【目次】

ホテルレストランの「ドレスコート」


「ブラウス+ボトムス」「ワンピース」が無難

まずは各レストランのドレスコード(服装規定)を、公式サイトなどで確認しましょう。多くのホテルレストランが掲げる、「スマートカジュアル」というドレスコート。とはいえ「スマートカジュアル」にはっきりした定義はなく、何を着ればいいのか、思案してしまいます。

そもそもドレスコードとは、いわば「雰囲気づくり」のため、規定されるもの。たとえばちょっと贅沢してホテルで食事を…と考えたとき、レストランに期待するのは「高級感」や「優雅さ」。なのにいざ訪れたら、短パンやジーンズの目立つカジュアルな雰囲気…となると、ちょっとがっかりしてしまいますよね。だからこそ、お店によっては、ドレスコートを設定しているのです。

「スマートカジュアル」とは、フォーマルでなく普段着で良いのですが、だらしなくない、きれいめの服装を心掛けてほしいというもの。具体的に言うと下記のようなアイテムは避け、「ブラウス+ボトムス」(下の画像参照)「ワンピース」といった、上品な装いであれば問題ありません。(「ドレスコード無し」の場合も、同様の装いが無難です)

<NGおよび避けたほうが無難なアイテム>
・短パン、デニム
・サンダル、スニーカー、厚底、ロングブーツ
・リュックなど大きめのバッグ
・キャップ
※その他、各ホテル・レストランの公式サイトにNG項目が記載されていることもあるので、事前にチェックしディナーに臨みましょう

ブラウス (ミカコ ナカムラ南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ネックレス(wb)、バッグ(三喜商事〈コチネレ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ブラウス (ミカコ ナカムラ南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ネックレス(wb)、バッグ(三喜商事〈コチネレ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ネイビーのブラウスでまじめを装い、シルバー糸を織り込んだ花柄のブルーのスカートで、ほんの少し甘さを加えた、会食スタイル。

グランメゾンは「ワンピース」で

ただし高級ホテルのメインダイニング(高級フレンチであることが多い)などグランメゾンは、一段上の「カジュアルエレガンス」「スマートエレガンス」を掲げている場合があるので、サイトなどできちんと確認しましょう。これらもフォーマルまではいかない平服を名目としているのですが、レストランの格に合わせ、エレガントな服装を心掛けてください(結婚式の二次会をイメージ)。基本的には「ワンピース」が無難。たとえば下の画像のように、露出が少なく、かつ華やかな一枚を選びましょう。

旬の小物を効かせて、レースのワンピースに鮮度をもたらす

ワンピース(ブラミンク)、チョーカー(hum 伊勢丹新宿本店)、バッグ(和光)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious10月号』小学館、2017年
ワンピース(ブラミンク)、チョーカー(hum 伊勢丹新宿本店)、バッグ(和光)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

ビジネス関連の祝いの場にもふさわしい、黒のレースのワンピース。歩く姿も優雅に映えるミモレ丈。なめらかな着心地を約束するシルクの裏地や、リップなどが収納できるポケット付きで実用性も十分です。ゴールドの繊細なチョーカーやクリア素材とのコンビパンプスで、黒レースにモダンな香りを添えて。

これでOK!ホテルに適したきれいめコーデ集


きれいめ「ブラウス」と「ワンピース」が活躍

ホテルでの服装におすすめなのが、「ブラウス+ボトムス」あるいは「ワンピース」のスタイル。フェミニンな「ワンピース」はもちろん、画像のようなとろみ素材(シルク・サテン・シフォンなど)の「ブラウス」も、きれいめの装いに活躍してくれます。落ち感や艶がコーデを女性らしく見せ、スカートはもちろん、パンツスタイルもエレガントに決まります。

ワンピースに匹敵する華やかなブラウスは大人のマストアイテム

ブラウス(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、ウールのスカート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ブラウス(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、ウールのスカート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

