新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のため、リモートワークを取り入れる企業が増えました。家のインテリアを過度にオフィスっぽくすることなく、快適に仕事ができる環境を整えたい方にオススメなのが、北欧のミックススタイルインテリア。

鳥取県・米子市に本社と自社の木工所をもち、北欧ヴィンテージや定番デザイン、オリジナル家具を扱うグリニッチでは、さまざまな買い方を提案しています。

5年後に半額で買い戻してくれる「リ・グリニッチ」や、無利子の分割払い、サブスクリプションなど、自分のライフスタイルにあった取り入れ方で、憧れのインテリアが叶えられるかもしれません。オンラインショップの内容が充実している点もこんなご時世にはオススメです。

リアルな北欧ミックススタイルのインテリアを体験できる「実験住宅」を見学

※要事前予約

グリニッチの提案する北欧ミックススタイルを、ひと部屋まるごと体験できるのが、目黒駅近くのビンテージマンションの実験住宅。ヒュッゲな時間を過ごすためにboard game大会を開いたり、実際に月の半分ほどはグリニッチの社長のお住まいでもあるため、リアルなコーディネートを見ることができます。

家_1,家具_1,ショップ_1
ヴィンテージの裁縫用テーブルとリビングの室内窓。奥にはワークコーナーが。
家_2,家具_2,ショップ_2
ミッドセンチュリーデザインと北欧家具のミックススタイルのワークコーナー。

緑の広がる窓に向かって置かれたワークコーナー。デスクの天板は、グリニッチのオリジナル、脚は北欧ヴィンテージ品。椅子は、ヴィンテージのアルミナムグループチェアです。足元に使われた壁付シェルフはオリジナル。

家_3,家具_3,ショップ_3
【商品名】(オーク)【ブランド】グリニッチ【価格】¥12,000(税抜)【サイズ】幅720×奥行210×高さ196mm【材質】オーク材(オイルフィニッシュ)、真鍮

商品の詳細はこちら

家_4,家具_4,ショップ_4
ヴィンテージのベッドフレームに、スウェーデン製のシステム家具「ストリング」。手前にはイームズの椅子が置かれています。

ワークコーナーは、べッドと書棚のある部屋の一角にあります。MUJIの布ボックスや、サイトーウッドのゴミ箱なども自然に置かれており絵になります。

木の色をそろえつつも、経年した飴色のものが混ざることによって、インテリアに深みが増していますよね。

5年使ったヴィンテージ家具を、半額で買い取ってくれる画期的な取り組み「リ:グリニッチ」

ひとつ置くだけでも、空間に愛着のわくヴィンテージ家具。わかっていても、引越しやライフスタイルの変化で不要になる可能性を考えると、なかなか一歩を踏み出すのは難しいものです。

家_5,家具_5,ショップ_5
北欧ヴィンテージ家具を、もっと気軽に生活に取り入れて「よさ」を知ってほしい。

そこで今回ご紹介したいのが、画期的なサービス「リ:グリニッチ」です。グリニッチで購入したヴィンテージ家具であれば、5年後に半額で買い取ってもらえるというから驚きです。この取り組みを始めた理由を、今田社長におうかがいしました。

「まずは気軽に『よさ』を多くの方に知ってもらいたい、という想いが一番の理由です。ですがほかにも理由はあって、質のいいヴィンテージ家具の量が減ってきているという事実。

北欧家具の急激な人気で買占めが起こり、デンマークから海外に流れて、おかしな修繕をされてしまい、価値がなくなってしまうということが起きています。あとは、自社の技術の高さに対する、覚悟の証ですね。5年後に変な状態になっているような修繕では、ヴィンテージ家具を市場に出せなくなりますので(笑)」

高い技術に自信があってこその「修理・メンテナンス永年対応」

家_6,家具_6,ショップ_6
若くて腕のいい木工職人を抱えた自社工場をもつ強み。

もちろん5年後に売らず、長く愛用し、そのうちに不具合が出てきても、使用年数に関わらず修理・メンテナンスをしてくれます。傷や欠けなど当時の使用した人たちの痕跡を風合いとして生かしつつ、欠損した部分の補修や汚れを落としてきれいにし、使いやすく修復するにはセンスが問われます。

家_7,家具_7,ショップ_7
ただ綺麗にすればいいわけではない、というもののひとつに、家具の裏にあるステッカーやシールも。価値のあるものは残すのが正解。

生活空間とワークコーナーの間仕切りに便利な、北欧ヴィンテージ家具をご紹介

北欧ヴィンテージ家具には、大雑把にいうと「脚付き」「美しいディテール」「飴色に経年変化した美しい木目」という3つの特徴をもったキャビネットが数多くあります。

家_8,家具_8,ショップ_8
【商品名】「D-904D447」【製造メーカー】Soborg Mobler【年代】1950~70年代【写真の仕様価格】¥264,000(税込)※月額24回払いの場合¥10,000+税〜【サイズ】幅1000×奥行335×高さ870mm(脚高さ300含む)内寸:幅960×奥行285×高さ540【材質】チーク材、ビーチ材  ※可動式棚板1枚付き ※庫内及び棚板がビーチ材

