「富豪」や「資産家」というと、卓越した能力を持っている人か、お金持ちの家庭に生まれた人の話だと思っていませんか。

書籍『世界のお金持ちが20代からやってきた お金を生む法則』(ダイヤモンド社)の中で、経済評論家の加谷珪一さんは、コネや学力がなくても「地道なやり方で大きな資産を築く人はたくさんいる」と断言しています。

著者はたくさんの成功者を調べることで、その行動や姿勢に法則性を見つけ、自らもそれを実行したところ、満足した結果を出すことができたというのです。

そのプロセスは簡単なものではありませんが、誰でも実行可能なもの。お金に愛される人生になるかどうかは自分次第で選ぶことができます。

今回は加谷さんから教えていただいた、お金持ちになるために必要な「6つの要素」をご紹介します。また今日からできる具体的なアイデア、そして継続するためのアドバイスもいただきました。ぜひチャレンジしてみてください。

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■1:よいものは徹底的に模倣する

成功するためにはオリジナリティが必要だと考えがちですが、実は全く逆。成功している人のよいところを模倣するというのは、普通の人が成果を上げるための基本だといいます。どの世界でも成功するための大原則がありますが、多くの人はそれを模倣せず、何かしらの言い訳をしながらそれを避けているそう。これこそがお金を遠ざける元凶なのです。

【読者におすすめの方法】同じ仕事なのに、あなたより給料の高い人は、どこが優れているのか(コミュニケーション能力がある、英語が話せるなど)を研究し、それを徹底的に自分にも取り入れてみましょう。

■2:地道な仕事を重視する

「地道な仕事」というのも、華やかなお金持ちのイメージとはかけ離れているかもしれません。しかし、一部の天才的な才能を持つ人でなければ、チャンスは目の前の仕事からやってくることがほとんどだということを忘れてはいけません。

【読者におすすめの方法】いつもやっている仕事の中に、改善点がないか探したり、その仕事の付加価値がどこにあるのか考えてみましょう。これは実業家や投資家のような視点を養うことにつながります。

■3:人付き合いを整理する

知人の数=人脈の豊富さというのは大きな勘違い。むやみに人付き合いを増やしてもお金には結びつきません。むしろ不要な人間関係を整理することで、チャンスを手に入れられる可能性は高まるそう。

【読者におすすめの方法】重要な人脈を築くときに必要なのが、自分が相手にどんなメリットを与えられるかということ。自分にとって必要な人をイメージし、その人に対して自分がどんなメリット(ノウハウや経験、知識など)を提供できるか考えてみましょう。

■4:物事に対して疑問を持つ

はじめの項目でご紹介した「模倣」から一歩先に進むために重要なポイントが「疑問を持つ」ということ。同じ出来事でも、はじめから「できるわけない」と自分で納得してしまうか、「何故できないんだろうか?」と疑問を持つのかで、チャンスをつかめるかどうかは大きく異なります。

【読者におすすめの方法】電車の中、仕事中、友人との会話など、日常生活の中で「なぜ?」と思うことを手帳やスマホなどに記録しておきましょう。

■5:知識と知恵のバランスを取る

勉強をして「知識」をつけることは大切ですが、それだけではお金に結びつきません。様々な知識と経験により、「知恵」をつけることが必要となります。お金持ちはこの2つのバランスをうまくとっています。

【読者におすすめの方法】知識の面では、短い時間でも継続的に勉強の時間を持ちましょう。歴史や哲学などの教養的な知識はすぐにお金に結びつくわけではありませんが、成功した後に大きな武器となります。また資格を取るのは悪くはないですが、すぐに実践にうつすことが大切。

■6:必要なところでは思い切ってリスクを取る

成功するためには、リスクは避けて通れないもの。リスクを考えてなかなか行動に移せなければ、チャンスをものにすることはできません。「高いリターンを得るためには、高いリスクを取らなければならない」というルールは絶対的なものだといいます。

【読者におすすめの方法】投資に興味があるのになかなか踏み切れないという人は、今日からでも思い切ってやってみましょう。多少の失敗は授業料と捉えてOKです。実際に投資を行うことで、リスクを取らずにリターンを得ることは不可能だということが体感できるはずです。

6つの要素をテンコ盛りで一気に実現しようと思っても、たいていの場合、挫折してしまいます。「出来るところ」から、チャレンジしていき、それを「クセにしていくこと」が大事です。クセになれば、いちいち気合いを入れなくても、自然と実践できるようになるでしょう。

一方でスピードも大事です。出来るところから始めるわけですから、のんびりしていてはいけません。今日からでも始めるくらいの感覚が必要です(今日できないことは、明日もできないと思ってください)。

真面目な性格の人にありがちなのですが、実践そのものが目的になってしまってはいけません。最終目標はお金持ちになることであって、「6つの要素」を実践するのはあくまで手段という位置付けを忘れずにいてください。時々、進捗状況をセルフチェックするとよいでしょう。

本書では実際にお金持ちがどのように行動していたのかが具体的に示されています。日常生活の中に「お金持ちの人が必ずしている行動」をぜひ取り入れてみてください。

『世界のお金持ちが20代からやってきた お金を生む法則』加谷珪一・著 ダイヤモンド社刊
PROFILE
加谷珪一(かや けいいち)
経済評論家。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、経済、金融、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っており、ニューズウィーク日本版(電子)、現代ビジネスなど多くの媒体で連載を持つ。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。
『世界のお金持ちが20代からやってきた お金を生む法則』加谷珪一・著 ダイヤモンド社刊
この記事の執筆者
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