大人のブラウス選びのポイントは一枚でも華やかであること。ただし、スカートや小物まで甘めにすると過剰で野暮ったくなるので、あくまでも辛口に徹するべし。きりっとしたスリット入りのタイトスカート、パンチの効いた小物やジュエリーが洗練されたスタイルに。

ブラウス×スカート

シースルーブラウスならオールブラックの着こなしも品よく軽やかな印象に

ブラウス・スカート・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年
ブラウス・スカート・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年

上半身はコンパクトに、というのが小柄な体をバランスよく見せる鉄則。ブラウスはインにして着こなし、適度にブラウジングすることで、シルエットに少しゆとりをもたせると、よりエレガントな雰囲気に仕上がります。ハリのあるプリーツスカートが構築的なラインを描くので、ロング丈でもすっきりとした佇まいが完成。

スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ブラウス(オットデザイン〈ルーム エイト ブラック〉)、バッグ(ブルガリ ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ネックレス(インドゥエリス) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、ブラウス(オットデザイン〈ルーム エイト ブラック〉)、バッグ(ブルガリ ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ネックレス(インドゥエリス) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

サイドに深いスリットが入った、可憐な花柄ブラウスを主役に。大人にふさわしい適度な肌見せが、ひそやかなおしゃれ心を満足させてくれます。合わせたボトムは、上品な白のひざ下丈スカート。コントラストの効いた配色で潔く。

ブラウス(Vince 表参道店〈ヴィンス〉)、スカート(レキップ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ペンダント(ラリック ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ブラウス(Vince 表参道店〈ヴィンス〉)、スカート(レキップ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、ペンダント(ラリック ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

秋も活躍しそうな、深い『オレガノ』グリーンのブラウス。シャイニーなシルクサテンなので、コットンライクな同系色スカートで素材のメリハリをつければ、こなれ感のあるワントーン・グラデーションに。シャープなデザインの黒小物を散らして、知的なムードをプラス。

ブラウス(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、スカート(ブラミンク〈ブラミンク〉)、バングル(マイケル・コース ジャパン〈マイケル・コース〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年
ブラウス(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、スカート(ブラミンク〈ブラミンク〉)、バングル(マイケル・コース ジャパン〈マイケル・コース〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

ミラノを颯爽と歩く小粋なマダムをイメージして、こなれ感たっぷりの色合わせに挑戦。バーガンディのブラウスとネイビースカートでつくる深みのある配色に、ゴールドのバングルでリッチ感を添えるのがお約束。エアリーなウールシルクのブラウスは、残暑厳しい晩夏の日でも楽しめる一枚。二の腕をさりげなく隠す、ラッフル使いが秀逸。

ベージュのこなれ感を味方に凛とした美しい白を気負いなくまとう

ブルゾン・バッグ(キートン)、アリクアムのブラウス・ハイアリンのスカート(ストラスブルゴ)、ネックレス(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2017年
ブルゾン・バッグ(キートン)、アリクアムのブラウス・ハイアリンのスカート(ストラスブルゴ)、ネックレス(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2017年

白いタイトスカートは定番アイテムだからこそ、アウターにはパンチング加工を施した軽やかなベージュのレザーブルゾンを。小物で添えたシャンパンゴールドが浮かないよう、艶のあるインナーで上手につないで。

ブラウス×スカート:「ボウタイ」でエレガンスを格上げ

スカート(ラ・フォンタナ・マジョーレ 丸の内店〈ル ヴェルソーノアール〉)、シルクブラウス(TOMORROWLAND〈BALLSEY〉)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2017年
スカート(ラ・フォンタナ・マジョーレ 丸の内店〈ル ヴェルソーノアール〉)、シルクブラウス(TOMORROWLAND〈BALLSEY〉)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈ドナテラ・ペリーニ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2017年