なかでも、デンマーク家具デザインの巨匠・Borge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)によりデザインされたキャビネットはひとつあるだけでインテリアをグッと引き締めてくれます。北欧ヴィンテージの王道たるたたずまいでありながら、現代の暮らしにあった秀逸な寸法体系をしています。

家_9,家具_9,ショップ_9
高さは腰くらい。この高さのキャビネットは間仕切りに使うのがオススメ。

立ったときは空間を仕切らず、座ったときに少し「おこもり感」のあるコーナーをつくることができます。

家_10,家具_10,ショップ_10
扉は180度開くタイプ。薄すぎないので書類や食器が入り、分厚すぎないので間仕切りにも使い勝手がいい。
家_11,家具_11,ショップ_11
可動式棚板は、薄く見えるように面取りしてある細やかな配慮を施された丈夫なつくり。箱部分の底から高さ120mm地点から30mm間隔で5個ダボ穴があり、高さを調節できます。
家_12,家具_12,ショップ_12
ひと目でモーエンセンのデザインだとわかる特徴のある使い勝手のいい取手。

デンマークやスウェーデンの現行定番品で「機能」をプラスして、北欧ミックスタイルのホームオフィスを完成させましょう

同じ姿勢で長時間仕事をすることは、体に多くの負担がかかります。有名企業でもスタンディングデスクを取り入れる所は多いのですが、立つだけでもそれはそれで疲れます。

家_13,家具_13,ショップ_13
電動式に見えない、シンプルなのに愛嬌のあるデザインがstringらしい昇降式デスク。

ストリングの故郷スウェーデンでは、ワークデスクといえば昇降式が主流です。天板はパソコンなどが充電できるようにつくられており、高機能でありながら暮らしになじむデザインになっています。ダイニングテーブルでお仕事をされる方にもオススメです。

家_14,家具_14,ショップ_14
【商品名】昇降式デスク(オーク)【ブランド】string works 【写真の仕様価格】¥259,160(税込)※月額24回払いの場合¥9,817+税〜【サイズ】幅1200×奥行780×高さ715-1185mm【材質】天板:オーク突き板/MDF、フレーム:スチール
家_15,家具_15,ショップ_15
【商品名】J67 natural【ブランド】FDBモブラー 【写真の仕様価格】¥40,000 (税込)※月額24回払いの場合¥1,667+税〜【サイズ】幅460×奥行510×高さ450mm【材質】ブナ材、クリアラッカー塗装

丈夫で美しく機能的、そして手ごろな価格。当時としては画期的で過酷なこの4つの開発条件をもとに、1942年にスタートしたデンマーク家具の象徴と言えるブランド「FDBモブラー」。

デンマーク生活協同組合連合会(FDB)の家具部門であり、資源の少ないデンマークで「デザイン」をキーワードに国力をあげ、のちに巨匠と呼ばれるデザイナーを数多く育てた土壌にもなった、戦後家具の歴史の原点ともいえるブランドです。

グリニッチでは、デンマーク家具の象徴と言えるブランド「FDBモブラー」やスウェーデンのシステム家具「ストリング」もそろえることができます。

【詳しくはこちら】世界中で愛されている「ストリング」の「フリースタンドシェルフ」の魅力とは?

グリニッチで扱う北欧ヴィンテージ家具は、日本の暮らしに合いそうな雰囲気のいい家具が多く、修繕のセンスも的確で、値ごろ感のある価格設定になっています。また、現行定番品と同じ空間で組み合わせている事例を実際に体験できるのが最大の魅力です。

利子のつかない24回分割払いや、所有しないで使用するサブスクリプションも選択できます。さまざまな買い方の提案も、ハードルをグッと下げてくれますよね。

店員さんも知識が豊富なので、興味のある方はお話を聞くことからはじめても楽しいはず。色々迷って調べて、手に入れる暮らしの喜びはひとしおです。そろそろリモートワークをきっかけに、暮らしを整えてみませんか?

問い合わせ先

  • greeniche 代官山 
  • 営業時間/11:00~19:00 ※5月22日より、ご予約を優先した営業を再開
  • 定休日/水曜日 
  • TEL:03-6416-5650
  • 住所/東京都渋谷区猿楽町29-10 HILLSIDETERRACE代官山C棟

 

この記事の執筆者
イデーに5年間(1997年~2002年)所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock(ふんぷんクロック)』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト:YOKODOBASHI.COM