【目次】

「巻かない」ヘアアレンジ【3選】


【1】ひと手間でおしゃれになるひとつ結び

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■:アレンジ方法

結ぶ高さや全体のフォルム、顔周りのニュアンスが仕上がりの印象を大きく左右するひとつ結び。若づくりに見えないよう低い位置で結び、くずしを加えて立体感とニュアンスを出すことで、シンプルなまとめ髪のなかに洗練や大人の色香が生まれるのです。

STEP.1:ヘアオイルを全体になじませる

ヘアアレンジ_3,40代 髪型_1
少量のヘアオイルを髪全体になじませ、ドライヤーの温風を斜め上から当てるとキューティクルが整いツヤ感がアップ。束ねる前のこのひと手間が、仕上がりを大きく左右する。

STEP.2:分け目をぼかしておく

ヘアアレンジ_4
束ねる前にコームで分け目をジグザグにつけていつもの分け目をぼかしておく。ぱっくり分け目は老け見えの原因になるのでNG。

STEP.3:束ねる位置は「ぼんのくぼ」

ヘアアレンジ_5,40代 髪型_2
髪全体を手ぐしで「ぼんのくぼ」(襟足のくぼんだ部分)に集めて黒ゴムで結ぶ。ここからくずしていくので結ぶときはややきつめに。太すぎるゴムは悪目立ちするので、中細を。

STEP.4:後れ毛を引き出す

ヘアアレンジ_6,40代 髪型_3
ニュアンスプラスに顔周りの後れ毛は必須。ロングの場合は、顔周りの髪をひと筋、顎ラインでカットしておくといい塩梅に仕上がる。

STEP.5:後頭部を引き出し立体感を

ヘアアレンジ_7,40代 髪型_4
まず、後頭部中央を指の腹でやや太めにつまんで1cmほど引き出し、奥行きと丸みを出す。その後、その両サイドを3か所ずつ指先で細くつまんで5mm程度引き出し、ニュアンスを。

STEP.6:襟足・トップ・耳上を引き出す

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襟足の両脇をやや細めに引き出し、少したるませる。耳上もやや細めにつまみ、耳の上部にほんの少し髪がかかるよう下に引く。トップはバランスを見ながら4〜5か所指先で細くつまみ、毛流れと反対側に押すよう引き出す。

STEP.7:後れ毛に毛束感を出す

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せっかくの後れ毛もパサパサでは、だらしない印象に。米1粒大のワックスをのばした指先で後れ毛をよるようにつまんで毛束感を。

これが【大人女性を美しく見せる「ひとつ結び」完全プロセス】野暮ったく見えないテク大公開

【2】大人のペタンコ髪を救う、簡単ねじりまとめ髪

完成

■:アレンジ方法

アレンジの前にオイルワックスをなじませておくと、髪に自然なツヤ感が出せます。毛束をねじったりゴムで束ねたりするとき、ワックス効果で滑りがよくなるのでまとまりやすくなりますよ。

STEP.1:耳より後ろにある髪をまとめて1つに結び、サイドの毛束をねじる

耳より前に生えているサイドの髪を残して、襟足のあたりでゴムで束ねる。表面の髪を等間隔でほぐすように引き出しておく。次にサイドの毛束をそれぞれ5~6回ねじったら、1つに束ねる。
耳より前に生えているサイドの髪を残して、襟足のあたりでゴムで束ねる。表面の髪を等間隔でほぐすように引き出しておく。次にサイドの毛束をそれぞれ5~6回ねじったら、1つに束ねる。

STEP.2:最初に束ねた毛束の根元にねじった毛束の先を通す

最初に束ねた毛束のゴムの上あたりに穴つくり、その穴にねじった毛束の先を通す。2つの毛束をまとめるように紐をリボン結びするか、バレッタやクリップで留める。
最初に束ねた毛束のゴムの上あたりに穴つくり、その穴にねじった毛束の先を通す。2つの毛束をまとめるように紐をリボン結びするか、バレッタやクリップで留める。

サイドの毛束をねじることで、正面だけでなくフッと横を向いたときにもディティールの美しさが楽しめるアレンジです。

河野絵奈さん
kakimoto arms銀座二丁目店 スタイリスト
柔らかな動きが出るミディアムヘアが得意。印象が華やぐ可愛いヘアアレンジにファンが多い。

PC画面越しに気づく貧相な髪…。大人のペタンコ髪を救う、簡単まとめ髪はこれ!