上半身の印象が決め手の日は、サックスブルーのブラウスに、パールネックレスを添えて、たおやかな女らしさを。スカートにインしてコンパクトにまとめるのがベスト。

深みあるカーキをまとえばコンサバに終わらず、かっこよくて品がある装いに

ブラウス・スカート(マディソンブルー)、カーディガン(スローン)バングル(ホアキン・べラオ)、バッグ・チャーム(デルヴォー・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ブラウス・スカート(マディソンブルー)、カーディガン(スローン)バングル(ホアキン・べラオ)、バッグ・チャーム(デルヴォー・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年

深みあるカーキをまとえばコンサバに終わらず、かっこよくて品がある装いに。カーキのノースリーブブラウスなら、コクのある色味や、細めに設定されたボウタイでスマートな印象が楽しめます。コットンやシルクが混紡された肌触りのいい一枚は、シーズンレスで活躍。これに、キャリア服の定番ともいえる、黒のタイトスカートと合わせてキレ味よく。発光するほどに鮮やかなライムグリーンのバッグを仕上げに添えて、清々しい春の装いへ。

スカート(フェンディ ジャパン)、コート(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ)、バッグ(フェンディ ジャパン)、靴(ジャンヴィトロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
スカート(フェンディ ジャパン)、コート(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ)、バッグ(フェンディ ジャパン)、靴(ジャンヴィトロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ハリのあるシャンタン生地を使ったボウブラウスに、ブリックカラーのトレンチコートと、シルクオーガンジーのプリントスカートを合わせたコーディネート。色味が異なるベージュトーンでそろえた品のよい装いに、ふんわりボウのブラウスを合わせたら、お祝いのシーンにふさわしい華やぎ感も加わって。

ドライな色使いや辛口な小物選びであくまでかっこよく!

ブラウス(ブラミンク〈ブラミンク〉)、スカート(レキップ)、ベルト(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ネックレス・時計(ショーメ)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年
ブラウス(ブラミンク〈ブラミンク〉)、スカート(レキップ)、ベルト(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ネックレス・時計(ショーメ)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ジージーアール ジャパン〈ジャンヴィト ロッシ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

ブラウスとフレアスカートでつくる好感度の高いスタイル。グレーとダークグリーンのシックな色合わせや、ハンサムな小物使いで、辛口に仕上げると、センスよく見える。

ブラウス×スカート:「レース」が女性らしさを演出

色香漂うブラックレースはモノトーンでまとめて品よく

ブラウス(シャッツィ・チェン)、スカート(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、眼鏡(ミクリ ジャポン〈アランミクリ〉)、ネックレス(ジョージ ジェンセンジャパン)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年
ブラウス(シャッツィ・チェン)、スカート(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、眼鏡(ミクリ ジャポン〈アランミクリ〉)、ネックレス(ジョージ ジェンセンジャパン)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2017年

繊細なレース使いにうっとりせずにはいられない、着映え効果の高い「印象派ブラウス」。上質なシルクの一枚は、モノトーン柄のプリーツスカートと合わせることで、きちんと感が求められるシーンにも映える。センシュアルなブラウスだからこそ、手持ちのデニムに合わせて、カジュアルダウンさせてもおしゃれ。

漆黒のベルベットやボルドーのバッグで黒レースにリッチな奥行きと色香をトッピング

スカート・トップス・ネックレス・バッグ『シシリー ソフト』※一部店舗にて取り扱い・靴(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
スカート・トップス・ネックレス・バッグ『シシリー ソフト』※一部店舗にて取り扱い・靴(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

昼とは違うドラマティックな黒の着こなしを、ベルベットトップスとレーススカートのセットアップ風コーディネートで実現。足元も黒で統一してすっきり感を意識する一方、ボルドーのバッグでセンシュアルなコクをプラス。「ボルドーはメイクでも注目の色。アイカラーやリップとリンクさせるとより印象的!」(スタイリスト・押田比呂美さん)

コート(ミカコナカムラ 南青山サロン〈M・fil〉)、ブラウス(ストラスブルゴ)、スカート(ebure)、ピアス(ロンハーマン〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート(ミカコナカムラ 南青山サロン〈M・fil〉)、ブラウス(ストラスブルゴ)、スカート(ebure)、ピアス(ロンハーマン〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ピエールアルディ 東京)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

