「直向き」…簡単な字なのに、読めない!?同じ意味の四字熟語もチェック

「じかむき」?「ちょくむき」?…「なおむき」もおかしいです…。
「じかむき」?「ちょくむき」?…「なおむき」もおかしいです…。

ごくごく簡単な漢字の組み合わせなのに、まさか、読めない!?…日本語には、そんな言葉がいろいろ存在しています。今回は、まさに「読めそうで読めない」漢字をまず、おさらいいたします。

民間の調査結果ですが、なんと、正解率25%、4人にひとりは正しく読めない、という結果の出た日本語です。あなたは大丈夫でしょうか?

…というところで、クイズです。

【問題1】

「直向き」という日本語の読み仮名をお答えください。

※即答できない方は、スクロールしてヒントをご覧ください。

「○○○き」と、漢字の部分の読み仮名は3文字です。
「○○○き」と、漢字の部分の読み仮名は3文字です。

ヒント:意味は「一つの事に一途に打ち込むさま」です。

…わかりましたか?

 

 

 

 

 

 

正解は… 直向(ひたむ)き です。

これで「ひたむき」と読むのです。
これで「ひたむき」と読むのです。

…意外と読めないものですね?

ちなみに、正解率25%、というのは、小学館『CanCam.jp』のアンケート調査結果です。主に20代の女性をターゲットにしたメディアですが、『Precious.jp』の大人の女性達は、正解できたでしょうか?

「直」という漢字を辞典で調べると、訓読みの項目に、きちんと「ひた」という読み仮名が載っております。

「直向き」のほかに「直(ひた)」と読む言葉では、「直隠(ひたかく)し」、「直走(ひたはし)る」などがあります。

「直(ひた)」という言葉で国語辞典をひいてみると、「いちずに、ひたすら」「もっぱら、はなはだしくその行為をする」などの意味が出て参ります。

「直向き」「直走る」だと、ひとつのことに没入する人の美しい姿をイメージさせますが、

「直隠し」のほうはミステリアスで危険な香りがいたします。

「直(ひた)」という読み、使い方、なかなか味わい深い日本語ですね。

…というところで、2問目です。

【問題2】

「直向き」と同じ「一つの事に一途に打ち込む」という意味を持つ名詞の熟語「〇心」の〇の部分に入る漢字1文字は? 下記の例文をヒントに、お答えください。

・「直向き」を使用した例文

“直向き”にスポーツに打ち込むさまは、とても美しい。

・「〇心」を使用した、上記と同じ意味の例文。

スポーツに”〇心”するさまは、とても美しい。

頭の体操ですよ? …さて、〇に入るのは、どんな漢字でしょうか?

「○心」…なんでしょうか?
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ILLUSTRATION :
小出 真朱