美しい自然や生物の多様性、豊かな文化を未来に繋ぐべく生まれたリゾート
往年のハリウッドスター、マーロン・ブランドがタヒチのテティアロア環礁へ訪れたのは、映画『戦艦バウンティ』の撮影時。そのとき、パラダイスに近づいた感触を得た彼は、撮影後に舞い戻り、この環礁を購入しました。
美しい自然、鳥や海洋生物の多様性、そして豊かな文化を、未来へつなぐ使命を感じた彼の志を引き継いで誕生したのが、ザ・ブランドというリゾートです。1島1リゾートならぬ、1環礁1リゾートなのです。
ザ・ブランドが位置するのは、タヒチ島から北へ約50キロ、専用機に乗り込み約20分。12の島々からなるテティアロア環礁のうち、“オネタヒ”という小島のみにリゾートは展開しています。35棟のヴィラは広々としたリビングと書斎のようなメディアルーム、ベッドルームにドレッシングルーム、バスルームからなり、広さはトータル162平方メートル。プライベートビーチエリアやプランジプール、ガゼボなど屋外エリアも広々。邸宅にいるようなくつろぎを感じます。
ホスピタリティーにあふれたもてなしやクオリティーの高い食がオールインクルーシブ
部屋の中を探検してみると、テーブルの上にはウエルカムサービスの、この島で採れたハチミツを使ったマカロンとルイナールのシャンパン。ウォークインクローゼットにはビーチサンダルとバッグ、ロゴ入り水筒、そして日焼け止めローションにボディーローション。すべて旅の思い出と一緒にお持ち帰りできます。各戸には人数に合わせて自転車も用意。リゾート内を気ままにサイクリングするのも自在です。
ヴィラ内での細々としたケアはバトラーが担当。ガーデンのガゼボに朝食をセッティングしてもらうのもエクストラなしでお願いできます。ちなみに、このリゾートは宿泊料金に飲食やスパの利用、アクテビティー料金を含んだオールインクルーシブ制(※一部別料金あり)なので、ミニバーもプレミアムなお酒以外は気兼ねなく楽しめます。
食のクオリティーの高さは、ここが南の島であることをすっかり忘れてしまうほど。なかでもファインダイニングの「レ・ミュティネ」は、パリのミシュラン2つ星レストラン・グランヴェフールのシェフ、ギー・マルタンがプロデュース。
ひと口大のオードブル、アミューズ・ブーシュから始まり、一皿ごとに驚きのあるコース料理は、フーディーも魅了されるはず。日本人シェフが腕を振るう「波 鉄板焼き」も本格派です。熱帯のガーデンにたたずむ「ボブズ・バー」は、ザ・ブランドの前身の「ホテル・テティアロア」へ訪れたことのある人にも懐かしく感じられるでしょう。
島の中央の天然ラグーンに面して立つスパ「バルア・テ・オア」は、ミキミキの木の枝で組んだ鳥の巣のようなフォルムに驚くはず。この島はもともとタヒチ王朝が憩った聖域。そこで受ける「タウルミ」マッサージは、モノイオイルを使い、深部まで癒しを届けてくれます。ラグーンに面したタイマッサージパビリオンやヨガスペース、紅茶をそろえたティーラウンジなども併設されています。
ただのリゾートの枠に収まらない、自然環境を守る取り組みを体感
ザ・ブランドがただのラグジュアリー・リゾートで収まらないのは、島の秘密(⁉)に触れる体験型見学会で体感できます。「グリーンツアー」では、島内にある海洋深層水を使った発電所やゴミをたい肥にする施設、ソーラー施設やオーガニックファームなど、いわばリゾートの裏側を見学します。
ザ・ブランドではできるかぎり再生可能エネルギーを活用し、日々研究を重ねています。その成果が実り、米国の環境評議会によるLEED認証の最高位のプラチナを獲得しました。
また、「テティアロア・アルティメットツアー」では、バード・サンクチュアリや赤ちゃんサメの生息域、古代ポリネシアの祭壇のマラエなどを訪問。環礁の豊かな自然や文化に触れられます。
ラグジュアリー&エシカルなザ・ブランド。ピッパ・ミドルトンやマーゴット・ロビーも、ハネムーンの旅先に選ぶ、ユニークな憧れリゾートです。
問い合わせ先
「世界のラグジュアリーリゾート」おすすめ記事
- 360度の美しい海に癒される!贅沢な沖縄旅は「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド 沖縄」で
- サクッと行ける極上の南国!濃密な自然に抱かれたアイランドリゾート「アマンプロ」
- 初めての「ラグジュアリー・クルーズ船」での旅、船の選び方のポイントはココ!
- バリ島の「2つのフォーシーズンズ」なら、ビーチと森、どちらのリゾート滞在も楽しめる!
- インドネシア スンバ島 ニヒ・スンバ(NIHI SUMBA)|世界一に選ばれた、秘島のエシカルリゾート
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
Twitter へのリンク
Instagram へのリンク
- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子