【3】忙しい朝に最適!まとめ髪ウエット

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■:アレンジ方法

髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。

STEP.1:オイルを10滴ほど手にとる

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まとめ髪の場合は、髪全体に塗布するので、若干多め(ミディアムで10〜12滴程度)のオイルが必要になる。両手全体に広げておく。

STEP.2:髪全体にオイルをなじませる

ヘアアレンジ_3,ミディアムヘア_3,40代 髪型_3
スタイリング剤を根元からつけてもいいのはまとめ髪の場合のみ。髪全体にオイルをなじませたあと、両手でトップをタイトに抑える。

STEP.3:コームを使ってタイトにまとめる

ヘアアレンジ_4,ミディアムヘア_4,40代 髪型_4
コームでとかしながら、髪全体を襟足に集めてひとつ結びに。「まとめ髪ウエット」はとことんタイトに仕上げるのが洗練の秘訣。

STEP.4:後れ毛をつまんで毛束感を出す

ヘアアレンジ_5,ミディアムヘア_5,40代 髪型_5
額やこめかみなどの後れ毛をオイルが残った指先でつまんでごく細い毛束感を出し、タイトさのなかに柔らかなニュアンスをひとさじ。

忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】

「ロング」ヘアアレンジ【3選】


【1】後れ毛を出すだけ!ハーフアップ風シニヨン

完成

■:アレンジ方法

今っぽく仕上げるためには、『ゆるっとした部分を作ること』『後れ毛をうまく活用する』ことが大切になります。髪をまとめる時はしっかりと崩す、後れ毛は引き出し過ぎると疲れた感じになってしまうので程よく引き出す、この2点がポイントですね。

STEP.1:襟足で髪をひとつ結びに

結ぶ位置は襟足くらいの低い位置がベスト。高すぎると若作りに見えるので注意。
結ぶ位置は襟足くらいの低い位置がベスト。高すぎると若づくりに見えるので注意。

STEP.2:後頭部の毛束をゆるめる

握るように崩し、毛束をゆるめて後頭部に丸みを出す。
握るように崩し、毛束をゆるめて後頭部に丸みを出す。

STEP.3: 結んだ毛束の一部をねじる

毛束の一部をつまみ、ねじっておく。
毛束の一部をつまみ、ねじっておく。

STEP.4:ねじった毛束をゴムに通す

まとめた毛束のゴムにねじった毛束を通して団子にする。
まとめた毛束のゴムにねじった毛束を通して団子にする。

STEP.5:団子を指で崩す

団子の毛束を指でつまみ、適度にゆるませてほぐす。
団子の毛束を指でつまみ、適度にゆるませてほぐす。
ZACC raffine スタイリスト・賀山博之さん。「飼っている猫に癒される毎日。家に帰るのが楽しみです」。Instagramアカウント@zacc.kayama
ZACC raffine 副店長 賀山博之さん。

顔まわりと襟足の後れ毛を出すだけ!ロングヘアの簡単アレンジ

【2】ねじりを効かせたアンニュイなアレンジ

完成

■:アレンジ方法

こめかみともみあげは後れ毛風に見せますが、襟足部分はきっちりと後れ毛が出ないように束ねてください。ここが崩れていると、だらしのない印象になってしまいます。

STEP.1:毛束を左右の側頭部と後頭部の3つに分ける

後れ毛(もみあげ・こめかみ部分の髪・前髪の3か所)は、束ねないように注意して。

STEP.2:左右の毛束を握り、それぞれを内側に向かってねじる

5~6回ほどを目安にねじる。

STEP.3:3つの毛束を1つにまとめ、ゴムで根元を束ねる

3つの毛束を1つにまとめたら、根元を1~2回ねじっておくと束ねやすい。

STEP.4:束ねた部分を隠すように飾りピンをつける

飾りピンのフックを束ねた部分に刺すようにして固定する。

STEP.5:後頭部から3~4mm毛束をつまみ上げて、ゆるみをつくる

最初にねじった毛束からはつまみ上げない。中央の毛束のみ2~3cmごとにつまみ上げる。

STEP.6:こめかみ、もみあげはストレートアイロンで根元から内巻きにする

こめかみともみあげは根元から、前髪は毛先のみ内巻きに。

レイヤーが入っていると、束ねた根元から髪が浮き上がってアホ毛になりがち。そんなアホ毛対策に重宝するのが、ミルボンの『エルジューダ ポイントケアスティック』(15ml ¥1,650)。

。襟足部分の後れ毛にこのポイントケアスティックを使うと、きれいにまとまります。

kakimoto arms GINZA トップスタイリスト 友原由維さん。

40代に似合う【傷んだ髪でもきれいにまとまるアレンジ術】カールがポイントのアンニュイなスタイルに挑戦!

