鎌倉といえば古都の情緒はもちろんこと、街の穏やかな空気に惹かれ出店される、こだわりのショップも大きな魅力です。

この記事では、「チョコレート」にテーマを絞り、鎌倉のおすすめの飲食店をピックアップ。プレステージなレストランの予約を得意とする『一休.comレストラン』で口コミ評価が高いお店と、ラグジュアリーマガジン『Precious.jp』に掲載されたお店の中から、全7軒をご紹介します。

「チョコレートクロワッサン」が話題のカフェや、住宅街に潜むかわいいチョコレート屋さんなど専門店はもちろん、バーや和食店で食べられるチョコケーキなど、意外な穴場も網羅。訪れる価値ありのお店ばかりなので、散策の途中にぜひ立ち寄ってみてください。

【目次】

おすすめのお店


【1】STEREO Kamakura(ステレオ カマクラ)|鎌倉

STEREO Kamakura
STEREO Kamakura 情報提供:一休.com

鎌倉駅前の路地裏で、白壁のスタイリッシュなファサードが目を引く、「STEREO Kamakura(ステレオ カマクラ)」。こちらは、気軽にフレンチをいただける、大人のためのカジュアルなワインバー。扉を開けるとカウンター席があり、ゆっくり一人の時間も楽しめそうな雰囲気です。

店内は広々としており、テーブルや椅子など、飴色の家具が深い味わいを醸します。店の一角にある扉は、ワインカーゴへの入口。こちらには世界各国のワイン100種以上が貯蔵されており、その品ぞろえと秘密の小部屋めいた佇まいに心くすぐられます。

STEREO Kamakura
STEREO Kamakura 情報提供:一休.com

フランス料理といえばワインですが、珈琲に重きを置いたフレンチは、少々珍しいのでは?こちらでこだわっているのが、「ワイン×珈琲×フランス料理」の組み合わせ。ワインとコーヒーという異なる2つのスピーカーを通して、1つでは表現できない、奥行と立体感が生み出されるのです。

スペシャリテは、宮城県「32度豚」の「低温ロースト」。鎌倉では同店のみで味わえる最高級の豚肉で、その名の通り、舌の温度に近い32度を融点とする、とろけるような食感が特徴的です。

また「テリーヌ・ショコラ」など、特製デザートも見逃せない。食後はオリジナル豆を使ったハンドドリップの珈琲が供され、コースをまったり心地よく締めくくります。

おすすめはディナーコース「【最初はコレ!!】自由に選べる2ドリンク付!スタンダードディナーにデザートが付いたフルコース 全7品 8,030円」。スパークリング含む選べる2ドリンクが付いたプランで、構成の一例として、前菜「岩手”奥の都どり” 銀杏・椎茸・蓮根 秋のバロティーヌ サラダ仕立て」、魚料理「シェフのインスピレーション 横浜の市場で買い付ける旬鮮魚 レンバイで毎朝仕入れる季節の鎌倉野菜 それぞれの魚に合わせたソース」、肉料理「宮城”32度豚”低温ロースト 無花果のソース」、〆ごはん「小さなハヤシライス」、デザート「カカオ70%ビターショコラのムース 旬の果物&バニラアイス」。食後に「オリジナル豆のハンドドリップ珈琲&おやつ」付き。

問い合わせ先

  • STEREO Kamakura
  • 営業時間/11:00~24:00
    定休日/火曜日
    予算/ランチ 3,000円~3,999円 、 ディナー 6,000円~7,999円
    席数/27席
    喫煙可否/全面禁煙
    TEL/090-7405-2240
    住所/神奈川県鎌倉市小町1-6-5 1F

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【2】ジュアンレパン|鎌倉

ジュアンレパン
ジュアンレパン 情報提供:一休.com

鎌倉駅より徒歩約6分、「ジュアンレパン」。住宅地に溶け込むような佇まいが、いかにも隠れ家的。大人の心をくすぐる、くつろぎのフレンチ&ワインバーです。

店内はスタイリッシュな面持ちで、約1,000本がそろうウォークインセラーが圧巻。ソムリエからアドバイスを受けることができ、気に入った品は併設のワインショップで購入することも可能です。

ジュアンレパン
ジュアンレパン 情報提供:一休.com

ボルドーを中心に、ヴィンテージからリーズナブルなものまで、各国のワインを種類豊富にラインアップ。ワインに欠かせないチーズも季節に合わせて、常時、数種類が用意されています。

