東京から1時間半で絶景！海を贅沢に独り占めできる「葉山ファニーハウス」の魅力

週末、海を眺めて、頭をからっぽにしたい。そんなシチュエーションにぴったりなのが、葉山ファニーハウス。近代建築の歴史的建物をリノベーションした、バケーションハウスです。都内から車で約1時間30分、現実からしばしの逃避行、いかがでしょう？

建築史に残る建物を一般向けに開放した「葉山ファニーハウス」

国道134号線を、葉山御用邸を越えて少し走った秋谷にある「葉山ファニーハウス」。湘南の浮足立つような華やいだ空気から、落ち着きが漂いはじめる海沿いエリアの、住宅街の一角にあります。

リビングルームで海を眺めるために、訪れたい宿です

近代建築の名匠と称される吉村順三が手掛けた、この建物が誕生したのは1965年のこと。ふたつの家族のための、2軒の家でした。「湘南秋谷の家」の名で建築史に残るこの建物は、アーティストなどに引き継がれた後、2015年にフレンチ鉄板料理ダイニングを併設して、「葉山ファニーハウス」という名のバケーションハウスとして一般に開かれることに。

レストランと２棟のバケーションハウス

レストラン、２棟のバケーションハウスが並んだレイアウトです

地元の暮らしの空気を感じながら、ゆったりと時を過ごせるヴィラ

「ウエストサイドヴィラ」と「サウスサイドヴィラ」のふたつがあり、どちらも広さは200平方メートル（テラス含む）。キッチンや眺めのいいバスルーム、広々としたリビング＆ダイニング、海に面したテラスなど、構成はほぼ同じながら、造りや雰囲気が異なります。

「ウエストサイドヴィラ」のダイニング＆リビング

一段高いエントランスから見た、ダイニングとリビング。明り取りの窓も絶妙な位置

おすすめは「ウエストサイドヴィラ」。

扉をあけて、2、3歩進むと、いきなり海の眺めが広がるのです。その仕掛けは、リビングの8メートルはありそうな横長の窓。ピクチャーウィンドウとは、まさにこういう窓でしょう。

「ウエストサイドヴィラ」テラス

葉山ファニーハウスは久留和海水浴場に隣接しています

革張りのソファに座って、ところどころに岩が水面から顔を出している海を眺めていると、時折、近隣の久留和漁港から漁に向かう船が視界を横切ります。リゾートホテルで眺める海と一味違って、どこか地元の暮らしを感じます。音楽をかけるでもなく、ただただ、海を眺めている時間。まるでフィルム映像を眺めているように、穏やかに風景が流れていきます。

海の景観を独り占めできるジャグジー

極楽ジャグジー。海を眺めながらリラックスできます

ジャグジーを置いたバスルームもガラス張りで、お湯に浸かりながら海を眺めることができます。プラスチックのグラスの用意もあるので、ここでサンセットや夜空を眺めながらのシャンパン、ごきげんです。

テラスでの食事やパーティ、自炊など食の楽しみ方もアレンジ自在

食事は併設のレストラン（海に面したテラス席がステキ）へ行くことも、広々としたテラスでのバーベキューのアレンジをお願いすることもできます。キッチンには調理器具（たこ焼きプレートも！）が揃っているので、自炊するのも、また楽し。

宿泊は4人までですが、パーティーならば10人まで収容できます。しかも、ここはただのバケーションハウスと異なり、バトラーがあれこれとサービスを提供してくれます。たとえばオプションで、マジシャンやシンガーを呼ぶことや、バラの花束を用意しておいてもらうこともできます。

「ウエストサイドヴィラ」のメインベッドルーム

ウエストサイドヴィラはデュープレックスで、メインベッドルームは２階にあります

2階にあるメインのベッドルームはシンプルモダンなデザイン。海に面してベッドが配置され、目覚めて最初に目にするのが、海。少し寝坊して、昇った太陽の光にキラキラ輝く海面を、ベッドから眺めるのも、なんとも贅沢な気分です。

他に、1階にはソファを敷き詰めた「フラットルーム」（布団を敷いて眠ることができます）や、もうひとつバスルームがあります。

朝ごはんも海を眺めながら

朝食用の食材は、地元産や葉山ブランドのもの

朝食は、新鮮な卵やハム、ソーセージ、パンなど地元食材を、バトラーが用意してくれてあるので、キッチンで調理を。海を眺めながらの朝ごはん、気持ちいいものです。

天気や季節によっては、テラスから富士山が見えることも

日常と非日常の中間のような、ご近所リゾート体験。都内から車で約1時間30分に、こんな自分のための逃避行先をもつことは、きっと心のゆとりになるでしょう。

問い合わせ先

• 葉山ファニーハウス
• 料金／￥35,000～（2名利用）、￥26,667～（3名利用）、￥22,500（4名利用）。それぞれ1名料金
• TEL：046-874-9991
• 住所／神奈川県横須賀市秋谷5296

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この記事の執筆者

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古関千恵子さん ビーチライター

ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に１～２回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide（http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの：海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト：古関千恵子ホームぺージ
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