一夜を過ごした互いに名も知らぬ男女。まだ会話もぎこちないが、男は手際よく朝食を準備し、慣れた手つきで朝のコーヒーを淹いれる。女性の心をつかむには、申し分のないシチュエーションだ。
主人公のライフスタイルを表すスタイリッシュな小道具
ケメックスのコーヒーメーカー
家具デザイナーのジョンと、文化や思想に興味を抱きながら、奔放な恋に興じるメリー。そんなふたりの初めての朝食にさりげなく登場したケメックスのコーヒーメーカーは、互いを知るための重要な役割を果たす。 フラスコ型のフォルムに、木枠と革ひもという洗練されたデザインは、家具デザイナーのモノへのこだわりそのもの。注いだお湯があふれないよう、スプーンで几帳面にかき混ぜる細かい演技は見ものだ。普遍的な男女の出会いを、巧みな演出で描いた『ジョンとメリー』。
映画のストーリーや生き生きとした会話は、公開から40年以上過ぎても色褪せない。同じように時代を超えて愛されるケメックスのコーヒーメーカーは、映画の名脇役と呼べるほど強い印象を残す。生活へのこだわりとコーヒーの愛着を兼ね備えた存在だ。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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