料理はワインとよく合う絶品フレンチで、鎌倉野菜や地魚など、地元食材をふんだんに使っているのがポイント。また「テリーヌ ショコラ」といったデザートも、抜かりないおいしさです。アラカルトも多彩なので、「好みの一皿+ワイン」で、気軽にマリアージュを堪能できるのもうれしいところ。ワインと料理を心地よく楽しむのに、うってつけの1軒です。

おすすめはディナープラン「【一休限定】乾杯シャンパン付!選べるメイン!アミューズ・前菜3品・デザートなど鎌倉食材を愉しむ 全6品 6,500円」。乾杯のシャンパン付きで、ある日の例は、「磯つぶ貝のショーフロワ」、「タスマニア産サーモンの瞬間燻製 温泉卵添え」、「スープ ピストゥー ジュアンレパン風」、「千葉県産スズキのポワレ バルサミコソース レモン添え」、「スペイン産ひな鶏のロースト タイム風味」、「クーロンショコラ バニラアイス添え」。その後、コーヒーまたは紅茶と、マドレーヌ、チョコレート、パート ド フリュイといった、ミニャルディーズ(小菓子)が登場。食後も気兼ねなく、ゆっくり語らいを楽しんで。

問い合わせ先

  • ジュアンレパン
  • 営業時間/11:30~20:30
    定休日/日曜日、第1、3月曜日
    予算/ランチ 3,000円~3,999円 、 ディナー 5,000円~5,999円
    席数/14席
    喫煙可否/全面禁煙 ※外に喫煙スペースあり
    TEL/0467-25-1150
    住所/神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-14-8

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【3】空花|長谷

空花
空花 情報提供:一休.com

長谷駅より徒歩4分、長谷寺や鎌倉大仏のほど近くに佇む和食店「空花」。長谷寺といえば、春の桜や初夏のあじさいなど、一年を通して花が咲き誇る「花の寺」として有名。そんな長谷散策のおともにおすすめしたいのが、ご紹介するこちらのお店です。

店の建物は古民家をリノベーションしたもので、店内もそれを生かした、鎌倉らしい空間となっています。和モダンの内装はおしゃれで、それでいてどこか懐かしく、夜になると庭がライトアップされ、日中とまた異なる情趣を楽しめます。

個室もあるので、大切な人とゆっくり過ごしたい記念日などにも。

空花
空花 情報提供:一休.com

腕を奮うのは、栄養士の資格を持つ女性の料理長。魚や野菜など地元の食材を取り入れ、健康面にも配慮した、旬の和食でもてなしてくれます。たとえばそのこだわりは、真っ白な「ご飯」にも。オーダーを受けてから土鍋で炊き上げるというご飯は、見るからにおいしそうにツヤツヤしており、心にあたたかく染み渡ります。

ティータイムに登場する「自家製甘味」も評判なので、散策の一休みに、気軽に立ち寄ってみて。

おすすめはディナープラン「【特別な1日に】乾杯スパークリング&ガトーショコラ付!出来立て炊き込みご飯やおまかせ本格和食と共に 10,285円」。料理の内容はその日の食材次第。特典として、乾杯スパークリングワインと、「濃厚チョコレートケーキ」が付きます。

問い合わせ先

  • 空花
  • 営業時間/11:30~16:00、17:30~21:00
    定休日/木曜のディナー(予約が入れば営業)
    席数/26席(カウンター4席、半個室1室)
    喫煙可否/全面禁煙 ※屋外に喫煙スペースあり
    住所/神奈川県鎌倉市長谷3-8-17

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『Precious.jp』に掲載されたレストラン&カフェ


【1】CHOCOLATE BANK(チョコレートバンク)|鎌倉

鎌倉駅の改札から徒歩1分「CHOCOLATE BANK(チョコレートバンク)」は、鎌倉小町通りの人気店「ca ca o」が手掛ける、チョコレートの専門店。カカオを使ったスイーツを中心に、お食事系やドリンクなどメニューは幅広く、中でもサクサクのクロワッサンにチョコレートを合わせた、「チョコがけクロワッサン」が話題です。

店頭はガラス張りになっており、外からもクロワッサンを焼く様子をうかがえます。そして気になるのが、この重厚な建物。実はこちらのお店、鎌倉駅前にあった銀行をリノベーションし、誕生したそう。中南米ではかつてカカオ豆が貨幣として流通しており、そんな歴史にもちなんで、この場所を選んだのだとか。

