積極的な換気が求められる今年の冬。例年よりも室内の寒さが堪えると感じている人も少なくないはずです。体が冷えることで、日中のパフォーマンスや夜の睡眠の質を低下させる原因にも。
体が冷えやすいこの冬には、室内で手軽に防寒できるアイテムが必須です。
寝具メーカー「西川」の眠りのプロフェッショナル、スリープマスター(西川・日本睡眠科学研究所認定の資格所得者)が教える、この冬の「冷え対策」のポイントとおすすめの防寒アイテムをご紹介します。
スリープマスターが教える!「冷え対策」のポイント
通常、活動量が多い日中は体温が上昇し、体温が上がっている状態でベストなパフォーマンスが発揮しやすいことがわかっています。
一方、体温が下がっている状態だと、 活動量も少なくなり、睡眠の質の低下にもつながります。
日中に体が冷えた状態のままでいると、本来であれば、夜になると深部体温が下がることで眠くなるという自然な体温調節リズムが崩れ、夜になっても体温低下を防ごうとして放熱が進まない状態に。
睡眠の質の低下を防ぐためには、日中に体が冷えてしまった場合、 しっかりとあたためてから眠ることが大切です。
【日中の冷え対策】携帯できる軽くて使いやすい防寒アイテムを
オフィス内でもひざ掛けなどの防寒アイテムを常時携帯し、冷えを感じたらしっかりあたためるようにしましょう。
効率的に全身をあたためるコツは、 大きな血管が通っている首や、体温が逃げやすい手首・足首を保温すること。
防寒アイテムとしては、保温性はもちろんこと、携帯性や軽さなど使いやすさも考慮して選ぶと、ストレスなく冷え対策することができます。
【夜の冷え対策】入浴後~就寝までのゴールデンタイムが重要!
日中の冷えた状態をリセットするためにも、できるだけお風呂に入って体をしっかりあたためるのがおすすめ。
38~40°Cのぬるめお湯で、15~20分程度じっくりと全身浴を。お湯が熱すぎると体が緊張し、眠りを遠ざけてしまうので注意が必要です。
どうしてもシャワーで済ませなくてはいけない日は、首後ろ・手首・足首を重点的にあたためるようにしましょう。
「あたためゴールデンタイム」と言われる、入浴後から就寝までの時間に、あたたかくしてリラックスすることが大切です。
お風呂あがりの体が冷えないように、レッグウォーマーやひざ掛けなどを使うと効果的。
軽量でマルチに使えるダウンひざ掛けや、首から肩、足元など冷えやすい部位をしっかりあたためる肩あてやレッグウォーマーなど、室内で使える防寒アイテムが今年の冬は必需品です。最近、寝つきが悪いな…と感じている方は、体の「冷え」が原因かもしれません。室内での「冷え対策」について、改めて見直してみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子