新型コロナウイルスとの戦いを支援すべく、さまざまなファッション業界が多額の寄付をはじめ、医療崩壊を防ぐため、自社の工場を活用し医療用防護服や、マスクの製造などで感染拡大防止にに向けての活動が行われている。

「バレンシアガ」「サンローラン」「グッチ」などを傘下にもつ「ケリング・グループ」では、マスクの製造を開始し、「プラダ」や「アルマーニ」も同様に、医療従事者向けの防護服などの製造に着手。さまざまなファッショングループが新型コロナウイルスとの戦いを支援すべく、総力をあげて取り組んでいる。そして、「ゼニア グループ」もまた、医療従事者向けの防護服の製造を開始した。

ゼニア グループの取り組み

ゼニアグループの病院用防護服の製造の様子
ゼニアグループの病院用防護服の製造の様子

「ゼニア グループ」では、28万ユニットの生産を目指し、医療スタッフ向けの病院用防護服の製造を開始。これらの取り組みは、ピエ モンテ地域(250,000ユニット)とティチーノ州(30,000 ユニット)に緊急に必要な供給への提供に役立たせるため。イタリア ノバラのINC工場とスイス メンドリシオのCONSITEXの製造ラインを再開し、一部を変換して製造している。これは、ゼニアグループ、フォンダツィオーネ ゼニア、イタリアのピエモンテ州、およびスイスのティチーノ州の協力により実現した共同の取り組みだ。

ゼニア グループが製造した医療スタッフ向けの病院用防護服。この防護服は、イタリアのビエッラにある繊維メーカー「Pratrivero SpA」が製造した不織布で構成されている。

「私たちすべてが直面している危機は、集団発生に対抗するためにあらゆる努力を共にしなければならないことを明確に思い起させるものです。」

ゼニアのメッセージに応えるように、イタリア ビエッラ テキスタイル地区と、ビエッラの労働組合が共に協力するという「ゼニア グループ」の要請に即座に対応した。重要な医療用品の差し迫ったニーズを満たすために、そして生産プロセスをスピードアップするために、ピエモンテ危機ユニットおよびティチーノ州の関係当局と積極的に協力している。

最後に、「お互いに気を配りましょう。一緒にこれを終わらせましょう。」と、エルメネジルド ゼニア CEO、ジルド・ゼニアはメッセージを残している。

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