ウエストが太くなる、お尻が横に広がって四角くなるなど、体型がくずれてしまうのは皮下脂肪が下垂して、骨盤などの大きな骨の周りに溜まってしまうから。

しかも、最も気になる脇腹からお尻かけての脂肪はカチカチに冷えて固まっているので、ちょっとやそっとでは落ちずらい…。グイグイ揉みほぐすハードなマッサージやエステに行かないと無理かも…と諦めて放置している人、多いのではないでしょうか。

そこで村木さんが教えてくれるのは、リラックスタイムに寝ながら行える簡単メソッド。硬くなった脂肪をほぐし、老廃物として流してしまう手法なのですが、強くもみほぐすというよりも、優しく脂肪を柔らかくするから、気持ち良くできるのが利点です。手順も簡単ですぐに覚えられますので、今日から実行してみてください。

脇腹の脂肪をすっきり流す! 5分でできる揉み出しメソッド

■Step1:脇腹の脂肪が溜まっているところをつかみ、脚を左右に揺らす

仰向けになり、脚を閉じて膝を立てます。そして両手で脇腹の脂肪が気になるところをつかみます。このとき深いところまでしっかりとつかむのがコツで、息を吐きながら膝を左右に揺らします。これを10往復行いましょう。他にも脂肪がたまっているな、と感じるところがあれば同様に行って。

脇腹の脂肪が溜まっているところをつかみ、脚を左右に揺らす
奥の筋肉までガシッとつかむようにして行いましょう。そうすることで筋肉が柔軟になり、骨盤の動きも良くなることで、体の歪み解消にもつながります。

■Step2:そけい部のリンパ節に脂肪も老廃物も流しこむ

柔らかくなった脂肪と動いた老廃物を一気にそけいリンパ節に流してしまいましょう。脇腹からそけい部に向かって、約10回優しくさすって流してください。

そけい部のリンパ節に脂肪も老廃物も流しこむ
そけいリンパ節が詰まっていると老廃物が流れにくいので、事前にそけい部の関節を動かしたり、優しくさすったりして詰まりを解消しておくといいでしょう。

【まとめ|脇腹の脂肪をすっきり流す!5分でできる揉み出しメソッド4か条】
1.ウエスト、お尻がもったりとする原因は脇腹の皮下脂肪にあり。
2.冷えて硬くなった皮下脂肪は、まずは柔らかくして動きやすくするのが先決。
3.指で脇腹の脂肪をつかんだまま膝を左右に揺らす方法なら、簡単にもみほぐせる。
4.最後にそけいリンパ節に向かって脂肪も老廃物もすっきりと押し流して完了。

以上、脇腹の脂肪をすっきり流す!5分でできる揉み出しメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は7月25日(土)の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:武田宏美さん
(38歳・音楽配信サービス会社勤務)
「脇腹からお尻にかけての肉は硬く冷えているな、と思っていたのですが、これは皮下脂肪が溜まっていたってことなんですね。ぐっと大胆につかんだまま、足を揺らすだけで硬くなった脂肪がほぐれる感じがするし、ポカポカ温まって燃焼している実感も! 寝る前のリラックスタイムにできる簡単さがうれしいですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子