寒さがやわらいだかと思いきや、また寒い日がぶりかえす。まだまだ、あつあつの鍋がありがたく感じられる季節ですよね。
でもそろそろ鍋のレパートリーが尽きてきた、なんていう方は、日本全国のご当地鍋を取り入れてみるのもよいのでは?
そこで今回は、自宅で食べたくなる「ご当地鍋ランキング」結果をご紹介します。
上位は東北・北海道に集中!ご当地鍋ランキングTOP10
ネオマーケティングが2019年11月に、秋~冬にかけて自宅で鍋料理をつくる男女900名を対象にした「地域別の鍋料理に関する調査」では、「ご当地鍋料理について、自宅で食べてみたいと思う鍋料理」についてのランキング結果が紹介されていました。10位から1位まで順を追ってご紹介します。
■第10位:「地鶏鍋」大分県
大分県の名物、地鶏鍋が10位にランクイン。2019年の鶏肉消費量、日本一(総務省統計局 家計調査より)である大分県ならではの、鶏肉へのこだわりをしみじみ感じられる鍋です。
■第9位:「湯豆腐」京都府
京都といえば湯豆腐。もともとは、お寺の精進料理で食べられていたのが、庶民のなかで広がったといわれています。豆腐を昆布などを出汁にした湯で煮て、タレにつけ、薬味と共にいただきます。
■第8位:「てっちり」大阪府、山口県、福岡県
フグのちり鍋。「てっ」は「鉄砲」の略で、フグはあたると死ぬことから「鉄砲」の異称があるといわれています。ネギやもみじおろし等の薬味を入れたポン酢につけていただきます。
■第7位:「味噌煮込みうどん」愛知県
愛知といえば味噌煮込みうどん。味噌仕立ての汁でうどんを煮込みます。色の濃い粘り気のある味噌汁とかたいうどんは、独特の食感と味わいがあります。
■第6位:「もつ鍋」福岡県
博多名物のもつ鍋は、牛の小腸、大腸、ミノなどを味噌や醤油ベースの汁で煮込んだ鍋。プリプリの食感と共に、キャベツやニラの野菜を唐辛子とニンニクのトッピングでいただくのが定番です。
■第5位:「かにちり」福井県、兵庫県
かにちりとは、カニのちり鍋のこと。昆布のあっさりとした出汁で野菜と一緒に煮込むことで、素朴なカニの味がじっくり味わえます。ある意味、贅沢な鍋といえそうです。
■第4位:「水炊き」福岡県
中国から、長崎を経由して伝わったといわれる水炊き。地鶏をぶつ切りにして熱湯で煮込んだあと、鶏の煮汁と鶏がらスープを土鍋に入れ、湯煮した鶏肉を入れて火にかけ、野菜や豆腐などを加えて煮ながらいただきます。
■第3位:「うどんすき」大阪府
うどんすきは、大阪発祥の鍋料理で、肉や魚介や野菜などの具材とうどんを一緒に煮込む鍋料理。旬の野菜や魚介が彩りよく並ぶのもうどんすきの魅力のひとつといわれています。
■第3位:「あんこう鍋」茨城県、福島県
堂々3位に選ばれたのは、茨城や福島の名物として有名なあんこう鍋! あんこうの身や肝などに焼き豆腐、シイタケ、ネギなどを加え、割り下で煮る鍋です。そのあんこうの身のフワフワ感やヒレや皮のぷるぷる感、肝が味噌と合わさった濃厚な汁。どれをとってもあんこう鍋でしか味わえない至福の体験ができます。
■第2位:「きりたんぽ鍋」秋田県
そして2位は、寒さ厳しい秋田県の素朴な伝統料理、きりたんぽ鍋。きりたんぽとは、お米を固めに炊いてつぶし、串につけて焼いた郷土食のこと。このきりたんぽに、比内鶏と季節の野菜を加えて煮込むのがきりたんぽ鍋。もちもちの食感とあつあつの具材に、身も心も温まりそうです。
■第1位:「石狩鍋」北海道
そしていよいよ1位! 北海道の郷土料理、石狩鍋が選ばれました。
石狩鍋は、石狩川をさかのぼる鮭(サケ)を、頭から尾までまるごと鍋に用いるのが特徴。ぶつ切りにした鮭と、赤みその出汁がよくきいたスープとの相性は抜群。旬の野菜とともに、ほろほろと柔らかくなった、味わい深い鮭の食感は石狩鍋ならではといえます。
みんなであつあつの鍋をつつくなら、いろいろなバリエーションを試してみたいですよね。どんな鍋にしようかと迷ったら、ぜひこのランキングを参考にしてみては?
調査概要
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「地域別の鍋料理に関する調査」
1.調査の方法/株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
2.調査の対象/アイリサーチ登録モニターのうち、秋~冬にかけて自宅で鍋料理を作る男女を対象に実施
3.有効回答数/900名(地域別で計900名)
4.調査実施日/2019年11月12日(火)〜2019年11月13日(水)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利
- EDIT :
- 安念美和子、榊原淳