【第3問】「本みりん」と「みりん風調味料」は、調理の上で同じ役割をする。

「NO」と答えたあなた、正解です。

「本みりん」には14%前後のアルコール分が含まれていますが、「本みりん」に味を似せて作った「みりん風調味料」のアルコール分は、ほとんどの商品が1%以下です。ですので、調理上で果たす役割が違います。使い方も変えた方が良いでしょう。

「みりん」を使うと、砂糖よりもまろやかな甘みが出せますが、

アルコール分の多い「本みりん」は、煮物などの加熱調理に使用する場合は、「酒」と同じタイミングで使用すると良く、食材を煮込む際に、肉や魚の臭みをアルコール分とともに飛ばしてくれる役割も果たします。

冷たい料理に使用したい場合は、レンジや小鍋でアルコール分を飛ばし、熱を冷ましてから使うと良いでしょう。

対する「みりん風調味料」は、ほとんどアルコール分がないので、加熱調理に使用しても、酒や本みりんのような「臭み消し」の効果は期待できません。

しかし、冷たい料理にそのまま使っても問題なく、煮切ったみりんのような風味を足すことができる、という利点があります。

【第4問】食材に「塩をふっておく」意味は?>>

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ILLUSTRATION :
小出 真朱