1747年江戸期の創業以来、東京の地で菓子づくりに励む銘菓の老舗、上野風月堂。
上野風月堂といえば、真っ先に思い浮かぶのは「ゴーフル」ですが、ほかにも「東京カステラ」や新シリーズ「東京カラメリゼ」などたくさんのスイーツを取り揃えています。
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では実際に売れているスイーツはどれなの!? ということで、上野風月堂さんに聞いてみました。2019年の売れ筋ランキングTOP5、さっそく見ていきましょう。
上野風月堂の2019年ヒット商品ベスト5を発表!
■5位:パリのプチシューをヒントに開発された「東京カラメリゼ シューケット」
「東京カラメリゼ」ブランドの第2弾として2012年に誕生した「東京カラメリゼ シューケット」が第5位にランクイン。当時の開発担当者がパリで出合ったプチシューに、粗目砂糖をまぶしたお菓子をヒントに開発されたそうです。
独自の技術でカラメライズされたプチシューは、豊かなバターのコクとカラメルの香ばしさが絶妙な一品。パリのものとはひと味違う東京発のイチオシスイーツです。
■4位:サックリ食感とカラメルの香ばしさが魅力「東京カラメリゼ」
第4位は「東京カラメリゼ」です。生粋の江戸っ子企業の上野風月堂が、「今までにない東京名物をつくりたい」という意気込みで、2010年に誕生したブランドです。
カラメリゼとは焦がし砂糖のことで、「東京カラメリゼ」は、上野風月堂伝統の「はさみ焼き」技法で作られたウエハースにメイプルシュガーをカラメライズしたスイーツです。
特徴は、ウエハースのサックリとした軽い食感とカラメルの香ばしく奥深い風味。大人から子供までを魅了する、新しさと懐かしさが同居する新時代のお菓子です。
■3位:シンプルで奥深い味わい「東京カステラキューブ」
第3位は「東京カステラキューブ」です。ゴーフルに並ぶ銘菓「東京カステラ」伝統の「六面焼き」製法をそのままに、そのおいしさを小さなキューブにギュッと閉じ込めたスイーツです。
もちろん「東京カステラ」同様、ひとつひとつ職人が手間暇かけて焼き上げているため、シンプルで奥深い豊かな味わいはスモールサイズでも健在。食べきりサイズで個包装されているので、様々なシーンでの贈り物に重宝します。販売は上野風月堂本店と、日本橋三越本店の2店舗のみとなるのでご注意を。
■2位:定番銘菓をミニサイズに「プティゴーフル」
第2位は、定番銘菓「ゴーフル」を、おいしさはそのままに半分ほどのミニサイズに仕上げた「プティゴーフル」です。
味は「ゴーフル」同様、バニラ、ストロベリー、チョコレートの3種類。ほかにも、ハロウィンシーズンだったらパンプキンプリン味、クリスマスシーズンだったらショートケーキ味、というふうに、イベント限定の味もあります。
また、店舗に限りはありますが、創業148年の歴史をもつ銀座木村屋總本店とコラボした「あんぱんプティゴーフル」なるものも! 銀座木村屋總本店の「酒種 桜(桜あんぱん)」をイメージしたクリームをサンドした、和×洋のハーモニーが楽しめる一品です。ぜひいろいろな味を試してみたいですね。
■1位:上野風月堂の代名詞「ゴーフル」
注目のナンバーワンスイーツは、上野風月堂の代名詞ともいえる「ゴーフル」でした。「やっぱり!」という声が聞こえてきそうですが、いかに「ゴーフル」が鉄板スイーツとして君臨しているかがよくわかる結果ですね。さすが看板商品なだけあります。
「ゴーフル」は、直径15cmほどの丸いウエハースの間にクリームをサンドした定番の味です。クリームはバニラ、ストロベリー、チョコレートの3種類で、さっくりと軽い口あたりで世代を超えて親しまれています。
上野風月堂のヒット菓子ランキング2019、いかがでしたか。定番の「ゴーフル」と「プティゴーフル」がワンツーフィニッシュでしたが、第4位・第5位にランクインした「東京カラメリゼ」の進展にも期待がかかります。
ちょっとした手土産や贈り物で何を買うべきか迷っている方、ぜひこのランキングを参考に、上野風月堂のお菓子を検討してみてくださいね。
問い合わせ先
- 上野風月堂 本店
- TEL:03-3831-3106
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石川聡子