店内の内装は、チョコのとろける様子をモチーフにしたキュートなデザインで、銅像ならぬチョコレートの像をイメージした、巨大なゴリラがインパクト抜群です。奥には銀行の金庫室だった小部屋があり、チョコレートにまつわるさまざまな本が展示されています。

またカフェスペースも併設されており、オリジナルの「チョコレートドリンク」で一息つけるのがうれしいところ。休憩スポットとしてカフェを利用したり、散策のおともにおやつをテイクアウトしたり…自由な使い方ができる、駅前の話題スポットです。

看板メニューはチョコがけのクロワッサン。店頭で焼き上げるクロワッサンはバターたっぷりで香ばしく、できたてサクサク。中にクリームがたっぷり入った「クラシック」はじめ、キャラメリゼしたバナナとチョコクリームを詰め込んだ「チョコバナナ」など、種類も豊富にラインナップされています。

スイーツタイプのほか、四元豚のパストラミとチェダーチーズを挟んだ「クロワッサン ハムチーズ」等、お食事系もあるので、ちょっとした軽食代わりにも。

「ホットチョコラテ」やカカオ成分の高い「カカオショット」など、チョコレートを使ったドリンクも、さまざま用意。またボリュームたっぷりなパフェも、人気を集めています。

問い合わせ先

  • CHOCOLATE BANK
  • 営業時間/10:00~18:00
    定休日/月曜休み
    TEL/0467-50-0172
    住所/神奈川県鎌倉市御成町11-8(東日本銀行鎌倉支店跡地)

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【2】Salon de Kurumicco(サロン・ド・クルミッ子)/鎌倉紅谷 八幡宮前本店|鎌倉

鎌倉のメインストリート・若宮大路沿い、鶴岡八幡宮のすぐ前に本店を構える和洋菓子の店「鎌倉紅谷」。リスのキャラクターが愛らしい人気の鎌倉土産、「クルミっ子」でその名をご存知のかたも多いのではないでしょうか?

本店リニューアルに合わせ誕生したのが、同ブランド初のカフェ「Salon de Kurumicco(サロン・ド・クルミッ子)」。本店2階に併設されたこのカフェでは、「クルミっ子」をコンセプトにした、特製スイーツをいただけます。

店の外観はモダンで、黒を基調にしたシックなデザインが、古都の風景に馴染んでいます。一転して店内は明るいトーンとなっており、1階には販売コーナーを展開。ここでちょっと面白いのが、壁面などに使われている、「クルミッ子」そのもののようなタイル。タイルは「クルミッ子」と同じサイズで、中にはお馴染みの「リスくん」が描かれたものも潜んでいるのだとか。

そして2階はカフェスペース。ゆったりした空間に窓が設えられており、すぐ近くの鶴岡八幡宮の鳥居を眺めることができます。

こちらでいただけるのは、「クルミっ子」をデセール仕立てに再構築した一皿や、「クルミっ子」のキャラメル・サブレを取り入れたお菓子など、「クルミっ子」から派生したスイーツの数々。

たとえば、ムースをサブレでサンドした「Dessert Kurumicco(デセール クルミッ子)」。ムースはキャラメル、ミルクチョコレート、プラリネがベースとなっているのですが、このキャメルが、「クルミッ子」と同じものなのです。そしてサンドする生地にはもちろん、「クルミッ子」のサブレが使われています。デセール仕立てで「クルミッ子」を表現した、まさにここだけの一品です。

その他にもご注目いただきたいのが、フランス・ヴァローナ社の最高級チョコレートを使った「Fond 餡 Chocolat(フォンド アン ショコラ)」。その名の通り、たっぷりのつぶ餡を閉じ込めた、「鎌倉紅谷」らしさを感じる、チョコレートケーキです。

問い合わせ先

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【3】シェ・ケンタロウ|北鎌倉

数多くの名刹があり、静謐な空気が流れる北鎌倉。鎌倉駅周辺ともまた違う穏やかな風情に惹かれ、ここをセカンドステージとするシェフも増えているのだとか。大船のフレンチビストロ「シェ・ケンタロウ」の鈴木謙太郎シェフも、北鎌倉に魅了された料理人の一人。ゲストとじっくり向き合う場として北鎌倉を選び、新たにフレンチレストランとして、自身のお店をリニューアルオープンしました。

店内は広々としており、大きな窓からは明るい自然光が差し込みます。店の建物はもともと料亭として使われていたものだそうで、内装もそれを生かしたスタイルに。床の間や天井などの和の建築様式、そしてテーブル・椅子、モダンな照明といった洋の調度が溶け合い、和モダンの空間として、品よくまとめられています。

