秋のクローゼットにそろえたいのが、ひざ下丈スカート。クラシカルなひざ下丈スカートは、より端正な女らしさが漂い、体型カバーにも効く、まさに大人の女性を輝かせるアイテム。ただし、ひざが隠れることでバランスの調整が難しく、老けて見えがち。そんな装いにならないよう、軽快さや抜け感をプラスして着こなしましょう。
たとえば、スポーティーなブルゾンや辛口ジャケットなど、エレガントなスカートと相反するテイストをミックスすると、着こなしがキリッと引き締まります。本記事では、ひざ下丈スカートを使った「洗練の8スタイル」をお届けします。
クラシカルな女力を引き出す、「ひざ下丈スカート」の洗練スタイル8選
■1:グラマラスな黒タイトスカート
落ち感を生み出す、薄くしなやかなバージンウールの黒スカート。左サイドへ流れるドレープが、細身ラインに華やかさを添えます。スポーツテイストのスポーティーブルゾンを合わせることで、新しいエレガンスを表現できます。
■2:異素材MIXのネイビータイトスカート
前身ごろは艶のあるヘアカーフ、後ろ身ごろはマットなウール素材と、着映えにつながる異素材MIXのスカート。白ブラウスを合わせたスタイルは、まさにシンプルエレガンス。ローゲージのカーディガンをラフに肩がけし、大人の余裕を印象づけましょう。
■3:分量感のあるマスタードのフレアスカート
秋にふさわしい、マスタードカラーのフレアスカート。優雅なフレアラインの魅力を最大限に生かすなら、コンパクトなリブニットをボトムインし、メリハリを効かせましょう。スクエアフォルムのバッグやピンヒールの靴など、小物は辛口デザインを選ぶのがポイントです。
■4:Aラインシルエットのミモレ丈フレアスカート
すそに向かってゆるやかに広がる、Aラインシルエットのミモレ丈フレアスカート。程よく地厚なジャージー素材により、着心地も快適に。思いきりマニッシュなヘリンボーン柄ジャケットを合わせることで、シックなグレーの着こなしも劇的に鮮度アップします。
■5:ピンクベージュの千鳥格子タイトスカート
品のいいオフホワイトをベースに、ピンクベージュでチェックに織り上げたツイード素材のタイトスカート。淡い色調とウールカシミアの温かみのある素材感が、女らしく優しい雰囲気を醸し出します。しなやかなシルクシャツを合わせれば、往年の女優を彷彿とさせる端正な着こなしが完成。濃いグレーのバッグで、淡色の着こなしをさりげなく引き締めます。
■6:光沢感のある素材のブラックタイトスカート
ハリのあるポリエステル混素材のタイトスカート。両サイドに施された同色のサテンシームにより、縦ラインが強調されます。シンプルかつエアリーな風合いのブラウスを合わせることで、黒のタイトスカートも辛口になりすぎません。
■7:一枚仕立てのネイビーフレアスカート
たっぷりと入ったフレアが上品なネイビーのスカート。ウエストバンドの切り替えデザインが、着こなしにアクセントをプラス。パールのロングネックレスで、黒×ネイビーの着こなしにメリハリを効かせます。
■8:グラフィカルプリントが印象的なフレアスカート
シルク独特のやわらかな質感を生かしたギャザーが、繊細なニュアンスを与えるプリントスカート。ヒップにかかる長さの薄手カーディガンをはおり、エレガンスさをプラス。淡色グラデーションが、大人の美しさを引き立てます。
秋のコーディネートに取り入れたい、女性を輝かせるひざ下丈スカートをお届けしました。ひざが隠れるぶん、老けて見えがちになるため、全身のバランスを意識し、センスアップを狙いましょう!
- PHOTO :
- 熊澤 透(人物)、佐藤 彩(静物)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- 立野リカ
- EDIT :
- 小林 綾、下村葉月、大庭典子、矢野絵梨佳・廣田沙羅(HATSU)、喜多容子(本誌)
- RECONSTRUCT :
- 藤岡あかね