肌映えする艶ベージュのトレンチのインに、幅広ボウのリボン結びブラウスを合わせて、「美人!」な第一印象に。レースのスカートで歩く姿まで優美に。淡色の華奢なパンプスを合わせるのが、トレンチスタイルをたおやかに仕上げる決め手です。

ふんわり甘いスカートには、丸みのあるノーカラーコートが好相性

コート(レキップ)ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(ウィムガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、ストール(CHIE IMAI)、バッグ(三喜商事〈マレーラ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
コート(レキップ)ブラウス(サン・フレール〈レ・コパン〉)、スカート(ウィムガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、ストール(CHIE IMAI)、バッグ(三喜商事〈マレーラ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

上品なライトベージュが魅力のノーカラーコートは、わずかにコクーンシルエットを描くウール×ナイロン混紡の一枚仕立て。ベージュのレース素材が温かみのある華やかさを醸し出すスカートの女性らしさを、程よく引き立てます。ファーストールでリッチなアクセントも添えて。

ブラウス×パンツ

スティックパンツで甘いブラウスが一気に洗練されて

ブラウス・パンツ(ストラスブルゴ〈ストラスブルゴ〉)、コート(和光〈和光〉)、ネックレス(インドゥエリス)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
ブラウス・パンツ(ストラスブルゴ〈ストラスブルゴ〉)、コート(和光〈和光〉)、ネックレス(インドゥエリス)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

センタープレス入りのスティックパンツと甘いブラウスで、洗練された印象に。シルクシフォンブラウスのふんわり感をより魅力的に引き立てつつ、大人のエッセンスを加えるために、ボトムは細身の9分丈パンツが絶対条件。華奢な足首を見せることで、抜け感が生まれます。

パンツ・ブラウス(ebure)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、ピアス・リング(TASAKI〈 M/G TASAKI〉)、ファーストール(ADORE)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
パンツ・ブラウス(ebure)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、ピアス・リング(TASAKI〈 M/G TASAKI〉)、ファーストール(ADORE)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

シルクのボウタイシャツは、さらりとひと結びして、クリーンな着こなしを。知的なグレーのワントーンでまとめたら、パールジュエリーとパンプスで、煌きを添えて。

コート(コロネット〈ザ ロウ〉)、ブラウス・パンツ・ストール(サン・フレール〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、パンプス(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2018年
コート(コロネット〈ザ ロウ〉)、ブラウス・パンツ・ストール(サン・フレール〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、パンプス(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2018年

トレンドのファームートンは、ややテントラインでクラシックな形を選び、パールやシルクブラウスに合わせてエレガントに。そこに細身のパンツとバイカラーのチャンキーヒールで黒のコーディネートに軽やかさを足して。

光沢を放つネイビーがマニッシュコートに品格をもたらす

コート・ブラウス・パンツ・ベルト(コロネット〈ニナ リッチ〉)、バッグ・靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2018年
コート・ブラウス・パンツ・ベルト(コロネット〈ニナ リッチ〉)、バッグ・靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2018年

なめらかな質感のブラウスと、シルクの繊細な艶が美しいパンツを、溶け込ませるようにレイヤード。深いネイビーの清潔感に加え、ブラウスにあしらわれたスカーフ調のディテールも相まって、かしこまった席にも自信をもって臨める凛々しさが生まれて。ブラウス×パンツと、インが正統なぶん、オーバーサイズコートやショートブーツなどで、ハンサムなアクセントを加えるのが、着こなしを無難に終わらせないコツ。

ワンピース

一枚で様になり、着心地もいい優秀ワンピース

ワンピース(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、ネックレス(TASAKI〈 M/G TASAKI〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ワンピース(ストラスブルゴ〈アントネッリ〉)、ネックレス(TASAKI〈 M/G TASAKI〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

程よくストレッチをきかせた、目面の美しいビスコース混生地を使用したワンピースは、さらりと肌離れがよく快適な着心地。デザイン性の高いブラックパールのロングネックレスを添えれば、かしこまりすぎずに品よく全体が引き締まる。

