巻かないでできる簡単ヘアアレンジとロング・ミディアム・ボブと長さ別にストレートヘアのアレンジをご紹介。老け見え解消や小顔効果など、大人可愛いが叶うヘアアレンジを集めました。パーマをあてなくても簡単にイメチェンができるので、ぜひ試してみてください。
【目次】
「巻かない」ヘアアレンジ【3選】
【1】ひと手間でおしゃれになるひとつ結び



■:アレンジ方法
ハーフアップを仕込んで作るひとつ結び。
「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ」(MATSUさん)
STEP1:スタイリング剤を全体になじませる

STEP2:ハチ上の髪をハーフアップに

STEP3:ひとつにまとめて結ぶ

STEP4:結び目に毛束を巻きつけて留める

STEP5:トップを引き出して整える

ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【2】くるりんぱでメリハリを作るハーフアップ



■:アレンジ方法
ペタッとつぶれやすい頭頂部は、髪を束ねた部分から毛束を引き出して高さをつくる。後頭部は結び目に毛束を通す「くるりんぱ」でメリハリをつくる。これで、ボリュームのなさを補うことができるそう。ぶきっちょさんでも簡単にできる、ヘアアレンジ術を5つのステップで見ていきましょう。
STEP1:頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ

STEP2:束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す

STEP3:両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ

STEP4:STEP3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す


STEP5:毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める

【3】ラフさと品の良さを兼ね備えた大人のお団子ヘア



■:アレンジ方法
古臭くなく、若作りにも見えない、ラフで無造作なお団子ヘアです。
「まず、アレンジの前にワックスを髪全体に揉み込んでください。髪の内側につけておくと、ラフさ、無造作な印象がつくりやすくなります。あとはゴムで結ぶ時に毛束が耳にかかるように結びましょう。耳にきっちりとかけてしまうと、一気に老けた印象になりますが、耳を少し出すと、こなれ感、おしゃれな印象になります」(櫻井さん)
STEP1:髪の内側にワックスを揉み込む

STEP2:ねじった毛束をひとつ結びにする

STEP3: ひとつ結びを上下に分けて、上の毛束をゴムに巻きつけてピン留めする

STEP4: 下の毛束を上の団子に巻きつけてピンで留める

「老け見え」「若作り」にならない!40代がチャレンジするならラフで上品なお団子ヘア
「ロング」ヘアアレンジ【3選】
【1】ふんわり愛らしいフレンチシニヨン

■:アレンジ方法
ふんわりとフェミニンなシルエットの秘密は、髪を上下に分けること。上下それぞれをまとめることで、全体をキュッとひっつめた感じがなくなり、ラフな雰囲気のシニヨンに仕上がります。一見難しそうですが、ピンでうまく押さえていけば、こなれた感じにまとめることができますよ。
STEP1:アイロンで毛先にニュアンスを出し、髪を上下に分けブロッキング

- まとめた毛先にニュアンスを出すため、アイロンをかけてカールをつけます。
- あごと耳上を結んだ延長線上で、髪を上下に分けてブロッキング。
- 下の部分の髪をひとつにまとめ、時計回りに毛先までねじり上げていきます。
STEP2:ピンをうまく利用して、上下左右の髪を固定&ねじる

- シニヨンを固定するように、周りからピンを差す。ここではアメリカピンを3本使用します。
- ブロッキングしていたトップの髪を下ろし、左右を交差させながら矢印の方向にねじり、上部をピンで留めます。
- トップの髪の左右を交差させてピンで留めた状態は、右端の画像のようなイメージです。
STEP3:ねじった毛先を束に入れ、残りはラフに留めて仕上げる

- トップの髪をピンで合わせた位置から、ねじりながら写真のように上に持ち上げます。
- 中央は、右手をくるっと反転させ円を描いた状能(その後毛先をねじった束の中に入れ込む)。
- ねじって円を描いた部分をピンで留めて固定し、残った毛先をシニヨンに絡めながらラフに留めたら完成です!
【2】こなれ感のある優雅なポニーテール




