重ねて「湧泉」にあて、グーッとやや強めに押します。
【まとめ|夏疲れに効く!簡単ツボ押しメソッド4か条】
1.激しい温度差や冷房による冷え、睡眠不足などが夏疲れの原因。プチ不調を改善するにはツボ押しが効果的。
2. ツボとは自然治癒力を高めることができるポイントであり、刺激すると体の機能が回復する効果あり。
3.夏疲れに効くツボは、「中脘(ちゅうかん)」「足三里(あしさんり)」「湧泉(ゆうせん)」の3か所。
4.これらのツボをイタ気持ちいい程度の圧で刺激をすると体の機能が回復し、自律神経のバランスの調整ができ、疲労解消につながる。
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以上、夏疲れに効く!簡単ツボ押しメソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
8月のテーマは、リフトアップ&疲労解消メソッドで、次回は8月31日の更新です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子