レディライクなボウタイにウエストマークでより女らしさを印象づける

ワンピース(バイ マレーネ ビルガー GINZA SIX〈バイマレーネ ビルガー〉)、ストール(CHIE IMAI)、ベルト(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ピアス(アングローバルショップ 表参道〈アイジーダブルティー〉)、時計(IWC)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)  BY:『Precious11月号』小学館、2017年
ワンピース(バイ マレーネ ビルガー GINZA SIX〈バイマレーネ ビルガー〉)、ストール(CHIE IMAI)、ベルト(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ピアス(アングローバルショップ 表参道〈アイジーダブルティー〉)、時計(IWC)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)  BY:『Precious11月号』小学館、2017年

主役のワンピースは旬のダークグリーンにボウタイ使いが今の気分。目立ちすぎずに、センスのよさをアピールしたい。ワントーン明るいキャメル色の小物で華やかに仕上げて。

大人の女の品格とフェミニンさを香らせるシルクのワンピース

ワンピース(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2020年
ワンピース(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2020年

存在感のあるボウのあしらい方で、着こなしの変化をつけられるネイビーワンピース。上質なシルクローン素材ならではのとろみ感が、すっきりとしたシルエットにやわらかなニュアンスと表情を与えます。共布ベルトが腰位置を高く見せるので、スタイルアップ効果も発揮。

落ち感の美しい、とろみ素材のワンピースを硬質な小物使いでモダンに

ワンピース(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、カーディガン(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ネックレス(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2019年
ワンピース(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、カーディガン(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、ネックレス(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious2月号』小学館、2019年

シャツワンピースに合わせた多連ネックレスやメタリックな靴が、リッチに見えるポイントです。

シックなトーンonトーンを、遊び心のある小物で印象的に

ジャケット(トヨダトレーディング プレスルーム〈チルコロ 1901〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンドコー〉)、ブローチ( TASAK〈I TASAKI〉)、バッグ(セラピアン 阪急うめだ本店)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
ジャケット(トヨダトレーディング プレスルーム〈チルコロ 1901〉)、ストール(ボーダレス〈ベグ アンドコー〉)、ブローチ( TASAK〈I TASAKI〉)、バッグ(セラピアン 阪急うめだ本店)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

優美なシルク素材のワンピースに同色のネイビージャケットを重ねれば、優雅な知的スタイルの完成。アクセントカラーが配されたバッグやドット柄ストール、パール付きフラットシューズで軽やかな遊び心を添えて。

流行のグリーンを効かせて品格モードな着こなしに

ジャケット/右とじ。ワンピース(三喜商事〈アルビーノ テオドロ〉)、時計(IWC SCHAFFHAUSEN)、ペンダント(ストローラーPR〈リューク〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
ジャケット/右とじ。ワンピース(三喜商事〈アルビーノ テオドロ〉)、時計(IWC SCHAFFHAUSEN)、ペンダント(ストローラーPR〈リューク〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

王道のボウタイワンピースは、クラシックなダブルジャケットと合わせてみずみずしいモード感を醸し出すことで、旬テイストに更新できます。

ジャケットのそで口をロールアップして大人の余裕を表現

時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、ジャケット・ワンピース(マディソンブルー)、ポケットチーフ(ドレイクス 銀座店)、ピアス( TASAK〈I TASAKI〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年
時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、ジャケット・ワンピース(マディソンブルー)、ポケットチーフ(ドレイクス 銀座店)、ピアス( TASAK〈I TASAKI〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2020年

パールボタンが大人かわいいカーキベージュのコットンジャケットに、フォレストグリーンのフィット&フレアワンピースの組み合わせ。アクセサリーに頼らなくても絵になる着こなしだから、そでをロールアップしてメンズライクな本格時計で、ラグジュアリー感を小粋に表現。洗練された見せ方で、大人の余裕を感じさせて。

