正解は… 疎(まば)ら です。

 

「過疎」という言葉を思い出すと、「疎(まば)ら」という読み方に納得がいきますね。

実は「疎」という漢字は読み方のとても多い漢字です。

「疎(おろ)か」「疎(おろそ)か」「疎(とお)る」「疎(うろ)」と、多くの表外読みを持ちます。

「疎(おろ)か」「疎(おろそ)か」「疎(うろ)」

この漢字に関しては、表外読みでも、意味合い的に常識の範疇であるものが多いことから、知見の高い方は表外読みでも、漢字表記で文章になさるケースがままあるようです。

たとえば、

「主人は、料理は疎(おろ)か、炊飯器の使い方すら理解しておりません」

「本業を疎(おろそ)かにしてまでやる事でしょうか?」

「疎(うろ)覚えでお答えしてしまい、大変失礼いたしました」

などなど。達筆で書かれたこうした文章、いかにも出会いそうですよね? きちんと読めるよう、おさえておいてくださいね。

「疎(とお)る」

「疎(とお)る」という読み方だけは、あえてこの漢字で書く方が少ないようなので、例文にあげませんでしたが、「意思疎通」などの「疎通」という言葉を思い出すと、「疎(とお)る」という読み方にも納得がいきます。

まとめますと、マストで読めないと恥ずかしいのが

「疎(うと)い」「疎(うと)む」|常用漢字

大人の女性として読めるようにしておくと、一目置かれるのが

1:「疎(おろそ)か」 2:「疎(おろ)か」 3:「疎(うろ)覚え」 4:「疎(まば)ら」|表外読み

あたりとなります。いかがでしょうか?

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小出 真朱