■:アレンジ方法
結ぶ位置は「少し高めで元気に見える位置」、気をつけるポイントは「耳上にボリュームを出す」ことだそうです。若づくりに見えない大人のポニーテール、そのやり方を詳しくご紹介します。
STEP1: 耳前と耳後ろで髪を分ける

STEP2: 耳後ろの髪をひとつ結びにする

STEP3: 耳前の髪をねじりながら後ろへ持っていき、毛先をゴムに巻きつける

STEP4: 巻きつけたらピンで留める

STEP5: 後頭部の毛束を引き出す

STEP6: ねじった毛束もゆるっと引き出す

STEP7: 前髪を外巻きにする

【40代×ポニーテール】若づくりに見えない!こなれ感のあるポニーテールのやり方7ステップ
【3】3ステップでできるツイストアレンジ

■:アレンジ方法
両サイドの髪を3つに分けて、ねじって合わせていくだけ。髪のブロッキングをきちんとすれば、テクニックなしで失敗なく、アクセントのあるまとめ髪が完成します。毛束をとって結び目に巻き付け、ゴムを隠すことで、より洗練された仕上がりに。
STEP1:髪を前後に分け、3つのパートにブロッキング

- 左右の耳のラインから後ろの毛を後ろでひとつにゴムで結ぶ。
- 中央の写真は横から見たところ。
- 左のブロックの髪を、こめかみ上の分け目から前髪に向かって3パートに分けます。後ろの毛束からくるくると外向きにきつめにねじっていき、後ろにまとめた髪の結び目上の位置でダッカールピンで押さえましょう。
STEP2:毛束をひとつずつくるくるとねじり、後ろの髪とまとめる

- 真ん中のパートの毛束をSTEP1と同じようにねじり、押さえておきます。
- 顔周りのパートの毛束も同じようにねじります。
- ねじった3本の毛束を押さえていたダッカールピンを外し、真ん中の毛束と合わせてゴムで結びます。
STEP3:左右を同じようにねじってまとめ、仕上げに毛束をゴムに巻きつける

- 右側ブロックの髪も左側ブロックと同様に3パートに分け、それぞれねじって押さえておきます。
- 左側ブロックと同じく、右側ブロックも真ん中の毛束と合わせ、ゴムでひとつに結びます。
- 後ろにまとめた髪から毛束を少しとり、ゴムを隠すようにくるくると巻き付け、毛先をピンで留めたら完成です!
「ミディアム」ヘアアレンジ【3選】
【1】きちんと感を出したねじりポニーテール



■:アレンジ方法
「きちんと感」を守りながら、「毛束に抜け感をつくる」ことが大事だと言います。基本のやり方は、「ねじる」「留める」「引き出す」の簡単3ステップ。それでは詳しくご紹介します。
STEP1:頭頂部の根元にドライヤーを当てて髪を立たせる

STEP2:顔周りの髪を外巻きにする

STEP3:手ぐしで集めた髪をねじり、ピンで留める

STEP4:指で毛束を引き出す

「ねじりを効かせるだけ」でたちまち上品で柔らかい印象になれる、大人のポニーテール
【2】ピンだけで作る上品なねじりアレンジ




■:アレンジ方法
輪郭が野暮ったく感じる、という40代以降の方にぜひチャレンジして欲しいハーフアップアレンジ。プロセスはねじってピンで留めるだけと簡単ですが、耳上の毛束をねじることでサイドに程よいボリュームができ、輪郭や頭の型が綺麗に見えるメリットがあるのだそう。もちろん小顔効果も抜群なので、ぜひチャレンジしてみてください。
STEP1: 右耳上の毛束をねじりながら後頭部へ

