「疎む」「疎ら」…中学生でも読める常用漢字、うっかり忘れていませんか?
会話ではよく使っている言葉なのに、漢字で書いてあると、意外と読めない。そんな日本語を多く持つのが「疎」という漢字です。
中学生までに習う常用漢字という事もあり、「過疎地域」や「疎遠な親類」など、「疎(そ)」という読み方はピンと来ますよね。皆さん、使いこなしている言葉かと思います。
一方、難しい漢字の読み方は、一般的に「表外読み(漢字そのものは常用漢字だが、常用漢字表に載っていない読み方)」がほとんど…と言いたいところですが、
「疎」という漢字に関しては、常用漢字の範疇なのに、大人が忘れてしまっているかもしれない読み方があるのです。
中学生が読める漢字が読めないShame(残念な)女性にならぬよう、まずはその読み方からクイズにします。こちらに正解できないと、Respect(尊敬される)大人でいられませんよ!
というわけで、クイズです。
【問題1】
「疎む」という日本語の読み方をお答えください。
※常用漢字なのに、どうしましょう? 即答できないわ…と思われた方は、スクロールしてヒントをご覧ください。
ヒント1:「嫌って遠ざける」という意味の言葉です。
ヒント2:使用例:「娘が中学生になったら急に父親を疎むようになって、夫がかわいそうなのよ」
こちらは常識問題ですので、ぜひ正解したいですね。さて、正解は?
正解は… 疎(うと)む です。
同じ読み方で「疎(うと)い」という言葉もありますね。こちらの意味は「知識や理解が不十分なこと」「親しみが持てない」です。
「疎む」「疎い」という訓読みは、「疎(そ)」という音読みと並んで、常用漢字の範疇内の読み方です。とっさに目にして、思い出せなかった、という方は、この機にしっかりインプットしてして参りましょうね。
さて、2問目は「疎」の表外読みのクイズです。
「疎」という漢字の意味をよく考えれば答えが導き出せそうな…また、普段の会話や文章でも、しばしば使う日本語になります。
【問題2】
「疎ら」という日本語の読み方をお答えください。
※即答できない方は、スクロールしてヒントをご覧ください。
1:意味は「ものが少なくてすいているさま」「ばらばらなさま」です。
2:使用例:「あの地域は住宅も疎らなので、遅い時間に通るのがちょっと怖いのよね」
さて、正解は?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