【第1問】「初詣」は、神社に行くことを指し、お寺に行くことは「初詣」とは言わない。
「YES」と答えたあなた、不正解です。
初詣とは「過ぎた一年を無事に過ごせたことに感謝し、新しい一年も息災に暮らせるよう、神仏に対しごあいさつに行くこと」です。
そもそも日本で、「神社は神道」「お寺は仏教」という明確な区別が生まれたのは、明治政府の「神仏分離」政策以降です。それ以前は「神仏習合」の考え方で、「神様も仏様もみな尊い信仰の対象」という感覚が一般的だったようです。江戸時代以前の日本では、「神社の中に寺院がある」などという形式もあちこちに存在していたそう。
ですので、一般的には「初詣」は、神社・お寺、どちらに参拝しても問題なく、また、お寺への新年の参拝も「初詣」と言えるのです。
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