カラーワンピースで定番・黒のトレンチにドラマティックな個性を

コート(ヴァルカナイズ・ロンドン〈グレンフェル〉)、ワンピース(ADORE)、ネックレス・バングル(ダミアーニ銀座タワー)、バッグ(バリー 銀座店〈バリー〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年
コート(ヴァルカナイズ・ロンドン〈グレンフェル〉)、ワンピース(ADORE)、ネックレス・バングル(ダミアーニ銀座タワー)、バッグ(バリー 銀座店〈バリー〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

英国ブランドらしく、正統派のディテールを備えた一着。ブラックは肌の白さが際立ち、クールな女らしさを表現する美人効果も発揮。のびやかに振る舞え、人とは違う個性を物語るカラードレスが、「夜トレンチ」をこなれて見せるポイント。さらにモノトーンのバッグやレースのパンプスで、遊び心を加えて。これが、ほの暗い照明のレストランやバーでも、印象が沈んで見えないテクニック。

「ビジネス」シーンはジャケットをプラスして


各レストランのドレスコードに従うのはもちろん、何を目的とした食事であるかも、考慮に入れるポイントです。たとえばビジネスディナーであれば、周囲の男性陣はスーツを着ているはず。であればこちらもそれに合わせて「ジャケット」を着用するなど、きちんとした服装が無難であり、甘すぎるワンピースは浮いてしまいます。大人なら、同伴者とバランスの取れた装いを意識したいものです。同時にホテルらしい華やぎも忘れずに。インに上品なワンピやとろみブラウスを合わせたり、ジャケットはノーカラーを選んだり…。どこかに女性らしい要素を入れると、エレガントに仕上がります。

ジャケット×ワンピース

女らしいワンピースと合わせてフェミニン濃度をアップ!

ジャケット(三喜商事〈ストラネス〉)、ノースリーブのワンピース(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、ピアス・バングル(フレッド)、バッグ(マルベリージャパン〈マルベリー〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/唐澤光也(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2018年
ジャケット(三喜商事〈ストラネス〉)、ノースリーブのワンピース(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、ピアス・バングル(フレッド)、バッグ(マルベリージャパン〈マルベリー〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/唐澤光也(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2018年

着ているものの印象ばかりを残さないよう、地味色を選ぶのがエグゼクティブの流儀。清潔感のあるネイビーのジャケットは、黒いブレードのトリミングをあしらった控えめな装飾も好感度大。足元のみ艷あるパンプスを投入して、品のよい華やかさを表現したい。

トレンド感のあるループベルトでジャケット&ワンピースを新鮮に彩って

ノースリーブワンピース(トヨダトレーディング プレスルーム〈アスペジ〉)、ベルト(エストネーション〈レフィエ〉)、ジャケット(ebure)、ピアス(エスケーパーズオンライン〈ソフィーブハイ〉)、バングル(ウノアエレジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年
ノースリーブワンピース(トヨダトレーディング プレスルーム〈アスペジ〉)、ベルト(エストネーション〈レフィエ〉)、ジャケット(ebure)、ピアス(エスケーパーズオンライン〈ソフィーブハイ〉)、バングル(ウノアエレジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious5月号』小学館、2020年

プリントワンピースにループベルトを合わせて、スタイルアップを実現したコーディネート。格が必要なシーンに最適なジャケット+ワンピースに、しなやかに揺れるループベルトをプラス。端正だけれど堅苦しく見えないバランスが格上のセンスを物語って。ダークシルバーのハンドバッグで、繊細配色の着こなしにクールなラグジュアリー感を加えて。

ジャケット×スカート

マット&シャイニーな質感のメリハリで、格も華もあるジャケットスタイルを演出

ジャケット(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス・スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ジャケット(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ブラウス・スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バッグ・靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2019年

黒のノーカラージャケットは、インに合わせるアイテムで表情を変えられるのが魅力。格も華やかさも必要な場では、幅広ボウの艶ブラックブラウス+セミマットな白のストレートスカートをコーディネート。ミックス素材のバッグとスエードのパンプスを投入して、端正なシルエットにモードな遊び心や洗練された色香をトッピング。ラグジュアリーな個性が香って、一目おかれる着こなしに。

