世界で最もパワフルな女性として、欧州経済をリードするChristine Lagarde(クリスティーヌ・ラガルド)さん。弁護士であり、これまでにフランスの財務大臣や国際通貨基金(IMF)専務理事を歴任するなど華々しいキャリアを持ち、現在は女性初の欧州銀行総裁として活躍しています。
10代の頃はフランスのナショナルチームでアーティスティックスイミングの選手として活躍。ヘルシーライフを心がけ、その頃から3サイズが変わらないといわれています。そんなしなやかななボディーラインを包む洗練されたファッションは、キャリア女性にありがちな真面目一辺倒ではなく、フランスのおしゃれマダムらしい枠にとらわれないオリジナルティーあふれるセンスが散りばめられています。
今回注目するのは、彼女が得意とする「パール」の着こなし。ベーシックなホワイトパールから、ブラック、ダイヤモンドとのコンビなどなど、シーンやスタイルに合わせて使い分けていました。知的で華やな「パール」の着こなしをチェックしていきましょう。
お仕事スタイルに取り入れたい!クリスティーヌ・ラガルド流「知的パール」の着こなし3選
■1: 顔まわりにモダンな華やぎを灯す、デザイン性のある「ホワイトパール」
マニッシュなパンツスーツにアニマルプリントのノースリーブブラウス。そんなコーディネートに投入したのは、二連デザインのホワイトパールのネックレス。クラシカルで真面目な印象の一連パールネックレスよりも、モダンで遊び心溢れるデザインは、ハンサムなスーツスタイルに、ふんわりと優しく女性らしい華やかさを与えてくれます。合わせたピアスは二粒ピアス。顔周りにパッと明るさを添えてくれる効果があります。
全身のコーディネートはこちら。ジャケットを脱いでラフな表情をカメラに向けました。程よく筋肉のついた二の腕でヘルシーなノースリーブ姿も披露。素足に履いたパンプスも健康的で、ラガルドさんらしいコーディネートに。世界中の女性が憧れるのも納得できます。
■2:大人の落ち着きを感じさせる「ブラックパール」
華やかなパーティーにシャイニーな白のニットワンピースで登壇したラガルドさん。合わせたジュエリーはブラックパールの一連ネックレスと同色のピアスでした。ホワイトパールを合わせるのも素敵ですが、あえてブラックパールを選んだのが玄人ですね。シックな装いを好む彼女らしいジュエリーセレクトで、大人の落ち着いたイメージを演出しました。
落ち感とドレープが美しいドレスは、シャイニーな素材感が華やか。ブラックパールのネックレスとイヤリングで、地位ある女性らしい落ち着きをまとっています。どんなときでも知的な表情を失わないラガルドさんの着こなしは、まさにキャリア女性の理想。ドレスアップシーンの参考になりそうですね。
■3:クリアーで上品な輝きをプラスする「ホワイトパール×ダイヤモンド」
光沢感のシルクとベルベットのワンピース×ロングジャケットでフェミニンなエレガントスタイルを披露したラガルドさん。オールブラックスタイルに合わせたジュエリーは、シンプルな大粒パールの一連ネックレスと、パールの周りをダイヤモンドで縁取ったイヤリング。洋服の飾りボタンと共鳴し、上品にな輝きを灯しました。
素材の光沢感が首元や袖や裾を縁取り、華やかなムードに。足元には透け感のあるストッキングを選んで濃淡をつけることで、オールブラックのスタイルでも表情豊かに見せています。美脚へと導くスカート丈選びも抜かりありません!
今回は、定番の「パール」を独自のセンスでスタイリッシュにきこなすラガルドさんの着こなしに注目しました。シーンに合わせてコーディネートのベストバランスを考え抜いている、パール使いの名手。華美になりすぎていないのに知的で素敵に見せる、そのスタイリングテクニックは、キャリア女性の日常スタイルを素敵にアップデートするヒントになりそうですね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部有希
- EDIT :
- 石原あや乃