米国エレガンスの真骨頂! アメリカの歴史的ホテル「ザ・ブロードモア」の贅沢なおもてなしに身を委ねたい!
デンバー国際空港から車で約1時間30分、ロッキー山脈の南端にほど近いコロラドスプリングス。ここに訪れるのが目的となる、デスティネーション・ホテルがあります。
2018年に100周年を迎えた「ザ・ブロードモア」。創業者スペンサー・ペンローズの徹底したこだわりを、100年以上にわたって守り続ける、エレガントの真骨頂のようなグランドホテルです。
入口には1937年製キャデラックが
格調高い雰囲気のラウンジ
ビーチベッドとカバナが並ぶインフィニティプール
これまでにフォーブス・トラベルガイドの5スターを59年連続、AAA(アメリカ自動車協会)の5ダイヤモンドは、第1回から43年連続して獲得していることからも、その質の高さがうかがえます。
この2つの連続記録は、世界一なのだとか。ホテル自体に加え、レストラン「ペンローズ・ルーム」やスパも最高ランクを獲得しているので、栄誉ある「格付けコレクター」と呼べるかもしれません。
「コロラドに最高のホテルを」。子供からシニア層まで楽しめる、豊富なアクティビティ
創業者のスペンサー・ペンローズは鉱山業で財をなした起業家。妻のジュリーとのハネムーンで訪れたヨーロッパに感動し、コロラドに最高のホテルを作ることを決心。ヨーロッパの洗練されたサービスと、米国西部のホスピタリティが融合したホテルを目指し、他との差別化として、幅広いアクティビティを整えました。
シャイアン湖を中心とした12平方キロメートルの敷地には、インドアからアウトドアまで、ありとあらゆるアクティビティが勢ぞろいしています。ゴルフコース設計の名匠と称された、ドナルド・ロスとロバート・トレント・ジョーンズが手掛けた2つのチャンピオンシップコースに、世界が認めるテニスプログラム、マウンテンバイクにアーチェリー、フライフィッシング、そして賞に輝くスパなど。子供からシニア層まで、どんな世代も楽しめるようなラインナップです。
10本のコースがあるジップラインが圧巻!
数あるアクティビティの中でも、オススメはジップライン。ここ数年、あちこちのリゾートで体験できるようになりましたが、ココの迫力はすごい。10本のコースがあり、中には550メートルもの長さがあるものも。しかも乗り場と乗り場の間の、遥か下にはジャングルが広がっています。経験者でも、足下を見たら、恐怖に思わずひるんでしまうはず。もちろんインストラクターがレクチャー&アシストしてくれるので、ご安心を。
お部屋は、華やかな色使いのロマンティックなイタリアン・ルネッサンス様式
客室はホテルルーム、スイート、コテージ、レジデンスなど784室。どの客室タイプも、華やかな色使いのロマンティックなイタリアン・ルネッサンス様式でまとめられています。調度品もどっしりとした重厚なもの。エントリークラスのクラシックルームでも広さ30平方メートル以上あります。
少し離れたエリアに並ぶコテージは、ゴルファーに人気が高いそうです。
専任の食肉加工職人まで!こだわり抜いたレストランが20か所以上
食についても、並々ならないこだわりがあります。食材はコロラド産の、オーガニックなものをできるだけ仕入れ、野菜やハーブは系列グループで栽培、牛までも飼育しています。さらに肉には一家言あり、専任の食肉加工職人がカットを担当。イタリアンのレストランでは、小麦粉やバター、珍しい調味料は現地から、ワインはソムリエが現地で試飲してから仕入れています。パンはもちろん自家製、グルテンフリーにも対応しています。
20以上あるレストラン&バーは、3~4日の滞在ではすべては回りきれません。ヨーロッパ料理のファインダイニング「ペンローズ・ルーム」を筆頭に、イタリアンやステーキハウス、クレオール料理、19世紀の英国風パブなど、供する料理も多彩。ゴールドラッシュ時代やコモ湖を彷彿させるインテリアや、週末にライブ演奏が聴けるなど、趣向もさまざまです。
ちなみに、ホテルのロゴの「ブロードモア(BROADMOOR)」は「A」だけが小さく、位置がおかしいのには逸話があります。諸説あるのですが、スペンサー・ペンローズがライバル視していた、ダウンタウンの老舗ホテル「ジ・アントラーズ(Antlers)・ホテル」への当てつけとか!? 少々子供っぽいけれども、憎めない。少年のような心が、この贅を極めたホテルを誕生させたのかもしれません。
問い合わせ先
- ザ・ブロードモア TEL:+1-855-634-7711
- 料金/クラシックルームUS$199~、ペンローズ・スイートUS$3,360~(税・サ別)
- 日本での問い合わせ先/プリファード ホテルズ&リゾーツ TEL:0120-984-450
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子、大西瞳(イクシアネクスト)