スカート(サン・フレール〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アダム リップス〉)、ジャケット(wb)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、時計(ジャガー・ルクルト)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
スカート(サン・フレール〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、ブラウス(ストラスブルゴ〈アダム リップス〉)、ジャケット(wb)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、時計(ジャガー・ルクルト)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

優しい印象を与えるピンクのブラウスをひざ下丈のグレンチェックのロングスカートにINし、白ジャケットを着用した、クライアントとのアポイントがある日の品格漂う、コンサバティブな装い。

ジャケット×パンツ

好感度を高めて安心感を与えながら、おしゃれなディテールをちりばめて

パンツ(ebure)、ジャケット(ストラスブルゴ〈ストラスブルゴ〉)ブラウス(チェルキ〈ソフィエ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
パンツ(ebure)、ジャケット(ストラスブルゴ〈ストラスブルゴ〉)ブラウス(チェルキ〈ソフィエ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

きちんと感を出すことが最も重要なビジネスシーンでは、エレガントなツイードのジャケットがぴったり。トレンドのハイウエストパンツを合わせれば、まじめな要素の強いジャケットに、程よい今っぽさが加わって。ラメ糸が織り込まれたツイードジャケットと、インナーのサテンブラウスの光沢感が相まって華やかな相乗効果を生んでいます。

「記念日」はワンピースで華やかに


華やかかつ上品な1枚を選んで

ホテルのレストランといえば、ちょっと特別な日に訪れたい場所。記念日は「ワンピース」でドレスアップし、非日常に酔いしれましょう。とはいえ、頑張りすぎるのも考え物。イブニングドレスのような露出の多いドレスはやりすぎで、下の画像のような、とろみ素材のワンピが無難です。露出控えめの上品なもので、レースあしらいなど、どこかに華やぎを感じさせるデザインがベター。シンプルなデザインのものでも、小物使いでゴージャスさをプラスできます。(下、2枚目と3枚目のコーデ参照。似たようなデザインのシンプルワンピですが、小物使いで変化が)

ワンピース( ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、イヤリング・ペンダント・バングル・リング( TASAKI)、バッグ( J&M デヴィッドソン 青山店)、靴( セルジオ ロッシ)、カーディガン(クルチアーニ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
ワンピース( ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、イヤリング・ペンダント・バングル・リング( TASAKI)、バッグ( J&M デヴィッドソン 青山店)、靴( セルジオ ロッシ)、カーディガン(クルチアーニ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

艶やかなシルクサテン&ネイビーのコンビネーションに気品が漂うワンピースは、ふんわりとしたそでが可憐な印象を運ぶ一枚。長めのボウタイはリボン結びにしたり、片結びにすることで、さらに華やかな雰囲気を楽しめます。クラッチバッグとパンプスも、ネイビーのワンピースと色をつなげてシックな仕上がりに。

万能の黒ワンピースを一枚見つければ、ワードローブが充実

ワンピース・バッグ・靴(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ワンピース・バッグ・靴(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

ふんわりシルエットでボディラインを隠すより、つかず離れずのタイトなシルエットのほうがずっとすっきり見えます。ボートネックに二の腕が美しく見えるノースリーブ、視覚効果でウエストや腰をカバーするドレープ使いなど、着る人を美しく演出する工夫が随所に感じられる秀逸のデザイン。

シンプルなブラックワンピースに効かせたホワイトが辛口な魅力を発揮

ワンピース(yoshieinaba)、ネックレス(エスジェイ ジュエリー〈カプリシャス〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2020年
ワンピース(yoshieinaba)、ネックレス(エスジェイ ジュエリー〈カプリシャス〉)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2020年

メンズスーツを思わせる端正なウール生地で仕立てたワンピースは、軽くて、シワになりにくく、多忙な日々を送る女性にとって頼れる一枚。華やぎを与えるスカーフやバングルは、モノトーンならコンサバになりすぎず、遠目から見ても麗しい着こなしが実現します。

