クック諸島がどこにあるのか、頭の中で地図が描ける人は、ビーチリゾート上級者でしょう。大雑把にいえば、南太平洋のフィジーとタヒチの間。どちらも「地上の楽園」とたとえられる、美しい南の島々に挟まれています。

クック諸島へ目指すツーリストの多くは、玄関口であるラロトンガ島から国内線で約50分のアイツタキ島がお目当て。島を取り巻く周囲約45kmのラグーンの美しさは、この世のものとは思えないほど。浅瀬の海底に広がる白砂に太陽光があたり、乱反射しているのですが、それはまるでラグーン自体がネオンブルーに自然発光しているかのよう。地元の人も「アイツタキのラグーンの写真を見せると『画像加工ソフトで修正したでしょ』って、信じてもらえないんだよね」と、まんざらでもない、うれしそうな困り顔。

フリーフォームのインフィニティプール。眺めの良さから、ここで過ごすゲストがほとんど
フリーフォームのインフィニティプール。眺めの良さから、ここで過ごすゲストがほとんど

アイランドタッチのリゾートで、裸足の休日を

そんなアイツタキ島でおすすめのリゾートがこちら、パシフィック・リゾート・アイツタキ。信号がひとつもない国なのですが、エコなリゾートに関しては先進国のようです。南の島好きの心を掴むツボを心得ています。

南国のフルーツの甘い香りに包まれた敷地は、熱帯の樹木や植物に埋もれるよう。メイン棟から各ヴィラへ続く道は、手入れの行き届いた花々で彩られ、朝は鳥のさせずりが響きます。

あふれかえるような南洋の自然に抱かれたリゾート
あふれかえるような南洋の自然に抱かれたリゾート

少し高台に立つ27棟のバンガローとヴィラは、すべてビーチフロントビュー。ヤシの葉でふいた屋根に竹を編んだ壁、飴色の太いウッドの柱など、ナチュラルなテイストでまとめられています。調度品はアンティーク風のウッドが主流で、さりげなく木彫りを施すなど、小ワザが目を楽しませてくれます。クッションやベッドカバーにはトロピカルな花々をモチーフにしたキルティングが差し色となり、ベッドの上に置かれたパナマハットやパレオは滞在中、活躍しそう。

(プレミアム・ビーチフロント・バンガロー$1,150~/泊、アルティメイト・ビーチフロント・ヴィラ$1,450~/泊)

ポリネシアらしい意匠を凝らしたプレミアム・ビーチフロント・バンガロー。こちらはキルティングがカラフル
ポリネシアらしい意匠を凝らしたプレミアム・ビーチフロント・バンガロー。こちらはキルティングがカラフル
最上級クラスは、シックな色使いのアルティメイト・ビーチフロント・ヴィラ
最上級クラスは、シックな色使いのアルティメイト・ビーチフロント・ヴィラ
スイートタイプのアルティメイト・ビーチフロント・ヴィラは125㎡
スイートタイプのアルティメイト・ビーチフロント・ヴィラは125㎡

バンガローとヴィラの各バルコニーからは、梢の先にラグーンの眺めが。海の深さによって、淡いアクアマリンと濃いインディゴブルーの2色にパキッと分かれ、遥か沖のリーフで砕ける波の音が、耳鳴りのように絶えず届きます。

バルコニーの階段からビーチへ下りることができ、大樹の陰にはお昼寝に気持ちよさそうなハンモック。リゾートは西海岸にあるので、サンセットはぜひハンモックに揺られながら、あるいは、波打ち際をお散歩しながら、迎えたいものです。

アイツタキ・ラグーンを見渡す、ラパエ・ベイ・レストラン。新鮮な食材を季節に合わせてサーブ
アイツタキ・ラグーンを見渡す、ラパエ・ベイ・レストラン。新鮮な食材を季節に合わせてサーブ

フリーフォームのインフィニティプールや、ローカル産を含めた新鮮な食材にこだわるレストランからも、絶景ラグーンの眺めが広がります。スパやバー、ブティックなどのファシリティーもあるけれど、必要以上に大げさなものはありません。島の自然と調和した、落着きのあるたたずまい。そしてリゾート全体が、熱帯の気にあふれ、「南洋の自然があれば、あとは何もいらない」。そんな人にとって、ここはまさにパラダイスです。

緑の息吹に包まれながら、スパで癒されるひととき
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ラグーンクルーズは滞在中に参加したいアクティビティ
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この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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WRITING :
古関千恵子
EDIT :
安念美和子