「アカウンタビリティスキルを高める事により、高いアクセシビリティを実現する」…この外来語文の意味、わかる?

 ユーのセイしセイしているマターが、ノットアンダースタンドなんです。
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アカウンタビリティ」「アクセシビリティ」…皆様、耳にしたことはありますよね?

しかし、どこで耳にしたのか? 意味は何だったかしら? どちらも「ア」ではじまって「ビリティ」で終わる(笑)。「アカウンタビリティ」は「アカウント」に、「アクセシビリティ」は「アクセス」に関係する言葉?

…と連想したところで、日本での「外来語としての用法」がわからないと、連想だけではどうにもならない、というのが、最近の外来語の怖さです。

というわけで、クイズを交えながら、難解な外来語の意味や使い方をチェックして参りましょう。

クイズとして具体的に「言葉の意味を考える」という過程を経ると、単純に言葉を読んで覚えようとするよりずっと、知識が頭に入りやすくなりますよね?

【問題1】

以下に「アカウンタビリティ」という外来語を使用した例文をふたつ提示します。そちらを参考に、「アカウンタビリティ」の意味として適当なものを、後の3つの選択肢から選んでください。

例文A:

株主「今回の決算報告に残念な部分が多かった事に関して、経営陣はもっと詳細にアカウンタビリティを果たす必要があると感じます」

例文B:

社内の防災講座の責任者「いざというとき、どのように防災グッズを使いこなすか? 社内の一人一人が的確に動けるよう、各課の責任者は、本日の講座でアカウンタビリティ・スキルを完璧にして帰ってください」

・「アカウンタビリティ」という外来語の意味は、以下の3つのどれ?

1:運営方針

2:説明責任

3:監督者の資質

よく考えれば見えてきますよ?さて、正解は?

 「わからない」とは言いにくい外来語。文脈をよく考えてみてください。
「わからない」とは言いにくい外来語。文脈をよく考えてみてください。

正解:外来語「アカウンタビリティ」の意味は…2:説明責任 です。

 「せ「説明責任」と日本語で言ってはいけないのでしょうか?(笑)
「せ「説明責任」と日本語で言ってはいけないのでしょうか?(笑)

「アカウンタビリティ」とは、英語accountabilityから来ており、accounting(アカウンティング=経理)とresponsibility(レスポンシビリティ=責任)を掛け合わせた言葉で、意味は「説明責任」です。

一口に「説明責任」と言っても、もともとaccounting(経理)の報告に関する責任を指す言葉なので、単純に説明する、というより「利害関係者に、結果に対する合理的な説明をする責任」という意味合いを持ちます

例文Aでは、そうした本体の意味で「アカウンタビリティ」を用いていますが、

例文Bでは、昨今、日本でよく使用される外来語として「アカウンタビリティ」をより広くとらえた使い方、と言えるでしょう。

英語accountabilityを直訳すると「説明責任」となりますが、外来語の「アカウンタビリティ」はより広義に「関係者が納得する説明をする責任」ととらえられ、使用されているようです。

政治的な汚職の疑いなどについても使われている外来語なので、目にする場のジャンルが広くなり「いったいどういう意味なの?」と混乱を招きそうですが、

最も単純化すると「アカウンタビリティ=説明責任」です。覚えてくださいね。

では、これをふまえて、似たような音感の外来語「アクセシビリティ」についても学んでいきましょう。

【問題2】

以下の例文を参考に、外来語「アクセシビリティ」の意味として適当なものを、後の3つの選択肢から選んでください。

例文C:

新規の割引クーポン・サイトの責任者「利用者がサイト内で完結できるアカウンタビリティ・スキルを高める事により、より高いアクセシビリティを実現したいと思います」

・「アクセシビリティ」という外来語の意味は、以下の3つのどれ?

1:豪華さ

2:利用しやすさ

3:お値打ち感

さて、正解は?

 こちらはよく考えればわかりやすいかも!
こちらはよく考えればわかりやすいかも!
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小出 真朱
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