ピエール・ジャンヌレが手がけた、インドはチャンディーガルの都市設計。そこで使う家具をデザインする際に彼が心がけたのは、インドで容易に手に入る材料を使うこと。そしてその気候風土に合ったものづくりをすることだった。極めて簡潔な設計も、チーク材を使うことも、座面に通気性のよい籐のメッシュを使うことも……。すべては彼の、この地への思いから生まれたのだ。

「ファントムハンズ」の『プロジェクト・チャンディーガル』シリーズ『PH25』

●モデル名/『PH25』 ●サイズ/幅44.5×奥行き52.5×高さ86×座面の高さ44.5㎝ ●色展開/写真のナチュラルのほか、ブラック、無塗装を展開。 ¥260,000 (カサ デ)
●モデル名/『PH25』 ●サイズ/幅44.5×奥行き52.5×高さ86×座面の高さ44.5㎝ ●色展開/写真のナチュラルのほか、ブラック、無塗装を展開

そんなジャンヌレの姿勢にリスペクトを捧げた「ファントムハンズ」は、当時のチャンディーガルで家具製作を手がけていた職人を、アドバイザーとして招聘。オリジナルの設計図が残っているモデルだけを選び、完璧に再現することを目ざしたという。高騰するヴィンテージの価格や、粗悪なレプリカが出現しはじめている昨今の状況を鑑みると、このファクトリーこそが、ジャンヌレの思想を次世代に繫ぐ、正統な継承者なのかもしれない。

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PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
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