【3】ひと手間でおしゃれになるひとつ結び

完成

■:アレンジ方法

2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ。

STEP.1:スタイリング剤を全体になじませる

グロスジェルタイプのスタイリング剤を手のひらになじませ、オールバックになるように手グシで根元からなじませる。
グロスジェルタイプのスタイリング剤を手のひらになじませ、オールバックになるように手グシで根元からなじませる。

STEP.2:ハチ上の髪をハーフアップに

ハチ上の髪をゆるくまとめ、ハーフアップにする。
ハチ上の髪をゆるくまとめ、ハーフアップにする。

STEP.3:ひとつにまとめて結ぶ

ハーフアップにした髪と、残りの髪をまとめてひとつに結ぶ。
ハーフアップにした髪と、残りの髪をまとめてひとつに結ぶ。

STEP.4:結び目に毛束を巻きつけて留める

ひとつに結んだ髪から細く毛束を取り、ゴムの上に巻きつけてピンで留める。
ひとつに結んだ髪から細く毛束を取り、ゴムの上に巻きつけてピンで留める。

STEP.5:トップを引き出して整える

トップの毛束を少しずつ引き出し、ふんわりボリュームを出して整える。
トップの毛束を少しずつ引き出し、ふんわりボリュームを出して整える。

ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはおすすめです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります。

代官山の美容室 PearL代表 MATSUさん。

ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」

「ミディアム」ヘアアレンジ【3選】


【1】巻きが映える大人のポニーテール

完成

■:アレンジ方法

ただコンパクトにまとめるのではおもしろくありません。カールアイロンがあれば、毛先の動きで顔を小さく見せたり、うねりを利用して顔周りを華やかに見せることができます。

STEP.1:耳から下の髪を毛先だけ内巻きに1カール

耳から下の髪はすべて、毛先だけ内巻きに1カール。
耳から下の髪はすべて、毛先だけ内巻きに1カール。

STEP.2:耳から上の髪は外巻きに

根元から巻き込むように中間まで外巻きにする。
根元から巻き込むように中間まで外巻きにする。

STEP.3:髪をひとつに束ねる

束ねる位置は耳の下あたりを目安に。
束ねる位置は耳の下あたりを目安に。

STEP.4:顔周りともみあげは毛束の中間から毛先にかけて内巻きに

もみあげは巻き終わったら、耳にかける。
もみあげは巻き終わったら、耳にかける。

STEP.5:結び目にヘアカフを引っかける

結び目のゴムが隠れるように、ヘアカフを結び目に刺して固定。
結び目のゴムが隠れるように、ヘアカフを結び目に刺して固定。

結び目のゴムを隠すのに、毛束を巻き付けたりクルリンパをしたりしますよね? でもそのひと手間が意外と難しい。ヘアカフは毛束に引っかけるだけなので、ぶきっちょさんでも簡単にゴムを隠せます。毛量が少なくて寂しいポニーテールになってしまう方も、このヘアカフを使うと印象が変わりますよ。

HONEY shibuya スタイリスト 小室里奈さん。

毛量が多くても「巻き」が映える、大人のポニーテール

【2】大人のルーズ感がお洒落なひとつ結び

完成

■:アレンジ方法

後れ毛に動きが出るように、束ねる前にカールアイロンで巻いておくことがポイントです。仕上げに後れ毛に毛束感が出るようにバームをなじませるとこなれ感が演出できます。

STEP.1:カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておく

カールアイロンで顔にかかる髪は外巻き、そのほか全体を内巻きに巻いておく。
カールアイロンで顔にかかる髪は外巻き、そのほか全体を内巻きに巻いておく。

STEP.2:パール1粒大のバームを髪全体になじませる

使用量はパール1粒大。
使用量はパール1粒大。
両手のひらにバームを広げ、髪の表面と毛先を中心なじませる。
両手のひらにバームを広げ、髪の表面と毛先を中心なじませる。

STEP.3:耳より前の髪と耳の後ろの髪を残してひとつに束ねる

耳より後ろの髪は1~2つまみ分の毛束を残す。束ねるときは襟足よりやや上を目安に。
耳より後ろの髪は1~2つまみ分の毛束を残す。束ねるときは襟足よりやや上を目安に。

STEP.4:ひとつまみずつ、放射状に毛束を引き出す

片手で結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す。
片手で結び目を抑えながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す。

