古民家の庭でローズガーデンを作り続けて3年

ご無沙汰しております、「東京と古民家の二拠点生活」をレポートしておりました、堀江美希でございます。

コロナ渦のなか、Precious.jp読者の皆様におかれまして、お変わりなく美しい世界に包まれて、お元気でお過ごしのことと存じます。

しばらく更新が途絶えてしまっておりましたが、すっかり田舎暮らしの魅力に憑りつかれ、実は一年前に東京都内の家を手放し、古民家へ完全移住をしておりました。

おかげさまで以前に比べ、念願の「私だけのローズガーデンづくり」にも大幅に時間が確保でき、いっそう情熱をこめ、邁進しています。

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自分の庭で摘んだバラを使って、フラワーアレンジを楽しんでいます。

また皆様にご報告できる、ガーデニングや田舎暮らしの話のタネが蓄えられてきたので、動画も交えてご紹介させてください。

初心者向け、お洒落な夏の花壇作り4つのコツ

バラを植え付けてから3年目。念願のドームはつるバラが一面に絡まり、フェンスもまさにバラ色に! 染まりました。

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バラのドーム一面に開花した、つるばら「アンジェラ」

花壇を夏仕様に植え替え

夏に楽しむ花壇は、関東では6月中旬ごろまでに、植え替えるとよいそうです。

さて、今回は花壇のデザインを、「どこから考えたらよいのか?」わからなかったため、花のプロに聞いてきたり、本を教科書にして計画しました。

公園で見るような、規則正しいスタイルではなく、ナチュラルでおしゃれなイメージをカタチにするコツを4つ、ご紹介します。

 

■1:お洒落な苗を、園芸店で手に入れる

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ガーデニングを始めて、すぐに訪れた黒田園芸さん。別世界のようにお洒落で感動しました!

年々、ホームセンターにも、珍しい、美しい園芸品種も取り扱いが増えてきていますが、私の指南書、黒田兄弟さんのおしゃれな本に出て来るような庭を目指すには、園芸の専門店で探すのがおすすめです。

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左/黒田健太郎・黒田和義『小花図鑑』(グラフィック者、2016)、右/黒田健太郎・黒田和義『黒田兄弟の植物図鑑』(株式会社エフジー武蔵、2013)

園芸店のオンラインショップでも、お店の方が丁寧に発送して元気な苗を送ってくださるので、最近は安心して利用しています。

■2:4つに植物を役割分類して、組み合わせる

お洒落な植物を買って、草丈の高低差だけを意識して植え込んでも、おしゃれなデザインにはなりません。

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天野麻里絵『宿根草でつくる自分好みの庭』(NHK出版、2016)

天野麻里絵さん提唱の、それぞれの植物の印象を「主役」「まとめ役」「カラーリーフ」「グランドカバー」の4つに分けて、組み合わせるメソッドが、とてもいいヒントになりました。

初心者の方、必見です。

■3:配色を考える

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河合伸志『はじめてのバラと草花でつくる庭』(成美堂出版、2016)

私が目指しているのは、「バラと草花があふれる庭づくり」です。バラ育種家の河合さんの本に掲載されている、バラと草花の色彩を考えるコーナーからもアイディアを頂いていますが、「バラ」と「花壇で使う花の色」が喧嘩をしないか心配になりました。

特に、バラの開花があまりない、夏の時期、花壇の配色はどう考えたらいいのでしょうか?

答えは、バラの色は無視して、自由に楽しんじゃえ!というアドバイスでした。その理由は動画をご覧ください。

■4:ジグザグに植え込む

株を横並びに、等間隔に植え込むと、平坦な印象になってしまうので、互い違いになる様、ジグザグに植え込んで、動きを出すのがおすすめです。

【番外編】3株植えの呪縛

皆さん、同じ品種を3株づつ植えると、「ボリュームが出る」とか、「奥行きが出る」と聞いたことはありませんか?

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3株を3角形に植えるのが基本と習った1年目

私はずっとこのメソッドに縛られていて、でも!限られた庭のスペースでは植え込める種類が限られ、単調になってしまう為、困っていました。

決して間違いではないのですが、個人庭では、「成長した宿根草の横に」×「一年草を植え込む」という場合に活用。そうすると、ボリュームがそろって、見応えがあるシーンになるそうです。


以上、夏をイメージしたお洒落な花壇づくりのコツをご紹介しました。参考になれば幸いです。

まだまだガーデニング初心者で、失敗続きですが、悩む過程も楽しんで、理想の庭を目指して頑張りたいと思います。また次回もお楽しみに!

この記事の執筆者
<プロフィール> 1980年、東京生まれ。大学を卒業後、マスコミ業界に就職。テレビ、雑誌、WEB、ラジオの企画や制作に携わったのち、20代後半からグラフィックデザインを学ぶ。美容業界でデザインや広報の仕事をする傍ら、2015年9月に関東圏の古民家をセカンドハウスとして買い取り、東京と地方を行き来する生活を始める。 好きなものは、本、カメラ、花、ティファニーとTシャツ。趣味は、読書、アート鑑賞、カメラ、陶芸、料理、ピラティス、ゴルフ。「たくさん、よりも、自分に合う、永く愛せる物や人間関係を大切にしたいと思います。また、そういったものに巡り合っていきたいです」
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