STEP2: 後頭部の中央にピンで留める

STEP3: 左耳上の毛束をねじりながら後頭部へ

STEP4: ねじった毛束を後頭部の中央でピン留めする

【3】ざっくりまとめる大人のハーフアップ



■:アレンジ方法
ボリュームのある髪でも軽さのあるまとめ髪を提案していただきました。「毛先にカールとツヤ感があると軽さが出るので、アレンジ前の下準備が重要ですね。ハーフアップにくるりんぱは付きものですが、お客さまから「くるりんぱが上手にできないから教えて欲しい!」と、よく言われるんです。ポイントさえ抑えれば、どなたでも上手にできますよ」(DIFINO akasaka 副店長・根本将平さん)
くるりんぱのおさらいも兼ねて、ボリュームを抑えるハーフアップを教えていただきました。
STEP1:毛先を揉み込むようにドライヤーをあてる

STEP2:ドライヤーを当てた部分にツヤを出すスタイリング剤をなじませる

STEP3:耳の先端より上にある髪を手ぐしでまとめて束ねる


STEP4:結び目の上に、くるりんぱ用の穴を開けて毛束を通す

STEP5:くるりんぱが終わったら、必ず毛束を左右に引っ張る

STEP6:結び目を抑えながら、数カ所から2~3㎜の毛束を引き出す

STEP7:結び目の上、頭頂部からも2~3㎜の毛束を引き出す

髪が硬くて多い剛毛でもキレイに決まる、大人の「くるりんぱ」はこれ!
「ボブ」ヘアアレンジ【3選】
【1】ボブだからこそ映える、簡単ひとつ結び



■:アレンジ方法
あえて後れ毛をたくさん出したひとつ結び。「後れ毛をそのままにしていたら疲れたオバさんですが、コテで巻いてワックスをなじませれば“狙ったオシャレ感”が出るんです。ボブは他のレングスとは違い後れ毛が短め。あえて多めに引き出すことで、ラフさとこなれ感のあるスタイルになります」(小西さん)
STEP1: 手ぐしでゆるっとまとめてひとつ結びにする

STEP2: 頭頂部の毛束をつまんで引き出す

STEP3: 生え際に沿って後れ毛を細かく出す

STEP4: コテで後れ毛にニュアンスをつける

STEP5:毛先をワックスで散らす

【2】2回のくるりんぱ完成する、アップスタイル



■:アレンジ方法
のレングスでもチャレンジできるとあって、大人世代にも人気のくるりんぱアレンジですが、ミディアムの場合はいくつか注意することがあると言います。後れ毛の扱い方と毛束の崩し方に気をつけるだけで、『まとまっているけど、ニュアンスがある』大人のアップスタイルに。それでは、ポイントを詳しく見ていきましょう。
STEP1: 耳上の毛束をゴムで結ぶ

STEP2: くるりんぱする

STEP3: 耳横の毛束をまとめて結ぶ

STEP4: 結んだ毛束をくるりんぱする


STEP5: 襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる


STEP6: ねじった毛束をピンで止める

STEP7: こめかみの後毛を出す

【3】短めボブでも美しく決まる!上品ハーフアップ




■:アレンジ方法
「上品さ」「優雅さ」「こなれ感」の三拍子が揃う万能なハーフアップ。アレンジしにくい顎ラインのボブスタイルも、ハチ上の髪を波巻きにし、ねじってピン留めするだけ。ちょっとしたパーティーや特別なイベントにもぴったりのアレンジです。
STEP1:頭頂部の髪をストレートアイロンで波巻きにする

STEP2: 頭頂部の髪をギザギザに取る

STEP3: まとめた髪をねじる

STEP4: ねじった毛束をピンで留める

STEP5:頭頂部の毛束を引き出す

STEP6:ハチ部分の毛束をねじりながら後頭部へ

STEP7: ねじった毛束をゴムで結ぶ


STEP8: Uピンを使ってゴムを隠す

Uピンの留め方はGIFアニメーションでチェック!

STEP9: 頭頂部とハチ以外の毛束を波巻きにする

ねじってピン留め!短めボブの上品ハーフアップ【プロセスアニメ付き】
- TEXT :
- Precious.jp編集部