個室には茶室だった部屋を活用。またバーカウンターも併設されており、事前予約なしでアルコールやアラカルトメニューを味わえます。

内装と同じく、料理にも和を取り入れて。日本の食材を活かし、味付けも和を感じるあっさり仕立てにするなど、フレンチをベースにした、日本人の舌に合う料理をいただけます。

たとえばお重のような器に盛られた前菜もそうですし、メインの魚料理も。「金目鯛のヴァプールと炙ったイカとイカスミのソース」には、鈴木シェフの真骨頂であるソースを添えて。ブイヤベースを凝縮したソースが、ふわっと蒸し上げた金目鯛の淡白さを濃厚に包み込む、その絶妙なバランスに唸らせられます。そして白いイカの下に敷かれているのは、黒々としたイカスミのソース。水墨画を思わせる、趣ある盛り付けも印象的です。

食後は、鈴木シェフ自らが点てた抹茶を、小さなお菓子とともに。このとき登場するのが、有名パティシエのチョコレート。なんでもシェフと修行時代を共にしたという縁があるそうで、そんなことを思いながらいただくと、食後のひとときが一層味わい深いものになりそうです。

たとえば都会の喧騒を離れて、ゆっくり上質な時間を味わいたくなったときに。ぜひ足を運んでみてほしい、とっておきのフレンチ・レストランです。

問い合わせ先

  • シェ・ケンタロウ
  • 営業時間/11:30~13:30、18:00~20:30※予約優先 バーカウンター17:00~22:00
    定休日/火曜、第3水曜
    TEL/0467-33-5020
    住所/神奈川県鎌倉市山ノ内407 北鎌倉門前1階

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【4】Chocolate romi-unie(ショコラテ ロミ・ユニ)|鎌倉

鶴岡八幡宮の少し先にある閑静な住宅街に、冬だけ開く、かわいいチョコレート屋さんがあるのをご存知でしょうか?

手掛けるのは、著名な菓子研究家・いがらしろみさん。住宅街にふと現れる一軒家はまるで絵本に出てくるお菓子の家のようで、扉を開けるとふわり、甘い香りが鼻腔をくすぐります。

いがらしさんと言えば、コンフィチュールの草分け的存在「Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)」や、焼き菓子の店「Maison romi-unie(メゾン ロミ・ユニ)」で知られていますが、実はそれらを開くずっと前から、チョコレートのお店をやりたいと思っていたそう。

目指すのは背伸びした高級店ではなく、気軽に立ち寄れる「街のチョコレート屋さん」。営業はチョコに適した10月下旬~3月下旬に限定し、4月からはお菓子教室にチェンジ。単発コースを基本に、マドレーヌやフィナンシェづくりを楽しめるこちらも敷居は低く、純粋にお菓子づくりを楽しんでもらいたいという思いが伝わってきます。

チョコレートが並ぶショーケースは、まるで宝石箱。メイン商品であるボンボンショコラはじめ、店内にはチョコを組み合わせたお菓子が所狭しと並び、その様子に、訪れる人の瞳も、宝石のようにきらめき始めます。

ボンボンショコラは厳選の6種類。スタンダードなガナッシュ(ミルク、ビター)のショコラに、アールグレイ風味のショコラ、鎌倉の老舗カフェ「cafe vivement dimanche」のコーヒー豆を使ったコーヒー・ガナッシュなど、それぞれに風味豊かな味わいを楽しめます。「Romi-Unie Confiture」のジャム瓶の形をしたチョコなど、ひとつひとつ手づくりされたチョコレートはルックスも愛らしく、心をときめかせてくれます。

そのほか、焼き菓子店「Maison romi-unie」のクッキーと組み合わせたチョコサンドクッキーや、ペロペロキャンディーのような形が可愛い、ショートブレッド×チョコレートのお菓子なども。

店内を彩るチョコレートはどれもキュートで懐かしい雰囲気も持ち合わせており、思わず少女に戻って瞳を輝かせてしまいます。

問い合わせ先

  • Chocolate romi-unie
  • 営業時間/10:00~16:00
    定休日/開店日:10月下旬~3月下旬のみ(2020年は3月15日でクローズ)、水曜日~日曜日/定休日:月曜日・火曜日・年末年始
    TEL/0467-38-7071
    住所/神奈川県鎌倉市西御門2-1-14

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※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2020年3月27日(金)時点での情報をもとに作成しています。

この記事の執筆者
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