【第4問】神社の参道に玉砂利が敷いてあるのは、「ゴロゴロした道を苦労して歩き、神前にたどりつくべき」という意味がある。
「NO」と答えたあなた、正解です。
玉砂利の「たま」は、「魂(たましい)」「御霊(みたま)」などと同じ意味と、
「玉のような赤ちゃん」と表現する時の「宝石」「大切なもの」という意味もあります。
従って「玉砂利」という表現は「尊い大切な」という尊称を持つ石であり、
参拝者はこれを踏みしめる事で「お清めしながら歩く」という意味があるのです。
神様の前に到着するまで「今もお清めしている」という気持ちで歩くと、改めて清々しく参拝できそうですね。
余談ですが、明治神宮のホームページに「外国の方が参拝する際、道に小石を敷くと歩きにくいので、必要ないのでは?」という疑問を持つ方が多い、との情報がありました。外国の方を神社にお連れするときは、玉砂利のトリビアも、意義のある話題になりそうです。
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