「差し色」で華やぎをプラス

ベージュ小物を差し色に彩度をプラスし軽やかに抜け感を演出

ワンピース(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、ネックレス・チャーム・チェーンネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(TASAKI〈TASAKI por RELIQUIAE〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年
ワンピース(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、ネックレス・チャーム・チェーンネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(TASAKI〈TASAKI por RELIQUIAE〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ピンクゴールドのネックレスで華やぎを、ベージュの靴とバッグで地味にならないよう、明るく軽快に。

バッグ『ミニ ピーカブー』・ワンピース・サングラス・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
バッグ『ミニ ピーカブー』・ワンピース・サングラス・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

女らしく端正なネイビーワンピースに白のミニバッグを投入し、華やかな迫力と清涼感をプラス。サングラスとパンプスでクール・モードな女優気分で着こなして。

ワンピース(wb)、バッグ(ジョルジオ アルマーニジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、スカーフ(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、靴(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、サングラス(ルックスオティカジャパン〈プラダ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
ワンピース(wb)、バッグ(ジョルジオ アルマーニジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)、スカーフ(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、靴(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、サングラス(ルックスオティカジャパン〈プラダ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

赤みブラウン『クローブ』のワンピースを、ピンクベージュのバッグ&靴でなじませグラデーションに。バッグと靴は微妙にトーンが違いますが、両者の色をつなげる柄スカーフを活用。

気分が高揚する赤を差し色にキレ味のよいモノトーン・ルックを完成

ワンピース・ケープ・バッグ・靴(ジバンシィ表参道店)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、グローブ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ガラ グローブ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)、田中 雅(取材) BY:『Precious12月号』小学館、2017年
ワンピース・ケープ・バッグ・靴(ジバンシィ表参道店)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、グローブ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ガラ グローブ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー)、田中 雅(取材) BY:『Precious12月号』小学館、2017年

老舗フレンチなど、フォーマルなシーンに選びたいブラックワンピース。ストレッチがきいているので、体に寄り添うラインながら、着心地も良好。リボンをサイドに垂らせば、裏地の白が軽やかなスパイスに。後ろで結んでコンパクトなシルエットを楽しむことも。サテン襟のケープも黒で小粋にまとめたら、赤のバッグを差し色にして、ドラマティックな装いを。

「ファー」や「バッグ」など、個性的な小物でゴージャス感を添える

ストール・ワンピース・バッグ『ミニ ピーカブー』・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
ストール・ワンピース・バッグ『ミニ ピーカブー』・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ひざ下丈の上品なネイビーワンピースでパーティー会場へ。グレージュ×ブルーのバイカラー使いが魅力のバッグをアクセサリー感覚で添えて、華やかさを演出。

素材感と色、光を重ねて豊潤に!洗練オーラの漂うグレージュの装い

撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

ドレープが美しいランバンのグレージュワンピースには、ジャンニ・キアリーニのバッグやフィリップ オーディベール&ヴィンテージのブレスレット、セルジオ ロッシのパンプスで鈍い輝きのシルバーをグラデーションで添えて。このグレージュの着こなし、実は少し日焼けした肌のほうが似合う。洋服の組み合わせはもちろん、そんな肌感とのマッチングも重要。

フォックスファーで単調な着こなしにドラマが生まれて

コート(ストラスブルゴ〈ラルディーニ〉)、ワンピース/銀座限定(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、サングラス(TAKA ROCK〈クレア〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(キートン銀座店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーククロス〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(ストラスブルゴ〈ラルディーニ〉)、ワンピース/銀座限定(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、サングラス(TAKA ROCK〈クレア〉)、ストール(トラデュイール)、グローブ(キートン銀座店)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーククロス〉)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

ジャケットコートの襟元に、ボリュームのあるファーストールを巻けば、アウターを脱いでも華やかさはキープ。

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