STEP.5:後れ毛を束ねるようにバームをなじませる

手指に残っているバームで後れ毛をつまみ、束感をつくる。
手指に残っているバームで後れ毛をつまみ、束感をつくる。

アレンジ前と仕上げに使っているのは、KOKOBUYの『プロダクト』(¥2,178)。これはハンドクリームにもなる万能バームで、サロンのスタッフたちも愛用しています。アレンジ前になじませておくとパサつきが抑えられて、自然なツヤも出せます。ただ、つけすぎるとペタ~っとして重たい仕上がりになるので、後れ毛になじませるときは手に残った量で十分です。

kakimoto arms 自由が丘クレオ店 店長 山本真実さん。

うねった毛束がおしゃれニュアンスに! 後れ毛ありのままのまとめ髪の作り方

【3】ねじってまとめるシックなアップヘア

完成

■:アレンジ方法

クセのある方はとくにスタイリング剤をつけないでアレンジしてしまうと、ホワつき、広がりの原因になります。しっかりと髪全体に馴染ませてからアレンジをスタートしてみてください。

STEP.1:まず髪全体にヘアクリームをなじませる

アレンジの前に髪のボワつきを抑えるため、全体的にヘアクリームをつけていく。髪の内側を中心にしっかりとなじませて。
アレンジの前に髪のボワつきを抑えるため、全体的にヘアクリームをつけていく。髪の内側を中心にしっかりとなじませて。

STEP.2:後頭部の毛束を左右ふたつに分け取る

斜めに分けるのがコツ。分け目をギザギザにすることで、白髪が目立たない効果も。
斜めに分けるのがコツ。分け目をギザギザにすることで、白髪が目立たない効果も。

STEP.3:左右ふたつに分けた毛束をそれぞれねじってゴムでまとめる

二つ結びの状態に。その際に耳が半分隠れるように結ぶのがポイント
二つ結びの状態に。その際に耳が半分隠れるように結ぶのがポイント。

STEP.4:片方ずつ耳の後ろでねじってまとめ、ピンで留める

毛先をくるっと丸めるようにねじりながらまとめる。毛先のゴムが隠れるようにピンで留めて。もう片方も同様に。
毛先をくるっと丸めるようにねじりながらまとめる。毛先のゴムが隠れるようにピンで留めて。もう片方も同様に。

STEP.5:最後に後頭部の髪をつまんで引き出し、バランスを整えたら完成

ピンで留めた部分を片手で押さえながら引き出すとバランスが取りやすい。
ピンで留めた部分を片手で押さえながら引き出すとバランスが取りやすい。

アレンジの前に、トップの分け目をつけないようにドライヤーで根本を立ち上げましょう。この一手間が若々しい印象をつくります。クセがなく、ペタンとした髪質の方は、コテで軽く巻いておくと一気にこなれた印象へ。ぜひ試してみてください。

KAYOさん
MAGNOLiA Omotesandoデザイナー
個人の悩みに合うスタイル提案とカウンセリングに定評あり。自分に似合う髪型がわからない時に駆け込んで。

きっちりまとめても老け見えしない!うねりやくせ毛も解消できる、梅雨対策アップスタイル

「ボブ」ヘアアレンジ【3選】


【1】ボブだからこそ映える、簡単ひとつ結び

完成

■:アレンジ方法

頭頂部の毛束をバランスよく引き出すことで、頭の形がよりきれいなシルエットに。束感やニュアンスを出すことで、ただ結ぶだけよりも、こなれた印象になります。さりげなくインナーカラーを仕込むと、メリハリ、立体感も生まれ、より今っぽくなりますよ。

STEP.1:ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ

ゴムで結ぶときは根本から離した位置で結ぶ。
ゴムで結ぶときは根本から離した位置で結ぶ。

STEP.2:結んだ毛束でくるりんぱ

結んだ毛束の中心を裂いて、その穴に毛先を上から通す。
結んだ毛束の中心を裂いて、その穴に毛先を上から通す。

STEP.3:ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ

2でくるりんぱした毛束の上に結んでOK。
2でくるりんぱした毛束の上に結んでOK。

STEP.4:結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ

くるりんぱが上下に重なるようなイメージで。
くるりんぱが上下に重なるようなイメージで。

STEP.5:頭頂部の毛束をつまんで引き出す

結び目を片手で抑えながら、頭頂部の毛束をつまんで引き出す。ランダムに引き出すのがポイント。
結び目を片手で抑えながら、頭頂部の毛束をつまんで引き出す。ランダムに引き出すのがポイント。

くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもおすすめ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります。

LANVERY代表 菅野太一朗さん。

使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」で作る、ボブスタイルのハーフアップ

【2】2回のくるりんぱ完成する、アップスタイル

完成

■:アレンジ方法

顔まわりと前髪の毛束はコテで軽く巻いてあげると華やかな印象に仕上がります。髪の毛が短くて落ちてしまった後れ毛にはバームを。パサついていると疲れた印象に見えてしまうので、まとまりとツヤの出るものをなじませて。たくさんつけるとベタベタしてしまうので、米粒程度をなじませるのがポイントです。

STEP.1:耳上の毛束をゴムで結ぶ

ざっくりと集めて根本から離した位置で結ぶ。
ざっくりと集めて根本から離した位置で結ぶ。

STEP.2:くるりんぱする

結んだ毛束の中央を割いて毛先を上から通す。
結んだ毛束の中央を割いて毛先を上から通す。

STEP.3:耳横の毛束をまとめて結ぶ

2でくるりんぱした毛束の上から結ぶ。結び目は少し右に寄せるのがポイント。
2でくるりんぱした毛束の上から結ぶ。結び目は少し右に寄せるのがポイント。

STEP.4:結んだ毛束をくるりんぱする

毛束の中央に毛先を通してくるりんぱ。
毛束の中央に毛先を通してくるりんぱ。
結び目をズラすことで、結び目が重ならずスッキリとした印象に仕上がる。
結び目をズラすことで、結び目が重ならずスッキリとした印象に仕上がる。

STEP.5:襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる

襟足とくるりんぱの毛先をひとつにまとめたら、毛束をふたつに分けて編む。
襟足とくるりんぱの毛先をひとつにまとめたら、毛束をふたつに分けて編む。
まとめたらゴムで毛先を結ぶ。
まとめたらゴムで毛先を結ぶ。

STEP.6:襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる

毛束は左にまとめてピンで固定する。ピンは上から毛束を救うように止めるのがコツ。
毛束は左にまとめてピンで固定する。ピンは上から毛束を救うように止めるのがコツ。

STEP.7:襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる

爪の先でこめかみの毛束を少しだけつまみ、引き出す。
爪の先でこめかみの毛束を少しだけつまみ、引き出す。

分け目ができていると頭頂部が寂しい印象になってしまうので、アレンジの前に、ドライヤーで左右両方から風を当てて根本を起こし、分け目のない状態に戻してあげると見栄えがよくなります。

ROI デザイナー 亀井明日香さん。

くるりんぱ2回で完成!後れ毛が色っぽい上品アップスタイル

【3】広がる髪がおしゃれにまとまるハーフアップ

完成

■:アレンジ方法

雨の日など湿度の高い日は、髪をコンパクトにまとめられるハーフアップがおすすめです。トップにボリュームが欲しいので、アレンジの仕上げに、結び目からひとつまみずつ毛束を引き出すと、自然な丸みのあるシルエットになります。

STEP.1:耳より上の髪をひとまとめにして、ゴムで束ねる

耳より前にある顔にかかる髪は「後れ毛」として残すので、束ねないこと。
耳より前にある顔にかかる髪は後れ毛として残すので、束ねないこと。

STEP.2:束ねたゴムを挟んだ左右から各1束ずつ毛束をとる

束ねていない下半分の髪から、ひとつまみずつの毛束を取る。
束ねていない下半分の髪から、ひとつまみずつの毛束を取る。

STEP.3:ゴムを隠すように2本の毛束を交差させる

大きな毛束を包むように2本の毛束を交差させる。

STEP.4:2本の毛束の先端をアメピンで留める

2本の毛束を大きな毛束の下で1つにまとめ、ピンが見えないように留める。
2本の毛束を大きな毛束の下でひとつにまとめ、ピンが見えないように留める。

STEP.5:結び目を抑えながらひとつまみずつ毛束を引き出す

結び目を中心に放射状を描くように5~6か所を目安に毛束を引き出す
結び目を中心に放射状を描くように5~6か所を目安に毛束を引き出す

耳より前にある髪は後れ毛として残しておくと、顔まわりが華やかに見えます。全部束ねてしまうとスッキリしすぎて、寂しい印象になるので耳にかけず、ふわっと垂らしておくといいですよ。

FIX-UP銀座店 店長 西村直人さん。

広がる髪がおしゃれにまとまる「ハーフアップ」の作り方とは?

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。