迫り来る2020年1月は、令和初のお正月。その特別なお正月を、着物を着て、凛とした気持ちで迎えたいという方も多いのではないでしょうか?

最近はお正月以外でも、アンティークの着物などを素敵にコーディネートして、食事や観劇を楽しむ方も増え、和装のおしゃれもずいぶん身近になりました。

着物用の下着は、肌襦袢と裾よけが基本ですが「美しく着こなすには、その下に着用するブラジャー&ショーツの選び方にも注意が必要。特に下半身の寒さ対策は丈に気をつけて」と、下着のプロであるランジェリー・ジャーナリストの川原好恵さんは言います。

着物のときはメリハリボディーを避け、「見えない丈」で寒さ対策を

着物姿の女性
着物を美しく着るためには、下着選びも最重要ポイント!

洋服の時はボディーラインにメリハリがあった方が美しく着こなせますが、着物の場合はそのメリハリがしわや着崩れの原因に。そのため、体型補整して寸胴にするのが基本です。肌襦袢の下はブラジャーを着けないのが一般的ですが、ノーブラでは心もとない。心配。という方も多いですよね。

もし着ける場合は、寄せて上げる谷間メイクブラではなく、締め付けがないヌードに近いボディーラインになるよう、リラックスタイプのブラジャーを着用しましょう。ショーツもヒップ部分に凹凸ができないよう、裾にゴムや縫い目がないものを選べば安心です。

下半身の冷え対策には、薄くて暖かい五分丈パンツを準備

冬のお出かけには寒さ対策も必要。とくに下半身の冷えには注意したいもの。もし、ショーツと裾よけだけではスースーして寒い場合は、膝上までの五分丈パンツがおすすめ。ただし、厚手だとシルエットにも影響して足さばきも悪くなるので、薄手の生地を選びましょう。

寒い日は、もう少し長めの丈を着用したいのも山々ですが、裾から見えてしまっては、せっかくの着物姿が台無し。薄くて暖かい五分丈パンツで乗り切りましょう。

また、上半身の冷えも気になるかもしれませんが、タオルなどで体型補整したり帯を締めたりするため、意外に温かくなります。肌襦袢があればまず、大丈夫でしょう。

もちろん普段使いもOK! 着物用に準備しておくと安心・便利な下着3着を厳選

着物用に準備しておくと安心、かつ便利に使える下着を川原さんがセレクト。もちろん、洋服のときに着回してもOKです。

■1:​ヌードなシルエットを叶える!「スロギー」のブラジャー&ショーツ

ヌードなシルエットのハーフトップ
スロギー ゼロ フィール レース ハーフトップ¥4,900/スロギー(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)
ヌードなシルエットのショーツ
スロギー ゼロ フィール レース ショーツ¥2,700/スロギー(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)

着けているのを忘れてしまうかのような開放感の「スロギー」は、着物用の下着にもぴったり。体のラインに自然と馴染み、ヌードなシルエットを叶えます。伸縮性に優れた特殊な素材で、端は切りっぱなしのような仕様なので、ボディーラインに凹凸ができる心配もありません。

■2:薄くて暖か、肌にも優しい「ランジェリーク」の五分丈シルクパンツ

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五分丈ボトム¥8,000/ランジェリーク(カドリールインターナショナル)

着物用の寒さ対策におすすめなのが、薄くて暖かなシルク100%の五分丈パンツ。シルクの下着の優秀さは、この連載(意外と知らない!着るだけで肌が綺麗になる「シルク下着」の秘密をプロが解説)でも以前、ご紹介しましたが、オールシーズン使えてとても便利。

シルクの中でも細い番手のなめらかな糸を使って編んだ生地なので、肌触りも心地よく、程よくフィットします。

■3:ワコールが手掛ける、着物用下着ブランド「和らんじゅ」

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スリップ¥25,000/和らんじゅ(ワコール)

着物用下着としてデザインされた、6分袖のスリップ。上質感あるモダール素材で、なめらかな肌触りです。体型補整する際、胸元にタオルを入れても馴染みやすいようにギャザーを施したり、脇に汗取り用の裏打ちがついていたり、細かいこだわりが。ロングワンピースの下や、リラクシングウエアとしても活用できます。

着物用にも普段使いもできる下着はコストパフォーマンスも良いから、たまにしか着物を着ない人にも便利。2019年〜2020年の年末年始は、賢い下着選びで、きれいに快適に着物のおしゃれを楽しみましょう。

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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PHOTO :
AFLO(Image)
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